マナカナの大阪LOVERS(1)「恋のキューピッド」[追記あり]

NHK FMの「青春アドベンチャー『マナカナの大阪LOVERS』」聴いています。昨日は、第一話「恋のキューピッド」(作:青山花累(はる))でした。録音して、何回も聴いています。

部下の高木マオ(三倉茉奈)にひそかに好意を寄せる係長、森田ケイスケ(鶴見辰吾)。そんな森田に気がついた後輩の北川ナオヤ(賀集利樹)が恋のキューピッドを買って出る。二人に気付かれないように…。そんなお話です。

最初は、北川と高木の間をとり持って欲しいと、北川が森田に持ち掛けます。でも、それは北川の作戦でした。いざ、食事会が始まると、北川が森田の良い所を高木に売り込み始めます。そうして、高木も本心を…。高木も森田に好意を持っていたのです。

北川の作戦はうまく行きました。パチパチ〜。ナイスアシストに乾杯。

北川が、高木と食事に行きたいと言い出して、森田がそれを止めようとする所から、森田が高木に好意を寄せているのは、予想がつきました。食事会が始まって、北川が森田の話をし始める所から、北川の本当の目的がわかってきました。ある意味ベタです。いや〜、ベタでも面白い!!

北川は、森田の気持ちも、高木の気持ちもわかっています。それに気がつかないふりをして、アシストしちゃいます。北川は、イケメンなのに、すごく良いヤツです。(もしかして、イケメンに、偏見持ってる?)

北川の森田の売り込み方がうまいンです。自分が売り込まれているのを切り返して、森田を売り込みます。

森田は、見込みのある人は、怒って伸ばす方針だそうです。そんな訳で、高木の事を怒ります。「バカだなぁ。こんなのも出来ないのか」。この、「バカだなぁ」に愛がこもっています。鶴見さんの演技が上手いです。

森田は、不器用なんでしょうか? 怒っちゃうのは、気持ちの伝え方がヘタなんでしょう。そんな訳で、高木にも、気持ちを伝えられないンですよね。

忘年会の帰り道、高木がヨッパライにナンパされそうになったのを救ったのを、森田が忘れているはずがありません。気持ちを伝えられないだけと思います。

森田は不器用なのですが、高木の方は自分の気持ちを伝えるのに積極的です。直接、好きとは言わないのですが、それを思わせる発言をバンバンします。

いや〜ん。こんな事を言われたら…。「かかりちょう〜」。うわっ、うわっ、うわっ。

ナンパされそうになったのを森田に救われたからと言っても、いつもバカと言われ続けていたのに、好意を寄せ続けた高木はすごいです。森田に嫌われていると思い始めた所の、北川のアシストだったのでしょうか? ナイスタイミングです。

このドラマを、既に9回聴いています。何回も聴くとわかるのですが、鶴見さんが上手いです。「バカだなぁ」に気づいた時は、感動物でした。賀集さんも上手です。

逆に、何回も聴いていたら、茉奈さんの声の調子がちょっと、地に足着いていないンじゃないかな? と思ってしまいました。最初に聴いた時は、うわっ、うわっ、うわっと、引き込まれたのですが…。辛すぎる評価でしょうか? 間の取り方は、抜群に上手かったのです。

どうでも良い事ですが、ドラマが始まる前のやり取りで、三倉佳奈さんの「そやねぇ〜」と言う、相づちが良かったです。

それと、ドラマの後の恋バナは、台本があると思います。何となくの予想ですけど。

今夜は、第二話です。もうすぐ、始まります。22:45〜23:00 NHK FM。

(追記 2010-03-04 21:48)オフィスでの、コツコツコツと言う、高木の靴音が良かったです。

【シリーズ記事】

番組の感想は、次の所に送って下さい。茉奈さんと佳奈さんの出演した番組の評判が良ければ、続編があるかもしれませんので。