だんだん(第23週)♪愛は勝つ♪

マナカナ,映画・テレビ・ラジオ

今週は、一気に話が進みました。のぞみは、置屋を残したまま「花むら」の女将を継ぐ事になりました。芸妓に未練はあるようですが、それ(自分の夢)よりも「花むら」や祇園の事を第一に考えているようです。

のぞみが女将になると言う事で、康太と結婚出来る事になりました。康太の熱い想いが語られました。ちゃらちゃらタンバリンを叩いていた康太(ごめんなさい)は、見違えるほど立派になっています。のぞみが康太に魅かれたのは、出会った時に康太がチャラ男だったからでしょうか?(すみません、2009年3月15日の「波乱爆笑」をご覧になられた方向けのネタです)

初枝はやはり癌でした。しかもすい臓(すい頭がん)です。抗がん剤治療を受けている様子が辛そうで…。すい臓がんには、遺伝子治療が有効そうと言う研究もあるようです。

初枝の癌の事を、黙っていられずに、めぐみが言ってしまいそうだな…と思っていたら、やはり言ってしまいました。めぐみは、ウソをつけないんですね…。自分に対しても他人に対しても。自分にウソをつけないから、自分のやりたかった音楽では無いSweet Junoを辞めてしまった…。初枝にもウソをつけないから、告知してしまった…。純粋なんですね。

めぐみの消化器内科の実習が2週間かと思っていたら違いました。2週間と言うのは、牛島を担当する期間でした。ちなみに、めぐみは松江看護専門学校の3年生。第123話より。

基本的に敬称略です。

【あらすじ】

のぞみは、女将になりたい事を宣言し、受け入れられました。それと同時に康太にプロポーズされ、受け入れられました。初枝はすい頭がんだったようです。初めは家族にだけ告知され、初枝にはめぐみが告知しました。のぞみの披露宴は田島家で開かれるようです。

【シーンと感想】

2007年11月。夢花(一条のぞみ:三倉佳奈)が芸妓を辞め、「花むら」を継ぐ覚悟であると、花村久乃(藤村志保)と花雪(一条真喜子:石田ひかり)に告げます。「花むら」がお茶屋として残っても、置屋をやめてしまうと、「花むら」から舞妓が生まれなくなって、祇園の伝統が廃れると、夢花は考えています。「花むら」をどうしたいかを久乃に問われ、新たな客層を掴むような事をしたらどうかと答えます。夢花は、名取になった事は嬉しかったけど、夢花にとって一番大事なものは、自分を育ててくれた「花むら」や祇園町にあると強く思っています。祇園が故郷だと。「花むら」で置屋をやっていくためには、花雪目当てのご贔屓(ひいき)さんをとどめておく必要があり、花雪は芸妓のままで、夢花が「花むら」を継ぐのが良いと、ビジョンを持っています。舞妓を辞めると言い出した時ののぞみは、感情のままに(辞めた後の事を考えずに)行動しましたが、さすがに成長したようで、ちゃんと考えを持っているようです。

花雪は、夢花がまた突拍子もない気まぐれな事を言い出したと思い、憤慨します。久乃は夢花の話に納得するものの、考える時間が欲しいと、結論を待ってもらいます。

のぞみは山田康太(久保山知洋)に電話し、芸妓を辞めて女将になると告げます。それでも良いかと、康太に問います。康太の答は、一生、のぞみを見守るから、賛成と言う事でした。「一生」って、もう、事実上プロポーズです。のぞみは、芸妓に未練が無いのかと思いきや、本心では芸妓を続けたいみたいです…。芸妓を続けて、「花むら」を守る手だてを考えた方が良かったのでは無いでしょうか? 他の人(例えば花鶴(京野ことみ))を巻き込む事になるので、無理なんでしょうね…。

松江第一病院に田島初枝(三林京子)が入院しています。中山俊郎(宅麻伸)先生は、初枝はすい臓ガンであると、石橋友也(山口翔悟)に伝えます。採取した細胞の検査結果が出るまでは、抗がん剤による治療は始めないみたいですが、癌と言う事は確定みたいです。初枝の年齢や体への負担を考えると、手術も無理みたいで、抗がん剤だけが頼りのような感じです。この事は家族へ告知する様です。すい臓ガンは、とても厄介な癌だと聞いた事があります。これが前の週の予告で出ていた事の結論でしょうか…。

田島めぐみ(三倉茉奈)は、初枝の血液検査の結果を偶然見てしまいます。多数の項目に数値の異常を表す"H"が…。AST(GOT)370、ALT(GPT)421など、これらの数値の意味する所は、看護師の卵であるめぐみには、わかってしまったようです。医療を学ぶと言う事は、残酷な事でもあるのですね。血液検査の結果を見てしまった、めぐみの不安そうな表情が上手かったと思います。(133)

初枝はやはり癌のようです。松江第一病院外の「まつもと」で、石橋からめぐみに告知されました。すい頭がんとの事です。家族と医療チームが一体となって、初枝の病気と闘っていくしかないそうです。石橋からの告知前に、めぐみは癌の事を疑っていて、その状態で家族とは明るく接します。けなげでした。めぐみの部屋のコルクボードに、シジミジルのポスターが貼ってありました。

久乃は、考えた末、夢花を自分の後継の女将とする事を決めたようです。夢花の言った、「『花むら』や祇園が故郷」と同じ考えを久乃が持っているようです。「花むら」を本当に残すなら、置屋が必要だと言う考えにも至ったようです。花雪もそれを承諾しますが、夢花が結婚する事を条件にしました。久乃と花雪の決断は、夢花に告げられます。田中節(久保田晃子)の受け入れも承諾されました。「花むら」の女将となる事は、花村久乃の養女となる事が必要なんですね。「花村のぞみ」になるようです。養女になる(養子縁組みをする)と言う事は、のぞみに取って意外だったようです。そういう表情でした。のぞみが女将になるって事は、花雪の(芸妓としての)お母さんはのぞみになるって事? 親子関係逆転です。夢花は、花雪の妹から、お母さんに昇格。

花雪が結婚を条件に出したのは、山田康太(久保山知洋)の事が気になっていたからなんでしょうね。花雪は康太を喫茶 祇園鴨東(かもひがし)に呼び出し、康太の考えを聞きます。康太は、祇園に骨をうずめる覚悟があり、夢花の決めた事の心の支えになりたいと告げます。康太、格好良過ぎです。ものすごい覚悟です。

女将になる事が決まった事を、のぞみは康太に告げます。でも、本当は自信が無いと…。自信の無さから来たのでしょうか? のぞみは康太に、めぐみをどう思っているかを問いただします。本当はめぐみが大事なのでは無いかと…。「M」のオルゴールに乗せて…。康太の正念場です。(134)

康太が、なぜめぐみでは無くのぞみを選んだのかが、熱く語られていました。のぞみと出会って、一緒に歌って、ワイルドダックでバイトして、ソロになってからも一緒にやってきて、思いが募(つの)ったようです。そして、二人だけでのぞみの誕生日を祝った時に、心の底からのぞみを守りたいと確信したようです。それで、のぞみが祇園に戻った時も、康太がのぞみのそばに居て、のぞみと言うクシナダヒメを守るスサノオノミコトになると誓ったのだそうです。康太がのぞみを好きになった理由がうやむやにならず、良かったです。すっきりしました。

本心を打ち明けられたのぞみも、同じ気持ちであったようです。ずっと康太を頼りにしてきて、一番大事だと思い、ずっとそばに居たい、かけがえのない人だと…。のぞみには、もっと言いたい事があったようですが、康太がストップをかけます。もう十分だと。陰で見守るだけで良いと…。そんな煮え切らない康太に、のぞみの気持ちは複雑になります。こんなに、お互いが想っているのに、何故、プロポーズしてくれないのと言う感じでした。「…さいなら」とのぞみ。この言葉に決心した康太は、突然めぐみに電話します。「今から、のぞみにプロポーズする」と一方的に報告して、電話を切ります。

そして、本日のクライマックス「俺と…結婚してごしない!」「はい。」。良かった〜。節が舞妓になりたい、夢花が芸妓を辞めて女将になり置屋を続ける、女将になる条件が結婚する事、と言う筋がつながりました。

のぞみと康太は、めぐみと石橋に報告します。この事は、松江の人々にも報告されます。節にはのぞみから直々に電話があって、一緒に節の両親を説得してくれる事になりました。こんな嬉しい事の最中に、松江第一病院から電話があります。初枝の病状を説明したいと…。電話でアポを取りに来るなんて、やはり重大な病気だからでしょうね。

田島忠(吉田栄作)と田島嘉子(鈴木砂羽)とめぐみで、中山俊郎(宅麻伸)から、初枝の事に関して、告知を受けます。第3ステージ(III期)のすい頭がんだと…。年齢や体の負担を考えたると手術も不可能で、抗がん剤による治療になると告げられます。抗がん剤が効かなければ、余命一年だとも…。初枝への告知はしないと言う、忠と嘉子の希望です。本人が病名を知らないまま、抗がん剤の副作用と闘うのは大変らしいです…。(135)

牛島幸平(蟷螂 襲 とうろう しゅう)は、めぐみに感謝して退院していきました。

夢花は、2008年の春まで芸妓を続け、その後女将になるようです。女将になっても、いつまでも花鶴の妹であると、花鶴を喜ばせます。そういえば、一条隆康(夏八木勲)にプロポーズの事は知らされたのかな?

初枝の抗がん剤治療は、入院中に2回、退院してから1ヶ月に3回と言うペースみたいです。抗がん剤治療の副作用には、吐き気、だるさ、手足のしびれや痛みがあるそうです。田島家では、初枝に癌の事を告知しないつもりです。でも、病気と闘うのはあくまでも本人なので、病気の事をわかった上で治療に望んだ方が良いと、中山達は考えているみたいです。病状(病名)を聞いて、気力を無くすか、闘って生きようとと思うか…。難しいですね。忠も悩んでいるみたいで、一人、むせび泣きをしていました。

初枝は、薬が強い(と聞かされている)事、みんながあまりにも心配している事に、おかしいと思っているようです。めぐみは、そんな初枝を見て、告知する方が良いのか、しない方が良いのか、迷っています。めぐみの事だから、ポロッと言っちゃいそう…。(136)

初枝の闘病生活が始まります。病院は一ヶ月で退院したものの、週1回の抗がん剤治療があります。初枝は、抗がん剤治療を受けるたびに、体がだるくなり、しびれ、指先も痛くなるようです。好きな勾玉(まがたま)作りも出来ません。初枝は、治療を受けるたびに、どんどん体が悪くなっているようだと感じており、治療を止めたいと思っています。何のために辛い思いをしなければならないかわからない初枝は、苦しいでしょうね…。

田島家では、初枝に癌を告知するかどうかでもめています。忠と嘉子は「告知しない」、めぐみは「告知する」、田島健太郎(木咲直人)は「わからない」、です。忠は、初枝が癌だと知ったら、気力を無くしてしまうだろうと考えています。告知されて気力を無くさないように支えるのが家族の役目だとめぐみは考えています。病気と闘う意志を持たせたいと…。私としては、言うべきなのでは無いかと思います。初枝には、死にたい理由がありません。むしろ、元気でいたいと考えているようです。生きるためにどうしたら良いかを一緒に考えていく必要があるのではないでしょうか?

石橋は、後藤辰夫(伊武雅刀)の勧めがあり、初枝の所に通うようになります。治療はうまく行っているので、辛くても頑張ってと、初枝を励まします。でも初枝は、自分の事に何か感づいているみたいです。のぞみと康太の関係を直感したくらいですから…。ついに初枝は、自分の置かれている状況について、石橋とめぐみに問いただします。隠し通すなら、聞かれた時の答を考えておくべきだと思いますが…。告知反対派で、その場にいた嘉子が対処するべきでしょう。(137)

めぐみは、初枝に問いただされ、すい臓の入り口に出来た、すい頭がんである事を告知してしまいます。家族の誰にも相談無しに…。勝手に告知した事を、めぐみは健太郎と忠に責められます。そばに居た嘉子には、責任は無いのですかね?

めぐみに告知される前に、初枝はおおかた自分の病気を予想していたようです。テレビドラマで似たような状況を知っていると…。抗がん剤が効かなかったら、いつまで生きられるかも初枝は問いますが、石橋は、神様が決める事だと…。石橋は、ちゃんと答を持っていたようです。初枝は、自分の事を教えてもらい、めぐみに感謝します。

病気の事がわかっても、やはり抗がん剤治療は苦しく、辛いものの様です。初枝は、田島宗助(岸部一徳)の幻影を見ました。長生きして、めぐみとのぞみの花嫁姿を見て欲しい、ひ孫の顔も見て欲しいと告げられます。この事で、初枝はかなり救われたようです。

久乃と隆康が、初枝のお見舞いに来ました。その場で、披露宴会場が田島家になる事が決まりました。一般家庭で披露宴って…。初枝の事を第一に考えると、そうなります。大丈夫なのでしょうか? 何人くらい出席するのでしょうか? 祇園関係者は来ない? 花鶴とか美香(花香:伊藤麻衣)とか、千代(こばやしあきこ)とか、奥村雄三(茂山逸平)とか、増本茂子(片岡静香)とか…。披露宴2回コースですかね…。祇園でもう一回? 田島家では、きっと親族だけの披露宴になるのでしょう。

のぞみは、初枝に「松江舟歌」を披露宴で歌って欲しいとお願いします。

あ、めぐみの消化器内科の実習は終わったみたいです。(138)

【次週の予告映像からの勝手な予想(あらすじは読んでいません)】

のぞみの白無垢姿、キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!

初枝は、かなり重大な状況に陥っているようです。石橋は、めぐみを石橋の故郷に連れて行きます。と言う事は、石橋→めぐみも!?

【前半】

第1週〜第8週は↓DVD-BOXでどうぞ。

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【後半】

第9週〜第17週は↓DVD-BOXでどうぞ。

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第18週〜最終週は↓DVD-BOXでどうぞ。

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Posted by お市のかた