だんだん(第4週)♪出発(たびだち)の歌♪[追記ありx2]

マナカナ,映画・テレビ・ラジオ

基本的に敬称略です。すみません。

忠(吉田栄作)と真喜子(石田ひかり)の過去について、もう少し語られるかと思っていたら、第3週分で終了でした。なぜ、のぞみ(三倉佳奈)が真喜子に引き取られるかは、のぞみがたまたま泣いて、それを真喜子が抱きかかえたからで…。

のぞみが松江にやってきたことで、めぐみ(三倉茉奈)の家族に大きな波紋を作ってしまいます。健太郎、そばじい(松本邦治:石倉三郎)は、隠されてきた事をなかなか受け入れられず、反発します。

そして、事の大きさに気づいたのぞみは、謝罪します。のぞみの気持ちを思うと、ウルウルしてしまいました。不安そうな、申し訳なさそうな演技が良かったです。

やはり、めぐみが長女(姉)で、のぞみ(夢花)が次女(妹)ですね。忠が断言しました。戸籍通りです。戸籍と言えば、忠は昭和38年生まれ、めぐみとのぞみは昭和57年生まれですから、二人が生まれたのは忠が19歳の時なのですね。どおりで、若いお父さんな訳だ…。ちなみに嘉子(鈴木砂羽)は昭和36年7月14日生まれです。年上女房なのですね。

そして、松江大橋で、忠、真喜子、めぐみ、のぞみが18年ぶりの再会を果たします。のぞみは嬉しそうにその光景を見つめ、めぐみは複雑な表情で見つめています。

健太郎(木咲直人)の「お父ちゃんは、卑怯だが」と言う台詞が、たぶん、一番素直な感想だと思います。全ての原因は、いろいろな事において、「忠が弱かった」ためなのですが…。

松本正子(宮田圭子)は、嘉子に本当の気持ちを伝えます。やはり、わだかまりがあったのですね。

めぐみとのぞみは、不安になった時、腕をさする共通の癖があります。めぐみは左手をさすり、のぞみは右手をさすります。その癖にお互いが気付き、赤ちゃんの時に並んでいたからだろうと、納得していました。でも、第18回の時の赤ちゃんの時に寝ている位置はさすっている側と逆でしたから! 残念!(って古い?) 演出の失敗かな?

これに理由をつけるとすれば、次のようになると思います。

  1. 赤ちゃんの時、普段は、左にめぐみ、右にのぞみが並んで寝ていた。
  2. ドラマで放映された時は、たまたま左にのぞみ、右にのぞみだった。

さらに補足するとしたら、めぐみとのぞみを見分けられない忠が、たまたま左に寝ていたのぞみを、いつもの位置通り、めぐみだと思った、と言う事だと思います。

のぞみは、自分の行動で事実を知れて満足、めぐみは、事実を知らされてショック、と言う感じです。めぐみの偉い所は、事実は事実として受け止める覚悟をした事ですね。知ってしまったからには受け止めるしかありません。のぞみは、田島家とその周りをぐちゃぐちゃにして、すまないとは思っているようですが、反省はしていないようです。のぞみの強さなのでしょうか?

真喜子とのぞみは、松江のみんなに歓迎会を開いてもらいます。これからは、京都と松江で仲良くして行こうと提案する七代目(石井寛治:阿南健治)。でも、忠も真喜子も、これからは以前の通り、別々に暮らして行くと宣言します。でも、めぐみものぞみも、それには納得出来ない様子です。

めぐみとのぞみは、表面上は落ち着いているかのように振る舞っています。でも、行動の中に、本音が現れてしまいます。のぞみは親元を離れてまだ半年の美香(伊藤麻衣)に当たり散らします。めぐみは何故か朝食の後に皿洗いをしてしまいますし、嘉子からのスキンシップによる愛情表現(コチョコチョ大作戦)を払いのけてしまいます。

忠と真喜子は、自分たちが原因の事なので、周りに迷惑をかけないように、元の暮らしに戻ろうとしています。

めぐみとのぞみは、せっかく出会えた血のつながった姉妹とこれからも仲良くして行きたいのに、親から禁止されてイライラを募らせます。

健太郎は、実の姉だと思っていためぐみとは異母兄弟だった事に衝撃を受け、コミュニケーションを断とうとしています。

そんな中、嘉子は独りぼっちです。忠にも子供たちにも、親達にも相談出来ず、一人で悩みを抱えている様子です。一番、我慢しているのではないでしょうか?

直子(寺田有希)は、第三者として冷静に見ています。まともなんじゃないかな?

めぐみが自転車に乗って、「行ってきま〜す」と言う台詞が良かったです。素の三倉茉奈に近い…。

気丈に振る舞ってきた嘉子でしたが、やはりイライラが現れてしまいます。お皿を洗おうとしためぐみを無理に止めてしまいます。「お母ちゃんの仕事が、なくなーけん!」と叫んで。

康太(久保山知洋)は、突然シジミジルを解散しようと言い出します。老人ホームでシジミジルの解散ライブをやると…。めぐみを縛りつけるのを止め、めぐみの好きな道に進む事を勧めます。

「中途半端はいけない」と言う事が、ドラマで何回も語られています。今回の康太と、しばらく前ののぞみと、後、もう一ヶ所出てきていたはずですが、どこだったかな? 忘れました。

「中途半端はいけない」って聞くと、「仮面ライダー クウガ」を思い出します。一条刑事が五代(クウガ)に「中途半端にかかわるな」と言うシーンを…。脱線しました…。

一方祇園では、石橋(山口翔悟)が一緒に仕事をしているゲーム会社の社長に連れられ、「花むら」に来ていました。花雪(真喜子)と夢花(のぞみ)に再開します。

それは構わないのですが、その後石橋はめぐみに電話します。夜の11:25過ぎです! 親密な仲でも無いのに、緊急な用事でも無いのに、そんな時間に電話するなんて、信じられません。その上、めぐみをしつこく歌の世界に誘います。めぐみとのぞみが一緒に歌えば、多くの人が救われるからと…。めぐみは、プロの世界をあきらめたのに、言葉巧みにプロの世界に誘います。

石橋にしてみれば、売れそうな人材が見つかったので、あきらめたくないのでしょう。売れれば、自分の会社が儲かる訳ですから…。めぐみやのぞみの気持ち、その周りの人たちの事情なんて、考えていません。

石橋は、ゲーム会社の社長に、将来インターネットで音楽配信がされると断言します。先見の明ありなのか? やはり、有能なのでしょうか?

老人ホームで解散ライブを開いたシジミジル。めぐみは、そこで働く介護福祉士と言う仕事に興味を持ちます。そして、将来は介護福祉士になりたいと決意します。ところが困ったのが、介護福祉士を取れる大学が、島根には無いこと…。京都にはあるようです。

介護福祉士の資格を取るために京都に行こうと考えていることを、真喜子に伝えました。そして、電話口で真喜子の事を、初めて「お母さん」と呼びます。真喜子はとても嬉しそうな顔をしていました。真喜子は、めぐみが赤いスイートピーをめぐみが覚えていたことも知り、嬉しさMAXです。

その後、めぐみは、一番相談したかったのぞみとも連絡が取れるようになり、のぞみにも京都行きの事を話しました。のぞみは、お姉ちゃん(めぐみ)の京都行きに大賛成です。のぞみはどんどん突き進みますね。

でも、めぐみはまだ京都行きを、田島家には話せていません。京都行きを口に出したら、波乱が起きることは目に見えています。テレビに映った本を見ると、京都だけではなく、近畿地方だったら兵庫にもあったようですが…。波乱を気にするなら、もっと近い兵庫を選ぶべきではないかと…。

めぐみが看護婦になったら、康太が自分から病気になって、めぐみのいる病院に入院するからって言う、恋する青年一直線でした。わざわざ、自分で好き好んで病気になる必要なんて、無いです。

めぐみが、介護福祉士になるために京都の大学に行きたいと忠に話します。当然、忠は大反対です。反対される事は、めぐみもわかっていたに違いありません。でも、生まれて初めて自分で決めた事を貫き通したいと言う思いを伝えます。

京都の大学を選んだのは、やはりのぞみに会いたいからのようです。せっかく出会えた妹との縁を大事にしたいようです。

忠は、それでも反対でした。そんな忠の気持ちを揺さぶったのは、生みの母である真喜子と、育ての母である嘉子の、子を思う母親達の気持ちでした。二人とも、めぐみの今の気持ち、そして将来の事を考え、京都で生活する事に賛成します。

二人の妻からの気持ちも認めなかった忠ですが、最終的にはめぐみの本気の決意に納得させられます。めぐみは、中途半端な気持ちを捨て、つまりは音楽を止め、京都の大学で介護福祉士を目指す事を誓います。

また出てきました。「中途半端はいけない」と。やはり、このドラマの柱の一つなのでしょう。繰り返し、語られているので…。

そして、ついに忠の許しを得ました。めぐみの強い夢と、二人の母親のサポートのおかげです。

ここまでが、第4週の話です。続きはまた来週。だんだん。

…書いていて、あらすじを書いているのだか、感想を書いているのだか、わからなくなってきました。ある程度、話の筋を書かないと、せっかく読んでいただいてもなんの事だかわからないでしょうし…。ドラマを見ている人にとっては、筋はわかっているので、説明されても余分だろうし…。難しいです。読者を絞り込まなきゃならないって事なのかな? 中途半端はいけない?

文章を書く力のある人は、あらすじをきちんとまとめて、その上で感想をしっかり書いています。話を知らない人が読んでも、話を知っている人が読んでも、納得出来る文章です。今の私には出来ませんが、そのようなスタイルを目指したいと思います。

(追記 2008-10-28 00:18)めぐみが、家族の前で「守ってあげたい」を弾き語っていました。ちゃんとコード進行と歌詞を覚えています。三倉茉奈のギターは、完全に初心者レベルを超えています。のぞみの舞いがどの程度の腕前なのかはわかりません。でも、この前「篤姫」で見た舞妓(琴花だったかな?)の舞いよりは上手だと思いました。

(追記 2008-10-29 01:05)過去記事です。

【前半】

第1週〜第8週は↓DVD-BOXでどうぞ。

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【後半】

第9週〜第17週は↓DVD-BOXでどうぞ。

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第18週〜最終週は↓DVD-BOXでどうぞ。

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Posted by お市のかた