だんだん(第5週)♪春の予感♪[追記あり]

マナカナ,映画・テレビ・ラジオ

「だんだん」放送から、一ヶ月が経ちました。かなり良いペースで、物語は進んで行きます。第5週のあらすじと感想をまとめてみます。基本的に敬称略です。

【あらすじ】

めぐみが大学に合格し、京都・祇園「花むら」に下宿させてもらえる事になりました。花むらの中で静かに暮らしていた真喜子とのぞみに、めぐみが加わる事で、新たな波紋が生まれます。

【感想】

めぐみ(三倉茉奈)の大学合格が決まりました。そして、のぞみ(三倉佳奈)と真喜子(石田ひかり)のいる置屋「花むら」に下宿させてもらえることも決まります。

合格発表は電話で聞いていました。「田島めぐみさんは…合格です。」と合成音声(?)で告げられるのですが、「合格」の前の間(ま)は何でしょう? 自動応答なんだから、間は、いらないでしょう?

合格をのぞみと真喜子に電話で連絡するのですが、なぜのぞみの携帯電話ではなく、「花むら」の固定電話なのでしょう? 固定電話の番号をどうやって知ったのでしょう? 忠(吉田栄作)が知っていたのかな? 固定電話が黒電話と言うのも行き過ぎのような…。(25)

京都へやってきためぐみ。久乃(藤村志保)に厳しく行動制限と所作のチェックをされます。

祇園の置屋の作りがどういう風になっているかがわかり、勉強になりました。接待の空間と生活の空間がしっかり区切られているのですね。

夜、石橋(山口翔悟)からめぐみにメールが入ります。それを見て、のぞみがめぐみに嫉妬したようです。この辺りから、恋のバチバチが始まるのでしょうか? (26)

めぐみの大学の入学式にと、晴れ着(きもの)を用意する隆康(夏八木勲)。一方で、田島家でもめぐみのためにスーツを新着します。どちらも、めぐみに相談無しに一方的に決めています。驚かそうと言う意図はわかるのですが、18歳にもなった女性にやることでは無いと思います。(27)

嘉子(鈴木砂羽)は、スーツを持って祇園にやってきます。真喜子は、玄関口で初めてスーツの存在を知ります。必死にきものを隠そうとしますが、結局、嘉子に見つかってしまいました。スーツか、きものか。どちらを着るかめぐみが決めたら良いと迫る久乃。機転を利かせた真喜子が、めぐみの髪をぐしゃぐしゃにして、スーツしか選択出来ないようにします。

真喜子がめぐみの髪をセットしている間、田島家の家族写真が目に入ります。切なそうな真喜子とそれに気が付いたのぞみ。台詞は無いのですが、表情だけで全てがわかります。演技力あると思います。カメラの切り替えも良かったので、監督の良さなんでしょうね。

大学の前で嘉子がめぐみの写真を撮るシーンがあるのですが、その時の素人っぽいピースサインを出すめぐみが良かったです。

一方夢花は、「都をどり」初日です。都をどりは、芸妓舞妓の日ごろの稽古の成果を見せる催しです。一ヶ月間開催されます。夢花は、鈴乃に差をつけられた感じで、凹みます。すかさずそれを見つけて励ます花鶴はすごいですね。

健太郎(木咲直人)は荒れています。今まで、黙っていられた事が、相当頭に来ているみたいです。思春期の難しい時期と重なり、大変な状態です。あんなにまっすぐだった子供が、こんなになってしまうなんて…。

でも、実際、どの時期に告白するか非常に難しい問題だと思います。戸籍謄本を取れば一発でわかってしまう事なので、一生隠し通せるはずがありません。かと言って、あまり小さな時に話しても、何の事だかわからないでしょうし…。告白するのは、小学校の高学年の頃が良かったんですかね? 忠は、ボクシングに全てをかけていたんですね。必死だった事を息子に伝えれば何とかなると考えていたのでしょう。でも、それ以上に健太郎の心の傷が大きかったと言う事なのでしょう。(28)

「花むら」で、石橋が夢花(のぞみ)を指名してきました。そして、のぞみに、何故のぞみが舞妓になって、めぐみが松江にいたかを尋ねます。「めぐみが泣いていたら、きみは松江で歌を歌っていた」とのぞみに告げます。のぞみが真喜子に引き取られた理由は、たまたまのぞみが泣いたからであり、めぐみが泣いていたら、真喜子に引き取られたのはめぐみだったはずだと…。真喜子に引き取られたから、のぞみは舞妓をやっており、忠に引き取られていたら松江で自由に暮らしていたかも知れないと…。

のじみは真剣に悩みます。夢花にお客さんからの質問を軽く受け流す力があれば、悩まずに済んだのにと思います。芸妓の花雪や花鶴が質問を受けていれば、受け流したことでしょう。この辺りが、舞妓と芸妓の違いでしょうか?

それにしても石橋は、自分の私利私欲のため(?)に、周りにどんな影響を与えているか考えずに、波瀾を持ち込みます。

めぐみとのぞみの関係はどうなってしまうのでしょうか?

のぞみは、赤ちゃんの時に泣いたことで、意思表示をしたんだと思います。その後、考え直すチャンスが当然あったはずなのに、それでも舞妓・芸妓を目指すことを変えなかった…。でも、めぐみと出会ったことで、そして石橋から疑問を突き付けられたことで悩んでしまったのでしょうね。

健太郎は、どんどん素直な心を失っていきます。せっかく嘉子が買ってきた京都のお土産、「駄菓子」を床に叩きつけてしまいます。嘉子が駄菓子をお土産に選んだ理由は、健太郎がパクパク京都の駄菓子を食べていたのを嘉子が覚えていたからでしょう。

健太郎は、疎外感を高めています。どうやったら救われるのでしょうか?

それにしても、15歳当時の忠と17歳当時の嘉子の映像には無理があったと思います…。(27)

真喜子が朝食の準備をしている時、めぐみが手伝いに来ます。めぐみは再び、真喜子を「お母さん」と呼びます。その様子を目撃してしまったのぞみ。平静を装って、手伝おうとしますが…。結構、表情だけで心情を表すシーンが多いです。テレビから目を離せません。

石橋は、またもやめぐみをデートに誘います。誘った先は、「都をどり」会場。客席に二人で仲良く座っているのを目撃した夢花は心穏やかではありません。とうとう、我慢しきれなくなって、「石橋さんは…めぐみを好いたはんのどすか?」とめぐみのいる前で石橋に直接聞いてしまいます。ストレート過ぎます。思い込んだら、一直線と言う感じです。

健太郎は相変わらずすねてしまっています。その様子を知った、真弓(河合美智子)達。そばじい(邦治:石倉三郎)は、苦しい心の内の健太郎と忠を気づかいます。(28)

来週は、健太郎が重要な役どころを占めそうです。

(追記 2008-11-3 13:12)過去記事へのリンクを付け忘れました。

【前半】

第1週〜第8週は↓DVD-BOXでどうぞ。

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【後半】

第9週〜第17週は↓DVD-BOXでどうぞ。

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第18週〜最終週は↓DVD-BOXでどうぞ。

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Posted by お市のかた