2012年衆院選[追記あり]
12月16日に、衆院選があります。いつもだと、ざっと政策を見るだけで投票できるのですが、今回は政党も政策もぐちゃぐちゃ状態です。
政治ネタは、私自身が詳しくない事、思想が色々あって反感をかってしまう可能性がある事等から、なるべく記事として書かない様にしています。
ですが、今回の衆院選の結果は、今後の日本の未来に、非常に大きな影響があると思います。
私が気になる項目をいくつかの政党についてまとめてみました。
私の今回の注目点は、TPPに対する姿勢です。(意見には個人差があります)
TPPの協議内容は、秘密協議だそうで、どういう話し合いがもたれているかわからない様なのです。ですが、その内容は、アメリカの産業に有利になる物らしいのです。しかも、アメリカの会社から、国(この場合は日本政府)が訴えられて、アメリカで開かれる裁判で負けたら賠償金を払わなければならないと言う事になります。
どの条項を選択するかによるのかもしれませんが、一度参加してしまえば、最終的に全条項を認めさせられてしまうのではないでしょうか?
そうなったら、日本は完全にアメリカの州の一つと(少なくても経済的には)同じ扱いになってしまうのではないでしょうか?
知的財産分野でも大きな影響があり、次のウェブサイトにまとめられています。
著作権期間の大幅延長とか、知的財産侵害の非親告罪化とか色々あります。これらが導入されると困ります。
一番懸念しているのは、保険分野です。国民皆保険が、アメリカの保険会社にとって、非関税障壁だとか文句をつけられたら、日本の保険制度が潰れます。そうなると、アメリカの様に医療費が高額化して、医療保険に入れない人は、高額すぎる治療費のために、病院に行けなくなってしまいます。
アメリカの今の問題が、将来の日本に、そのまま反映されてしまうのです。
TPPに参加しようとしている政権は、無条件で投票対象から外れます。(意見には個人差があります)
「自由民主党」は、一見TPPに反対している様に見えますが、「聖域なき関税撤廃の前提」が無くなったら、TPPに賛成ってことですよね? 「公明党」の態度は曖昧ですが、どうせ「自由民主党」と連立するんでしょ? つまり、TPPに賛成ってことですね?
財政政策は、どこの党もハッキリしませんね。「打つ手無し」って感じです。
原発については、どの政党も縮小の方向とはなっています。実際、どうなのかは、よくわかりません。
外交問題も難しい所ですが、日本国内の問題(現在・将来)に、きちんと対応して欲しいです。
敬称略で失礼させていただきます。
各政党のウェブサイトを見比べると、ウェブサイト構築の状態が全く違いますね。
「日本未来の党」や「日本維新の会」は、急ごしらえで、内容がスカスカです。
「民主党」と「自由民主党」は、ビジュアル重視な感じで、必要な情報を探すのが大変です。
PDFは、個々の資料を読むのには便利ですが、ウェブサイトをPDF中心に構築されると、ものすごく見づらくなります。止めて欲しいです。
そんな中で、「日本共産党」のウェブサイトは、非常に読み易くまとめられていました。
「民主党」が勝っても、「自由民主党」が勝っても、結局TPPに参加。しかも、「自由民主党」は憲法改悪と言う方針です。
これらの政党が第一党になって、TPPに参加したら、日本は終わりですね。
蓄えのある人は国外に脱出して、脱出できない人が残って辛い生活を強いられる事になります。
(追記 2012-12-13 22:44)
TPPよりも、憲法改正案の方が、ずっと危険な感じです。
ディスカッション
正直、どこに投票したらよいのかわかりません。 どうせ公約に書いてあること、やらないんだもん。TPP絶対反対と言ったところで、本当に反対するのか未知数。TPPに参加した国の保険制度はどの国も「国民皆保険じゃなくなった」かどうかも不明。原発問題にせよ、私個人としては一番欲しい情報は「原発止めたら電気代がどうなるの?」ってことです。 バカみたいに上がるんだったら「原発やめてクリーン♪」と言ったところで生活ができません。
実際にやるかどうか不明の公約&公約実行したところでどうなるか不明
ホントどこに投票すれば後悔しないのかわからないです。
どかゆきさんへ、いつもコメントありがとうございます。
公約がそのまま実行されるかどうかはわかりませんけれど、はっきる「やる」と言っている政党に投票する事は無いと思います。
原発を止めたら、電気料は上がるでしょうね。原発を作った時点で、廃棄費用を未来の世代に先送りしただけです。その分を、今の世代が払う事になるだけです。
そもそも、電気料金の設定自体が、積み上げ式になっていると言うのが間違いなのですけれど。自助努力の必要が無いのですから。
電気料金の適正化をした上で、料金の改訂をして欲しいと思います。