「アクアマリンふくしま」に行って来ました
福島県の水族館「アクアマリンふくしま」に行って来ました。環境水族館という事で、生き物の生きている環境に合わせた展示がされていました。
やはり、この水族館推しの「潮目の大水槽」が圧巻でした。特に「黒潮の流域」のイワシの群れです。6,000尾くらいだそうです。水槽上部からイワシの群れを見て、その奥に時々見えるカツオ。すごいです。
それと、「サンゴ礁の海」の水槽は見ていて飽きませんね。キンメモドキが泳ぎながら全体の形を変えていく様子は見ていて飽きません。
オレンジ色の丸い塊は、キンメモドキの集まりなんです。
泳ぐたびに形を変えます。
こんな感じに。
「サンゴ礁の海」の下には、チンアナゴがいます。チンアナゴがみんな同じ方向を向いているのは、エサになるプランクトンを食べるために、水の流れに向かっているそうです。
タカアシガニの水槽は不気味です。宇宙生物みたい。
団体で行ったのて、「アクアマリンふくしま震災ガイダンス」を聞く事が出来ました。3.11東日本大震災の被害を受けてから、同年7月15日に再オープンするまでのお話です。
地震の爪痕は今も残っています。建物本館は300本以上の杭があって、60m下の強固な地盤で支えられているそうです。でもその外側には支えがなく、地盤沈下しています。
アクアマリンふくしまは、いわき市の小名浜(おなはま)港の埠頭にあります。その為、津波被害を受けました。深刻なのは、地震や津波による物理的被害よりも、電力喪失による、海洋生物の生命維持が不可能になった事の様でした。750種20万点の内、約9割の生き物を失ってしまったとの事です。
アクアマリンふくしまから見た小名浜港です。この港に津波が押し寄せました。
アクアマリンふくしまは、いわき市の人達にとってのシンボルだそうです。アクアマリンふくしまが復旧・復興する事は、いわき市の人達の元気の素との事です。
7月15日は開館記念日なので、2011年7月15日に再オープンすると言う館長(リーダー)の強い意志、リーダーの元で築かれたチームワーク、それを支える人達によって、無事に再オープン出来ました。
海洋生物の避難や、救援物資の提供があったとの事。復旧を進めるスタッフへの、お客様からの手紙も励みになった様です。そのスタッフをやる気にさせたのは、館長の強いリーダーシップだったそうです。
強いリーダーの下の強いチームワーク。理想的ですね。胸が熱くなりました。
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