マナカナの大阪WORKERS(3)「ニセモノ」[追記あり]
「マナカナの大阪WORKERS」第3回は、原田ひ香さん作の「ニセモノ」でした。
登場人物(敬称略)
- 沢村: 渋谷 天外(しぶや てんがい)
- 大手芸能事務所のスカウトマン。水島エリナの代役を、リサーチャーを使って探している。
- ケンジ: 趙 珉和(ちょう たみやす)
- 小谷みゆきの中学校の幼馴染。売れない作家。ある芸人のゴーストライターにならないか、誘われている。
- 水島エリナ: 魏 涼子(ぎ りょうこ)
- 人気女優。25歳。最近は落ち目。最後の処女と言われているが、実は男遊びをしまくっている上に、全身に刺青をしている。
- 小谷みゆき: 三倉 茉奈(みくら まな)
- 自分の事をブスと思っている女性。彼氏無し。仕事無し。風呂無しぼろアパート家賃3万8千円に住んでいる。21歳。
あらすじ(ストーリー)
小谷みゆきは、自分の事をブスと思っています。銭湯に行った帰り、沢村と言う大手芸能事務所のスカウトマンに、モデルにならないかと誘われます。落ち目の女優、小谷みゆきの代役となるためでした。ギャラは、写真集と映画を合わせて、1千万円。
みゆきが仕事を受けたのは、お金のためだけでは無く、初めて体は綺麗だと褒められたからでした。
みゆきが代役を勤めた水島エリナの写真集は、大ヒットします。
その様子を、ぼろアパートでテレビを見ていたみゆきは、自分が誰だかわからなくなり、声を無くし、だんだん体も消えて行ってしまい、とうとう透明人間になってしまいました。
一方、ゴーストライターを勤めたケンジの本も大ヒットします。でも、ケンジは激しく後悔します。自分の書いた作品なのに、評価されるのは、芸人の方ばかり。
その事を、みゆきに伝えようと、みゆきのアパートにやってきます。ケンジは、姿の見えないみゆきに伝えます。一度だけみゆきの体を見た事のあるケンジは、水島エリナの体が、本当はみゆきである事を見抜きます。
ケンジに認めてもらったみゆきは、自分を取り戻し、姿が見えるようになります。
みゆきは、映画をキャンセルし、自分でオーディションを受けます。そして、手タレ・脚タレと言った、パーツモデルとしてデビューします。
ケンジとみゆきは、自分を取り戻し、幸せに暮します。
感想
ドラマを聴いていて、テンションアゲアゲになってしまいました。遂に、女優 三倉茉奈が、○○に…。ちょっと、このキーワードは書けません。キーワードを検索エンジンに拾われるので…。まあ、○○と言っても、ラジオドラマの中なので、どうという事は無いのですが…。
う〜ん、代役か〜。それがモデルだったり、ゴーストライターだったり。
会社だったら、上司の発表資料を代わりに作ったり、普通にありますね。でも、それはしょうがないかな〜と思います。でもその場合は、上司が評価されれば、自分にも跳ね返ってくるから、自分の為でもあるンだな。
今回のドラマの場合、二人とも、お金でしかつながりが無い、赤の他人の代役を勤めている訳で、自分自身としての評価はまったくありません。それは辛いかもね…。
お金が手に入れば、それだけで良いと割り切れるのなら良いのかもしれませんが、二人ともそれはできなかった。やっぱり、自分は自分として評価して欲しいと思っているのでした。
そう思った二人は、自分を取り戻し、自分達の道を見つけました。
スカウトマンの沢村、怪しすぎるんですけれど。「私は怪しい物では無い」って、思いっきり怪しいじゃん。それにつられて行くみゆきもどうかと思いますが、そんな風に声をかけられたのは、おそらく初めてだったので、舞いあがっちゃったンでしょうね。
心の美しさが、体に現れるか〜。私は、どうかな?
茉奈さんは、ラジオドラマの上とは言え、○○する事をどう思っているのでしょうか? 昨年のファンの集いで、その覚悟は聞いているのですが…。ファンとしては、やっぱり複雑だなぁ。
水島エリナの写真集が欲しいと思ったのは、秘密です。
アフタートーク
アフタートークで、佳奈さんは、お金がたくさん貰えても、自分の名前が出ないような仕事は意味が無いんじゃないかと言っていました。
茉奈さんは、自分らしさとお金のバランスが難しく、人から求められる物、自分がやりたい物・自分にあっている物を見つけられたら幸せだと言っていました。
応援ソング
今回の応援ソングは、SMAPの「世界に一つだけの花」でした。
[amazonjs asin="B000084TM5" locale="JP"]番組の感想を、NHKに送りましょう。もしかしたら、第3弾があるかもしれませんので。
感想を送ると、確認のメールが届くのが、ちょっとウザイですけれど…。
(追記 2012-12-24 00:00)
2011年8月24日放送分は、完全に2011年3月9日放送分の、再放送の様です。
【シリーズ記事】
- マナカナの大阪WORKERS(1)「たこ焼きたガール」: プラスα空間 (2011年3月8日)
- マナカナの大阪WORKERS(2)「お局様」: プラスα空間 (2011年3月9日)
- マナカナの大阪WORKERS(3)「ニセモノ」: プラスα空間 (2011年3月10日)
- マナカナの大阪WORKERS(4)「アシスタント魂」: プラスα空間 (2011年3月11日)
- マナカナの大阪WORKERS(5)「ラストドライブ」 : プラスα空間 (2012年12月17日)
- マナカナの大阪WORKERS(6)「さくらそう」 : プラスα空間 (2012年12月18日)
- マナカナの大阪WORKERS(7)「商売の神様」[追記あり] : プラスα空間 (2012年12月19日)
- マナカナの大阪WORKERS(8)「マフラーの彼」 : プラスα空間 (2012年12月20日)
- マナカナの大阪WORKERS(9)「おがくず」 : プラスα空間 (2012年12月21日)
- マナカナの大阪WORKERS(10)「バナナケーキ」 : プラスα空間 (2012年12月22日)
昨年の、「マナカナの大阪LOVERS」は、次の記事をご覧下さい。
- マナカナの大阪LOVERS(1)「恋のキューピッド」[追記あり]: プラスα空間 (2010年03月02日)
- マナカナの大阪LOVERS(2)「天の川さくら色」: プラスα空間 (2010年03月03日)
- マナカナの大阪LOVERS(3)「君を探し続けて」: プラスα空間 (2010年03月04日)
- マナカナの大阪LOVERS(4)「婚活実習」[追記あり]: プラスα空間 (2010年03月05日)
- マナカナの大阪LOVERS(5)「たこ焼き焼けた」: プラスα空間 (2010年03月06日)
- マナカナの大阪LOVERS(6)「大阪LOVE ROAD」: プラスα空間 (2010年03月09日)
- マナカナの大阪LOVERS(7)「鈴虫が鳴く庭で」: プラスα空間 (2010年03月10日)
- マナカナの大阪LOVERS(8)「そして二人残った…」: プラスα空間 (2010年03月11日)
- マナカナの大阪LOVERS(9)「夏の迷子」: プラスα空間 (2010年03月12日)
- マナカナの大阪LOVERS(10)「二人いる」: プラスα空間 (2010年03月13日)
ディスカッション
自分は自分として評価して欲しいと思っている
なんか、分かる気がする~。
結局人間って認められる事が大きな要素なんですよね~。
最近発売された本「東京ロンダリング」ですけど、こちらも
書名に惹かれていろいろ調べちゃいました。
そしたらこちらのサイトに。
以前の作品からインパクトがあるんですね。
図々しい保身力、品質高貴で偏見の少ないプリンセス、
本心ではない素振りを他者に与えるそうですよ。
http://www.birthday-energy.co.jp/ido_syukusaijitu.htm
このサイト、いろいろ面白くて他の作家さんもイロイロ書かれてますな(笑)
原田さんも、認められたいんでしょう・・・かねぇ。
遊介さんへ、初コメントありがとうございます。
自分自身を正しく評価される事は、嬉しい事だと思います。
原田ひ香さんは、本を出されているのですね。
作家なので、当たり前なのですけれど…。
リンク先は、占いのページなのですね。