PrettyBachのインストアライブに行ってきました
本日、PrettyBach(プリティ・バッハ)のインストアライブに行ってきました。
プリティ・バッハは、紅林弥生(くればやし やよい)さんと、佐田詠夢(さだ えむ)さんの、ピアノデュオです。
佐田詠夢さんは、さだまさしさんの娘です。
場所は、埼玉県にある錦町ヨーカドーの、イベントスペースです。会場は、こんな感じ。
2台の、電子ピアノが置かれています。左の白が詠夢さん、右の黒が弥生さんです。
このピアノは、RolandのFP-7Fです。ライブ用の電子ピアノなんて、あるのですね。
[amazonjs asin="B0043UFD6E" locale="JP"]演奏中は、撮影禁止なので、写真はありません。
13時からと15時からの、2回ありました。私は、両方とも聴いてきました。曲目、トークの内容も、ほぼ一緒でした。
トークをメモしてきましたので、紹介したいと思います。15時からの回の方が、しっかりメモできましたので、そちらに基づいています。13時からの回の内容も織り交ぜています。メモから書起していますので、不正確な部分があると思います。
以下、敬称を付けずに、紅林弥生さん「弥生: 」で、佐田詠夢さんは「詠夢: 」で表させていただきます。
「2声のインヴェンション 第8番」♪
「平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第7番 フーガ」♪
登場したと同時に、立て続けに2曲連続でした。当たり前ですが、上手い!
詠夢: プリティ・バッハです!
弥生: プリティ・バッハは、バッハを楽しく、奇麗に紹介します。
詠夢: 自分たちが、プリティな訳ではありません。バッハは、練習していても楽しくないんです。モーツアルトだと、右手はメロディ、左手は伴奏になっています。ところがバッハの場合、2声なら、右手と左手で、それぞれメロディを弾きます。3声なら右手の親指でメロディを、4声なら左手の親指でもメロディを引きます。練習する時も、頭の中で組み立てて、弾き方を考えなければなりません。
プリティ・バッハの名前の由来が、初めてわかりました! プリティなのは、弥生さんかな〜、詠夢さんかな〜と、ずっと悩んでいました。^^;;;
弥生: バッハは、聴くのは好き、弾くのは好きじゃないと言う人が多いですね。私は、合いの手を入れています。
詠夢: 私は譜面通りに、弥生さんはアドリブで弾いています。
なるほど〜、そう言う役割分担だったのですか! 2台のピアノで演奏する事で、曲に広がりが生まれていたと思います。
弥生: 詠夢ちゃんのお父さんは、有名な、さだ何さんだっけ? 大ヒットした、『北の国から』と『関白宣言』を合体させました。
詠夢: さらに、有名なクラシック、チャイコフスキーのピアノ・コンチェルトを加えています。何処に、何が入っているかを探して、楽しんで下さい。
「コンチェルト『北の関白』」♪
いや〜、渾身の演奏でした。私は、ピアノの事は良くわからないのですけれど、多分、いろいろなテクニックが押し込まれていました。速いし、音が多い! こんな曲を作ちゃって、しかも演奏するなんて、すごいです!
やはり、演奏するのはしんどいそうです。
詠夢: 次は、弥生さんのオリジナル曲で、私のお気に入りです。演奏は、私の17番くらいかな? 弥生さんが飼っていた猫をモチーフにしています。
弥生: その猫は、3月の震災で死んじゃったんです。16年前に、ウチに来た時、子猫の様子、ジャンプしたり、寝ていたりをイメージして、第1楽章、第2楽章、第3楽章を書きました。今日は、ショート・バージョンでお届けします。
詠夢: せっかくなので、Rolandのエレピの音をだしてみます。
「My Funny Betty」♪
私は、第2楽章が好きだなぁ。
詠夢: 11月に、横浜の青葉台フィリアホールでコンサートがあります。このホールは、CDをライブ録音した所です。ホールの音響が素敵なんです。
弥生: このホールは、クラシックを演奏する時、響きが素晴らしいです。11月10日に、2nd コンサートがあります。
詠夢: コンサートでは、もっと長く弾きます。
今日の演奏を聴いて、とても楽しかったので、私はこのコンサートに行こうと思っています。まだ、チケットは買っていませんが。
弥生: 6月5日に、1st コンサートがありました。コンサートに来られた方はいらっしゃいますか?
客席では、一部の人が拍手をしていました。(13時からの回の時)
弥生: 11月のコンサートは、ガラッと変わります。全く違った内容になります。倍増したパワーでお届けします。
詠夢: バッハさんのピアノ・コンチェルトですが、実はその時代はまだピアノが無いんです。当時は、チェンバロと言って、はじいて音を出す楽器でした。なので、チェンバロ・コンチェルトと呼ばれていました。ピアノ・コンチェルトの第4番は、CDに入っています。コンチェルトですから、第1楽章、第2楽章、第3楽章があります。コンチェルト言うのは、楽器のソロ演奏とオーケストラで組み立てられています。ピアノ・コンチェルトですから、ピアノ部分を私が、オーケストラ部分を弥生さんが演奏します。次のコンサートでは、第2番に挑戦します。今回は、予告編と言う事でお聴きください。
「ピアノ協奏曲 第2番」♪
ほう〜、コンチェルト(協奏曲)と言うのは、そういう形態の演奏の事だったのですか! 勉強になります。
演奏した部分は、楽譜で10ページある内の、まだ1ページ分くらいだそうです。
詠夢: 次が、最後の曲です。今の所、好きになっていただいている率が高い曲です。パガニーニの『La Campanella』とチック・コリアの『La Fiesta』を合体させた曲です。
「La Fiesta Campanella」♪
と言う事で、無事演奏が終了しました。
本日演奏された曲の大体は、1stアルバムに収録されています。
[amazonjs asin="B0051TQRJI" locale="JP"]CDを買った人は、サイン会に参加できます。
テレビ、ブログなどで、詠夢さんを見た事はありましたが、本人を前にしたのは初めてです。ブログやtwitterの文章を読んでいると、詠夢さんは、お茶目な可愛らしい感じの娘さんかな〜と思っていたら違いました。奇麗なお嬢さんでした。
- aime official web site (佐田詠夢さんの公式ホームページ)
- aime*cafe (佐田詠夢さんのブログ)
- *佐田詠夢* (aimecafe) は Twitter を利用しています (twitter)
詠夢さんは、楽しそうに演奏していました。見ていると、表情がクルクル変わって、面白いです。演奏中に、時々弥生さんの方を見て、何か合図を送っている様でした。
弥生さんは、演奏中もクールです。あまり、表情は変えませんでした。時々、ほほえんでいる時がありました。
- 吉田弥生(ピアニスト)の公式ホームページ (紅林弥生さんの公式ホームページ)
ピアノって、一台でもかなり表現できる楽器だと思いますが、二台だと、更に表現が拡がりますね。すごく良かったです。
【関連記事】
ディスカッション
わっ、迫真のライブレポですね!
中野さんへ、初コメントありがとうございます。
読んでいただき、ありがとうございます。
気合いを入れてライブ中にメモし、レポートを書く時も気合いを入れました。
ライブの様子が伝わったでしょうか?
曲だけでなくトークなんかも書いてくださってるので、ああ、そういう話ししてたなぁ~っ、あ、そうそう!って。
中野さん さんへ、再びコメントありがとうございます。
トークの間に、ちょこちょこっと、メモしていました。
記憶力が良ければ、メモしなくても大丈夫なのかもしれませんが、それはちょっと無理です。
PrettyBachのライブでメモを取るのは、行き過ぎですかねぇ?