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畑と暮らしLab.に参加してきました

6月4日、福島県いわき市で開催された「畑と暮らしLab」に参加してきました。

畑作業と、地元で採れた野菜を使っての昼食、ワークショップ(座学)がありました。農作業から原理まで、深く理解出来た、非常に有意義なイベントでした。昼食付きで、参加費2千円です。

正直なところ、このイベントに参加する前は、私自身は農作業にあまり興味はありませんでした。実家で家庭菜園をしているので、ちょっとお手伝いをした程度です。なので、野菜を育てるときに、どうしてこの様にしているかなど、考えた事もありませんでした。このイベントを通じて、野菜を育てる事に興味が持てる様になりました。

講師の方の農業愛が激しく伝わってきました。いろいろ、試行錯誤したり、先輩農家の方から教えてもらったりして、日々研究しているそうです。教えられた事をそのまま真似をするのではなく、きちんと理由付けをして、ご自身で納得してから実践する姿勢が素晴らしかったです。

畑と暮らしLab.では、収穫量にこだわらず、昔ながらの丁寧な育て方をしています。農薬も使いません。安全で美味しい野菜ですね。

夏野菜苗の定植と大豆の種まき

今回のイベントでは、実際に畑作業をしながら、なぜこのやり方で作業をするかが詳しく説明してもらえました。種まきの仕方、支柱の立て方、肥料のやり方など、ちゃんと理由があるのです。

夏野菜苗の定植

トマト、かぼちゃ、ズッキーニ、ナス、ピーマンの苗を植えました。トマト、ナス、ピーマンには、支柱を立てます。ですが、支柱の本数は植物毎に違います。植物の生育の仕方に応じて、違っているそうです。ちなみに、トマトは4本です。4本支柱の立て方はちょっと難しくて、コツが必要でした。4本を束ねる麻ひもの縛り方もコツがいります。横で縛って、その後縦で縛ります。

支柱

かぼちゃとズッキーニは、同じウリ科なので、苗の葉の形も似ています。ですが、ズッキーニの葉は、かぼちゃの葉と違って、角が尖っています。次の写真は、かぼちゃの苗です(多分)。

かぼちゃの苗

そして、害虫も一緒で、どちらもウリハムシに狙われるそうです。この予防には、「あんどん」をかけるのが良いそうです。ウリハムシは視覚で餌を探すらしく、「あんどん」で覆う事で、ウリハムシから見えなくするとの事でした。「あんどん」は、白いビニール袋を輪切りにしたものを使います。この「白」も意味があって、ウリハムシから見えなく、日光を通す特徴を持っているからです。透明だとウリハムシに見つかり、黒い袋だと日光を通しません。

あんどん

ダイズの種まき

種まき一つでも、奥が深いです。市販の種には、必ず発芽率が記載されています。例えば、70%などです。つまり、一箇所に1粒しか蒔かなかったら、30%の確率で発芽しません。なので、一箇所に2粒以上蒔く必要があります。当たり前の事なのですが、きちんと説明があると、納得できます。

枝豆の種も蒔きました。たしか、巻いた枝豆の発芽率が70%だったと思います。一箇所に2粒以上蒔く必要があります。最低2粒ですが、今回は一箇所に3粒蒔きました。なぜでしょうか? それは、枝豆の鞘(さや)には、3粒入っている事が多いからです。鞘のまま地上に落ちた事を想定して、3粒ずつ蒔きます。自然に近い状況を再現するとの事です。なるほど〜。

種や苗は、種苗(しゅびょう)法の下で流通しています。この様な法律がある事自体、知らなかったです。

(目的)
第一条  この法律は、新品種の保護のための品種登録に関する制度、指定種苗の表示に関する規制等について定めることにより、品種の育成の振興と種苗の流通の適正化を図り、もって農林水産業の発展に寄与することを目的とする。
種苗法より

いわきの野菜を使った昼食

お昼は、地元の野菜たっぷりのサラダが出ました。美味しかったです。

昼食

畑でワークショップ

午後は、座学です。次の事を勉強しました。

トマトを苗から育てるのはどうしてか?

これは、トマトの原種が、リマ、クスコと言った、ペルー産だからです。原種の出生地と、育てる環境の気候の違いを考慮して、苗から育てているのです。リマ/クスコと東京との一番の違いは、種まきに適した時期の気温です。トマトは3月頃に種まきをするのが良いそうなのですが、直播きしてしまうと、外気温が低いために発芽しない可能性があります。そのため、苗まで育ててから定植するのだそうです。

人参や大根を種から育てるのはどうしてか?

人参、大根、カブなどの直根類は、根が傷むといびつな形に育ってしまうそうです。移植すると根が傷んでしまうのです。なので、直播きします。

大根の紹介で「ねずみ大根」がありました。根の先の成長を無理やり抑えて、下膨れにします。根の成長が抑えられるために、大根にストレスがかかり、とても辛くなるそうです。

接ぎ木苗とは何か?

「接ぎ木苗」と言うものがあるそうです。「接ぎ木」はよく聞く言葉ですが、「接ぎ木苗」は初耳です。苗同士で、接ぎ木するのです。病害虫に強い種類を根に、その先に美味しい実を付ける植物を接ぎ木します。そうすると、病害虫に強くて美味しい実を付ける苗が出来ます。すごい知恵です。

感想・まとめ

朝9時〜午後2時過ぎまでのイベントで、畑作業の実践から、作業の理由付け、予備知識まで学習できました。農業に関して予備知識が無くても、きちんと教えてもらえます。農業が、こんなに奥が深い物だとは思っていませんでした。

当日はお天気に恵まれ、快適に作業できました。久しぶりにお日様の下で体を動かして、気持ちよかったです。

畑

家庭菜園に興味のある方なら、より深い知識や技術を身につけることができます。興味が無い人でも、体を動かして爽快な気分になれます。そして、体を動かした後の美味しい食事。これで2千円はお得です。

次の開催がいつなのかはわからないのですが、目標は月に1回だそうです。7月は植物の成長が早いので、2回開催も検討しているとの事でした。ご興味のある方は、ぜひ次のページでチェックなさってください。

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