だんだん(第3週)♪時の過ぎゆくままに♪

マナカナ,映画・テレビ・ラジオ

すごく速いテンポで、話が進んで行きます。過去を洗いざらいにしてから、めぐみとのぞみの二人の話を盛り上げて行くのでしょうか? 両親の過去を背負っている方が、人間として厚みが出るからかな?

今回の感想は、毎日少しずつ書きためると言う方法にしてみました。その方が、感想をもれなく伝えられそうです。基本的に敬称略です。

ついに本当に双子だと言う事がわかってしまいました。忠(吉田栄作)もその事を嘉子(鈴木砂羽)に伝えます。嘉子が、めぐみ(三倉茉奈)の生みの母について聞くシーンにウルウルしてしまいました。「赤いスイートピーは歌っておられたかね?」「コロッケにはソースをかけとられたかね?」めぐみとの関係で気になっていた事が悲痛な叫びとなって、声にでます。声のかすれ具合とか表情とか、鈴木砂羽、上手い。

石橋(山口翔悟)に抱きしめられるめぐみ。その心の動揺が伝わったのか、夢花(三倉佳奈)は扇子を落としてしまいます。またもや、双子の超能力?

双子の不思議な力はまだ続きます。電話越しなのに、相手の泣いている様子がわかってしまうのです。

電話のシーンは、最初は他人行儀で、そしてだんだんと親密になって行く感じに演技されていて、良かったと思います。

そして、入れ替わり。のぞみ(夢花)の行動力に驚かされます。めぐみは、京都に行ってのぞみと会うだけと思っていたに違いありません。それが、あれよあれよと言う間に、入れ替わりです。花鶴さんねえさん(京野ことみ)が見間違うのも、仕方ありません。似ています。マナカナの見分けは、慣れると簡単にわかるのですが、花鶴さん姉さんが現れたシーンは、めちゃくちゃ似ていました。似ている日と似ていない日があるらしいのですが、撮影の時は似ている日だったのか? それとも、努力(演技)で、似せているのか? 後者だとしたらすごいです。

三倉茉奈っぽい表情や、三倉佳奈っぽい表情があるのですが、それを打ち消すような表情をしていました。打ち消すと言うか、互いに似せようとする感じかな? 三倉佳奈は三倉茉奈っぽい感じを出していましたし、三倉茉奈は三倉佳奈っぽい感じを出していました。

めぐみがどうやってお座敷を乗り切るかが不思議だったのですが、「おおきに」「すんまへん」「おたの申します」それから「へえ」と笑顔と赤いスイートピーで乗り切るとは!

赤いスイートピーを歌うめぐみは、白塗りの上からでも、はっきりとめぐみの表情になっていました。

松江で、のぞみがめぐみの家にどうやって行くかも疑問だったのですが、康太の車で送ってもらっていました。若い女の子が、恋人でも無い若い男の車に二人っきりと言うのが危険だと思いましたが、康太は送った後に観光船の手伝い(片付け)があると言う事で、話を組み立てていました。

ちなみに、めぐみが持っていた松江・出雲の地域情報誌は「ぶるる」です。「るるぶ」ではなく…。撮影の小道具だったんですね。三倉茉奈 三倉佳奈オフィシャルウェブサイトの2008年6月6日のKana’s DIARYをご覧下さい。

めぐみがお風呂に入る時、せっかく結った髪をといてしまわないか心配だったのですが、前日の美容院で髪結いの周期を聞いていると言う、伏線が張られていました。ちなみに、めぐみの入浴シーンはありません。代わりに忠の入浴シーンがあります…。

忠がのぞみを、蜆(しじみ)漁に誘います。いつごろ出発するかも、劇中できちんと伝えています。良く脚本を作り込んであります。

そして、めぐみとのぞみが入れ替わっている事に気が付いた、忠と真喜子(石田ひかり)。20年前から始まる秘密を二人に話し始めます。

松江と祇園で、それぞれに語られる過去。それぞれの話がきちんとつながるように、効果的にシーンが切り替わります。

忠と真喜子が初めて会ったのは、1981年8月16日。めぐみとのぞみが生まれる丁度一年前です。忠と真喜子が話すきっかけは、真喜子がススキの簪(かんざし)を落として、忠がそれを拾う事から生まれます。めぐみとのぞみが出雲大社で出会った時のイメージを再現しています。このシーンの情景は、脚本に書かれていたのでしょうか? それとも演出の時に決めたのでしょうか? 素晴らしい出来です。

忠と真喜子は、それぞれボクサーになる夢も、稽古になる道も捨ててしまいます。忠は、故郷と両親をも捨てる事になります。呉服問屋「いち條」に養子入りします。

そして、1982年8月16日に、双子の赤ちゃんが生まれました。「恵まれますように」と「めぐみ」、「望みがかないますように」と「のぞみ」です。

でも、忠と真喜子は、「いち條」も飛び出して、めぐみとのぞみの親子だけで暮らすようになります。真喜子は赤いスイートピーを子守唄に二人を育てます。

忠は、ボクサーとして生活出来るようにとトレーニングしながら、日雇いの仕事をしています。そんなある日、松江からの連絡を伝えに来た真喜子がチンピラにからまれてしまいます。そのからまれた相手を忠が殴り返してしまいます。ボクサーの拳は凶器だと言うのに(拳が凶器と言う話は、前日伏線がありました)。

結局、暴力事件を起こしたボクサーとして、ボクシングを続けられなくなります。

そして、久乃(藤村志保)の元に、田島初枝(三林京子)、忠、一条隆康(夏八木勲)、真喜子が集まります。忠と真喜子は離婚させられます。しかし、のこっためぐみとのぞみの扱いにもめます。初枝はめぐみとのぞみを引き取って育てたいと言うし、隆康と真喜子も育てたいと言います。その時、たまたま泣いたのぞみを真喜子が抱き上げます。

そんな様子を見て、久乃はそれぞれ別々に育てる事を提案します。今後いっさい連絡をとらないと言う条件を付けて…。

真実を聞いて、めぐみとのぞみは動揺します。

と、ここまでが第3週の話でした。両親の過去が明かされた訳ですが、もう少し話が続きそうです。

祇園の人々は、肝が据わっています。久乃、花雪、花鶴、夢花のみんな。

【前半】

第1週〜第8週は↓DVD-BOXでどうぞ。

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【後半】

第9週〜第17週は↓DVD-BOXでどうぞ。

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Posted by お市のかた