だんだん(第16週)♪いのちの歌♪[訂正あり]

マナカナ,映画・テレビ・ラジオ

歌手としての絶頂期のさなかに、突然辞めてしまうことは、「だんだん」の制作発表時にわかっていたことですが、ついにその時が来てしまいました。これからどうなるのでしょうか?

「いのちの歌」を歌っている最中に、のぞみが泣いて歌えなくなってしまうシーンがありますが、演じている三倉佳奈が本当に感極まって泣き出してしまったようです。

めぐみは、薮田との約束を2回破った事になります。

  1. 琥珀苑に歌いに行かなかった事
  2. 上を向いて歩き続けなかった事(Sweet Junoを辞めてしまった事)

めぐみにとって、上を向いて歩くのは、Sweet Junoでは無く、介護福祉士への道なのかも知れません。薮田の希望は、あくまでも歌う事だと思うのですが…。でも、本人が楽しくない事を続けるのは、苦痛でしかありませんからね…。めぐみは逃げているのでしょうか?

めぐみが甘ちゃんだったのかなぁ?
でも、最初の約束では、歌手活動をしていても、大学に通わせてくれると言う事でした。めぐみが大学に通えていたら、解散なんて、言い出さなかったんじゃないのかな?
のぞみが被害者っぽくなっているけど、めぐみを引っ張ったのは、のぞみな訳で…。そののぞみを引っ張ったのは、石橋。結局、石橋が責任を取る…
と。

基本的に敬称略です。

【あらすじ】

めぐみは、薮田の死をきっかけに、だんだん精神的に追いつめられていきます。Sweet Junoの活動は続けていますが、コンサートツアーの初日、めぐみがいきなりの解散宣言をします。めぐみが解散宣言しても、すぐに活動を止められる訳でもなく、厳しい条件を出されてしまいました。

【シーンと感想】

結局、薮田房子(西岡慶子)が、娘時代の着物の生地で作っていたのは、袋でした。中に田島めぐみ(三倉茉奈)への手紙が入っていました。手紙の内容は、次の通りです。

めぐみへ。あんたらの歌、うちは大好きや。

いつか、暇になったらでええさかい、琥珀苑で歌(うと)うてな。

くれぐれも体に気をつけて、上を向いて歩きや。うちは、いつも見守ってるさかいな。

薮田のおばあちゃんより。

Sweet Junoは、東京・大阪を往復する毎日です。とても忙しそう…。

薮田の死に打ちひしがれているめぐみに、一条のぞみ(夢花:三倉佳奈)が大丈夫かと問います。めぐみは、大丈夫じゃないけど、仕事はキャンセルできないと感情的に答えます。質問してしまった事に対してのぞみが謝り、感情的に応えてしまった事に対してめぐみが謝ります。めぐみはかなり、限界なんじゃないでしょうか?

山田康太(久保山知洋)は、めぐみに電話してきます。薮田は、精一杯生きたのだから、薮田さんに向かって、歌わないといけないと。めぐみは、少し元気を取り戻します。そして、シジミジルが懐かしいと、(Sweet Junoの二人で)歌っていても楽しくないと、吐露します。それを聞いてしまったのぞみはショックを受けます。

石橋がめぐみに言った、「薮田さんの事は忘れなくても良い。」と言う言葉が良いですね。忘れてしまったら、もうその人は存在しなくなってしまいます。その人を覚えている限り、自分の心の中でその人は生き続けるのですから。

Sweet Junoの1stアルバムは、発売後1週間で、1位になりました。(91)

Sweet Junoは、売れに売れています。毎日、スケジュールがぎっしりみたいです。ほとんど、休めないみたいです。のぞみは、舞妓としての経験があるので、その忙しさやプレッシャーに耐えていますが、めぐみはほとんど限界です。

ラジオの番組に寄せられた「上を向いて歩こう」のリクエスト葉書に、薮田との思い出と重なって、めぐみは放送中に思わず泣いてしまいます。石橋友也(山口翔悟)も言っていたけど、あれは石橋が悪いです。事前に葉書をチェックするのは、当たり前だと思います。と言うか、放送前に、出演者が一度目を通すと思うのですが、違うのでしょうか?

めぐみは、大学に行けず、好きな歌い方も出来ず、薮田との約束を守れなかった事に後悔し、相当参っています。

のぞみは、忙しくても、好きな歌で生活出来るので、充実していると思っています。

そんな気持ちの違いが、二人に溝を生み出してしまったようです。衣川静子(森公美子)のレッスンも、うまく受けられませんでした。

落ち込んでいる、二人と石橋の前に、康太と坂下俊(東島悠起)がすき焼きの材料を持ってやってきました。やっと、めぐみに笑顔が戻ります。康太と俊は、マンションの前でずっと待っていたのでしょうか? めぐみものぞみも、自分の誕生日すら忘れていたくらい、忙しいようです。

ところで、石橋は、トイレ以外は二人の事を見ていると言っていました。まさか、お風呂までも見ている?!(92)

めぐみとのぞみの21歳の誕生日を、石橋、康太、俊で祝います。すき焼きで…。すき焼きをしながら、この一年を振り返ります。そして、これからの事を石橋が話します。秋にはコンサートツアー、そして、来年は武道館。それに、ドームツアーや海外公演も狙えるって。ビッグスターですね。

そんな提案を聞いて、めぐみは不安になります。不安のあまり、お酒を飲みたくなったようです。でも、喉のために禁止です。お酒を飲んで、充血した状態で歌うと、喉をやられるみたいです。でも、喉のために飲まないのではなく、不安のためにお酒に逃げると言うのは止めた方が良いと思います。

田島家から、思いがけず、電話がかかってきます。誕生日、おめでとうって。めぐみのひらめきで、電話の前で演奏する事になりました。Fullシジミジルで。「シジミジルのテーマ」と、「M」を歌いました。ギターをしばらく弾いてなかったはずのめぐみは、良くギターを弾けましたね。それに、夜なのに、あんなにジャカジャカ音を出して良かったのでしょうか? 近所迷惑じゃないのかな?

シジミジルで歌った事もあり、今のめぐみの気持ちを、石橋に吐露します。このままでは、ダメになる、何かが壊れそうと…。それに、Sweet Junoで歌う歌と、めぐみが考えている歌とが、根本的に違うと…。そんな風に悩んでいるめぐみに、康太が付き人になりたい宣言をしました。クシナダヒメをヤマタノオロチから救うスサノオノミコト? でも、めぐみは、自分の問題だから自分で解決しなければならないと、ちゃんとわかっています。めぐみ、成長したじゃん? 他の人に手伝ってもらえたとしても、最後に答えをだすのは自分です。

めぐみの苦しみを知った石橋は、Sweet Junoの路線変更を提案します。自分たちで作った曲を、Sweet Junoとして歌うと。5人で、作詞・作曲に取り掛かっています。三倉茉奈と三倉佳奈は、曲作りはクリエイティブって感じを、演じていたと思います。(93)

「いのちの歌」は、衣川にも竹中敬三部長(円広志)にも好評なのですが、Sweet Junoとして売り出す事は、サリーミュージックの方針としてNGだそうです(部長判断)。一度、オリジナル曲を出してしまったら、カバー曲で印象付けられているSweet JunoをNGにしてしまうと…。「いのちの歌」で売れても、次が続かないと言う判断です。音楽業界って、そんな感じなんですかね?

めぐみとのぞみは、大金持ちになったみたいです。印税が少なくても数百万は入っているようです。その一部(300万円位?)を、「いち條」の旦那さん(一条隆康:夏八木勲)に渡しました。「いち條」が危ないのは、日本人が着物を着なくなってきている事が原因だとか…。そうすると、もう無理かも。違う方法を考えなければならないのではないでしょうか?

竹中部長から、「いのちの歌」NGを喰らっても、練習はまだ続けていました。なかなかの出来の様です。練習の後、石橋はめぐみにだけ、本当の事を伝えました。一番ショックを受けそうですからね…。

石橋の両親は、亡くなっているのですね。父親は大学生の時、母親は中1の時に。そんな苦労を乗り越えて、今があるのですが、まだ全体像が伝わってきませんね。なぜ大事な日の前がすき焼きになっているとか…。両親と関係あるのか?

康太は、付き人として活躍しています。良かったですね。のぞみをマンションまで送り届けます。そこで聞いたのは、のぞみの悩みでした。のぞみは、めぐみを無理に音楽の世界に引きずり込んだのを、申し訳なく思っています。そして、シジミジルの歌はOKだけど、Sweet Junoの歌はNGだとめぐみが考えている事にもショックを受けています。このまま歌い続けると、めぐみがダメになってしまいそうだけど、歌を止めてしまったら、のぞみがダメになる事にも気が付いています…。それを避けるなら、のぞみがソロデビューすれば良いのにと思います。

「うちから離れんどいてな…。ずっとそばに居てな…。」(訂正 2009-2-1 21:21 「うちから離れんといてな…。ずっとそばに居てな…。」)と言うのぞみの言葉を聞いて、康太はニヤニヤ。あれ? 康太はのぞみにも気があるのかな? でも、のぞみの言葉の対象は、めぐみ宛でした。(94)

コンサートツアーが始まりました。大阪のコンサートの予約チケットは、完売との事です。花村久乃(藤村志保)も手に入れてました。久乃が買ったチケットを、花雪(一条真喜子:石田ひかり)に渡しました。久乃は、ちゃんと買い方を知っていたのでしょうか? 花雪の席は、田島家と席が近かったので、もしかして、田島家の誰か(田島健太郎(木咲直人)の可能性が高い?)が買って、久乃に送ったのかも。勝手な想像です。

コンサートは、「恋のフーガ」から始まります。一曲目を歌った直後のトークで、めぐみは、最後まで行けるかどうか、心配します。のぞみは、まだ始まったばかりなのに、何を言っているの? と突っ込みます。めぐみは、最後の事を考えていたのでしょうね? 逆に、最後の曲が来て欲しくなかったのかも知れません。

次は、「上を向いて歩こう」です。ラストは、「赤いスイートピー」です。二人にとって、大切な歌…。のぞみが、祇園の舞妓だったと言う事を告白して、どよめきが起こっていました。今まで、言ってなかったのかな? 「赤いスイートピー」を聴いていて、真喜子がちらっと、田島忠(吉田栄作)を見る目が、実はまだ恋心を持っているように思えました。

「赤いスイートピー」を歌った後、めぐみは爆弾発言をします。「Sweet Junoは今日限りで解散します」と…。めぐみは、誰にも相談せずに、一人で決めてしまったようです。そんなめぐみを、のぞみは非難します。ひどすぎると。そりゃそうでしょうね。のぞみは、もっとSweet Junoで歌いたいのに…。

二人がステージを降りた後、アンコールがかかります。予定では、次のレコーディング曲の「M」を歌う事になっていました。でも、めぐみは「いのちの歌」を歌いたいと言います。石橋は、もう後には引けないと覚悟を決めたのか、「いのちの歌」を歌う事を許可します。しかも、「シジミジル・バージョン」で。手際よく、スタンドマイク、タンバリンとギターの準備をさせます。でものぞみは、歌う事を拒みます。君と僕たちが作った歌を、歌って欲しいと、石橋はのぞみに頼みます。石橋の本心も、実は「いのちの歌」を歌って欲しかったようですね。

竹中部長と石橋が、アンコール曲を「M」に決めていましたが、めぐみの希望通り、最初から「いのちの歌」をアンコール曲に選んでいたら、結果は違っていたかも知れないと思います。(95)

アンコールに、「いのちの歌」を歌います。その歌に、石橋も涙します。自分たちで作った歌ですからね…。

コンサートの後、のぞみはショックを隠せません。めぐみが謝りますが、許してもらえません。それどころか、出会うべきじゃなかったかも…と。めぐみは大学生にもどれるけど、のぞみは歌しか無い訳ですから…。

めぐみとのぞみは、ワイルドダックで、石橋と真喜子に会います。そこで聞いたのは、衝撃的な事後処理方法でした。

  • 契約の残り3ヶ月は、所属歌手としてコンサート、ラジオをこなしてもらう。
  • CDの印税、報酬は、すべて放棄してもらう。

これからは解散コンサートになり、場所も5ヶ所ほど増えるそうです。すぐに辞められるものと思っていたような感じのめぐみは、びっくりしていました。解散コンサートの後、めぐみはフリーなので大学生、のぞみは祇園に戻ったら? と言う話になりました。でも、のぞみは祇園を捨てたので、もう戻りたくないと言います。結局、のぞみがソロデビュー出来るように、石橋が渡りをつけてくれる事になりました。これら一連の手続きが終わった後、石橋はサリーミュージックを退社するそうです。(96)

【前半】

第1週〜第8週は↓DVD-BOXでどうぞ。

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【後半】

第9週〜第17週は↓DVD-BOXでどうぞ。

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第18週〜最終週は↓DVD-BOXでどうぞ。

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Posted by お市のかた