マナカナの大阪WORKERS(8)「マフラーの彼」
「マナカナの大阪WORKERS」第8話は、植澤紀子さんの「マフラーの彼」です。
放送日は、2011年8月31日でした。
登場人物(敬称略)
- 井川: 趙 珉和(ちょう たみやす)
- 派遣社員。松山に付いて仕事をしている。
- 社長: 渋谷 天外(しぶや てんがい)
- 小さな町工場の社長。松山友佳のおじ。
- 保育士: 魏 涼子(ぎ りょうこ)
- 青葉保育園の保育士。
- 松山 友佳: 三倉 佳奈(みくら かな)
- おじの町工場で働くOL。肩書きは主任。
名前の漢字は、私の感覚による当て字です。
あらすじ
井川は、小さな町工場で働く派遣社員です。仕事はできるのですが、毎日あくびをする等、勤務態度がよくありません。担当の松山友佳主任は、井川を注意します。それに対し井川は「毎日女が寝かせてくれない。」と悪態をつきます。
友佳は、明日までに井川に入力して欲しい書類があったのですが、派遣社員は5時までと言う事で、さっさと井川は帰ってしまいます。
井川の事を、おじであり、社長に、井川の態度が最悪なので、契約を打ち切って欲しいと直談判します。井川の事になると、友佳はムキになると、社長に見抜かれています。
ですが、井川の契約更新の時期なので、契約を継続するかを考えると伝えます。友佳は、社長から頼まれていた資料を、間違えて、井川に渡してしまった事に気が付き、大慌てで井川を追いかけます。
井川はマンションに入って行きました。入った先には「青葉保育園」と書かれています。その中から可愛い女性が出てきました。友佳は、彼女が「毎日に寝かせてくれない女?」かと思ってしまいます。
井川が奥から出てきました。出て来たのは、井川だけではなく、子どもがたくさんいました。井川によると、「毎日寝かせてくれない女」は、娘の真由(4歳)だったのです。
井川は、仕事が忙しいのに、真由との約束を守って、保育園に一番に真由を迎えにやってきます。青葉保育園は、8時まで延長保育をやっているので、5時すぐに迎えにこなくても平気なのです。
でも、真由は、真由のお母さんがこなかった時に、真由のお母さんが亡くなった事を思い出してしまうので、延長保育できないのでした。
眠ってしまった真由を連れて帰る井川に、真由ちゃんの事が心配だからといって、友佳が付き添います。
井川は、早帰り希望のイクメンは就職が決まらないと知っているので、職場には黙っていた様です。
井川の家に着いても、真由ちゃんはぐっすり眠っています。早い時間に寝てしまうと、夜中に起き出すので、寝られないと。友佳は、「あくび予告?」と突っ込みます。
友佳が帰る時に、外に出ると冷え込んでいます。その友佳に、井川はマフラーを差し出します。3日間の出張から帰って来た友佳が会社に来ると、井川の姿がありません。社長に聞きに行くと、井川の契約を打ち切ったと。小さな町工場なので、契約更新できないからと説明します。
慌てて井川の家に来た友佳。社長に頼んで、再契約してもらうと、井川に告げます。井川の契約が打ち切りになったのは、友佳の責任だと感じていたからです。
そんな友佳に対して、それは違うと井川は否定します。社長は会社全体の事を考えて、真剣に井川の契約打ち切りを決めたと、納得した上で井川は契約打ち切りを受け入れたのでした。
友佳は自分が空回りしていたと恥じます。ですが、友佳の頑固な熱さや「やる気の炎」が、職場に火をつけるから必要だと励まします。じっさい井川は、そんな姿に発奮していました。
面接の時間なので、井川が立ち去ろうとします。そして、就職が決まったら、友佳を花見に誘うと約束します。
マフラーを返し損なってしまった友佳でした。友佳は、桜の花が咲く春まで預かっておこうと思いました。
感想
なんだか、今回はちょっと脚本が残念な感じでした。
- 井川は5時になってすぐに帰り、その後友佳は社長としばらく会話をしていた。それなのに、井川の帰り道を知っていて、走っているはずの井川に友佳が追いつくってどういう事?
- 「イクメンで早く帰る人は雇ってもらえない?」「引く手数多(あまた)?」どっちなの?
- 社長に資料を申し付けられ、会社に戻って社長に会っているはず。契約取り消しの話は取り消すと思うが?
- 井川が契約打ち切りになった理由を、友佳に社長はもっと詳しく話すのではないか?
- 契約社員って、自分で派遣先と契約しなければならないの? 面接するだけ? 派遣会社が、誰を派遣するかを決める様に思うのですけれど。
それと、井川は保育園に送り迎えをしているのですから、カバンはデイパックを利用しているのではないでしょうか? 井川のスーツ姿に、友佳が驚いていますから、普段はカジュアルな服装で通勤しているのだと思います。そうなると、やはりデイパックだと思うのですけれど。
保育園からの持ち帰り荷物があるとしても、大きな巾着袋の肩掛けの様な気がします。そうなると、真由ちゃんを両手で抱える事が可能だと思うのですけれど。
脚本自体、そして容易に補完できる部分で、矛盾や納得できない点があります。この様な所は残しておいて欲しく無かったです。
井川は、最初から派遣会社の社員ではなかった様に思います。妻を無くしてから、5時帰りのできる会社に再就職したのではないですかね? そう言う含みは構わないと思います。
友佳は、ツンデレですね。職場では、厳しい態度を取っていますが、井川に興味ありありで、自宅まで押し掛けてしまうくらいですから。
でも、恋愛に慣れていない感じで、確かに可愛い感じです。
井川は、「就職が決まったら、『サクラサク。花見に行きませんか?』ってメールします。」「就職が決まったら、花見に誘います。」と言っていました。これって、死亡フラグだよね? もしくは、就職できないフラグ?
そう言う見方をしちゃいけないのかなぁ〜。
友佳は、春までマフラーを預かっておくと言っていましたが、寒い間に、マフラーを返すべきだったと思います。ちゃんと連絡を取り続けた方がポイントが上がるはずです。逆に「貸した物を返さない、だらしない女」と言う風に、思われてしまうと思います。
井川が、友佳の仕事をしている姿に「燃えた」と行っていますが、友佳の可愛さに「萌えた」んじゃないですかね? (笑)
佳奈さんは、友佳になりきっていました。ガンガンに仕事に燃えている感じ、井川の事が気になってしょうがない様子がよく出ています。
それと佳奈さんは、自虐的な役が、結構はまり役な気がします。
アフタートーク
茉奈さんも佳奈さんも、イクメンは良い事だと思っています。父母もそれぞれの夢を目指しつつ、共に育児をする事は良い事だと。
働きながら育児をする男性「イクメン」が増える事を、茉奈さんも佳奈さんも期待しています。
茉奈さんと佳奈さんのために、イクメンになりたい人は、大勢いるのではないでしょうか?
佳奈さんの「あ、ほんと?」「きゃ」のつぶやきが可愛かったです。
応援ソング
FUNKY MONKEY BABYS「あとひとつ」
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