SheepShaver〜Windows 8(64bit)へインストール編〜
Windows 8 (64bit版)に、SheepShaverをインストールしてみました。
次のページを参考にしています。Thank you very much.
ビルド済みのSheepShaverは、次のForumからダウンロードできます。
ファイル名は、"SheepShaver_05_05_2010.zip"です。この中に、一通りのファイルが収納されています。
次の手順で、インストールします。
- GTK +2 Runtimeのインストール
- ZIPファイルの展開
- 展開されたフォルダ内に、"Mac OS ROM"を置く
- CD-ROMドライバのインストール
- keycords.jisの準備
- SheepShaverGUI.exe起動
- インストール先ディスクの作成あるいは追加
- Mac OS 9 CD-ROMの追加
- Boot From
- Mount drives
タブ
- タブ
- タブ
- タブ
- タブ
- タブ
- タブ
- Startで起動
- SheepShaverを終了
- “SheepShaver_prefs"の編集
- SheepShaverを再起動
簡単ですね。Mac OS 9のインストールは、別の記事をご覧下さい。
1. GTK +2 Runtimeのインストール
先に、インストールしておきます。次のページからダウンロードできます。
ファイル名は、"gtk+-2.10.13-setup.exe"です。
2. ZIPファイルの展開
ダウンロードしたビルド済みのSheepShaver、ファイル名は"SheepShaver_05_05_2010.zip"を、右クリックで展開して下さい。
3. 展開されたフォルダ内に、"Mac OS ROM"を置く
“SheepShaver"の中に、準備した"Mac OS ROM"を置きます(ダブルクオート無し)。
4. CD-ROMドライバのインストール
“cdenable.sys"ドライバを、"¥Windows¥SysWOW64¥drivers"に入れます。(64bit OS)の場合。
これで良いはずなのですが、私の場合、物理CDを認識してくれませんでした。
32bit OSの場合は、何もしなくて良さそうです。(試していないので、不明)
5. keycodes.jisの準備
MacBook Proなどで、JISキーボードを使っているときは、キーボードマッピングファイルを準備しておきます。
5.1 keycodes.zipのダウンロードと展開
次のページから、keycodes.zipをダウンロードして展開して下さい。
5.2 keycodes.jisとしてコピー
編集して、Windowsの定義部分(ファイル末)に、次の記述を追加します。
125 93 # $7d Yen
115 94 # $73 _
123 102 # $7b Muhenkan (-> Eisu)
121 49 # $79 Henkan (-> Space)
112 104 # $70 Hiragana (-> Kana)
この記述を追加する事により、英数(無変換)、かな(変換)、(かな)、¥、_が使える様になります。括弧内は、Windows用JISキーボードの刻印です。
6. SheepShaverGUI.exe起動
SheepShaverの設定をするためのツールです。
この設定をしてからSheepShaverを立ち上げないと、面倒な事になります。
6.1 タブ
6.1.1 インストール先ディスクの作成あるいは追加
Create…で、Mac OS 9をインストールするための、ディスクイメージを作ります。用途によりますが、私の様に、過去のファイルを読み書きする程度なら、1GB〜2GB程度あれば十分だと思います。サイズに、1,000〜2,000を指定します。起動するのを確かめてみるだけなら、500MB程度で十分です。
Mac OS 9は、MiB表示だったはずなので、本当は1,024とか2,048にしなければならないと思いますが、細かい事は気にしないと言う事にします。
私は、2,048を設定しましたが…。ファイル名は"HD2000.dsk"にしました。置く場所は、SheepShaverを展開したフォルダにしました。
この".dsk"ファイルは、OS X版と互換性があります。OS Xで作った".dsk"ファイルをAdd…で追加する事ができます。
6.1.2 Mac OS 9 CD-ROMの追加
事前に作成しておいた、"Mac OS 9.iso"をAdd…で追加します。ISOイメージの作り方は、調べていません。
6.1.3 Boot From
Anyにしておきます。
6.1.4 CD-ROM
CD-ROM Driveを指定します。私の場合は、認識してくれませんでした。
6.1.5 Disable CD-ROM
SheepSaverのMac OS 9に、CD-ROMを見せなくします。
6.1.6 Enable “My Computer" icon …
ここにチェックを入れて、"Mount drives"を指定すると、Mac OS 9の中から、Windowsのドライブをアクセスできるようになります。
ですが、Cドライブそのままアクセスできるとか、怖いです…。
6.2 タブ
次の通りに設定します。
- Vidwo Type … Window
- Reflesh Rate … Dynamic
- Width … 1024
- Height … 786
6.3 タブ
“Use Row Keycodes"にチェックを入れます。
JISキーボードを使っている場合は、準備編で作っておいた、"keycode.jis"を指定します。
Lines to Scrollはお好みで。私は、1にしました。
6.4 タブ
いじるところはありません。
6.4 タブ
Ethernet Interfaceは、あえて空欄にします。
理由は次の通りです。
- 遅い
- 不安定
- Mac OS 9上で動くまともなブラウザが少ない
- サポートしているAFPのバージョンが古すぎて、母艦(Mountain Lion)にすらつなげない
- ネットワークにつなぐと、ウィルスに感染する可能性が出てくる
どうしても、Ethernet Interfaceを使いたい人は、"slirp"と書きます(ダブルクオート無し)。
ちなみに、OS X 10.8 Mountain LionをAFPサーバとして使おうとすると、次のエラーが出ます。
NTPが使えなくて、困るのでは? と思いましたが、SheepShaverは、母艦側の時計に自動的に合わせてくれる様です。SheepShaverからの母艦の時刻の変更はできません。
6.5 タブ
128MB以上あれば、十分だと思います。64MBでも動作します。私は、512MBにしました。
ROM Fileが空欄になっているので、Browse…ボタンで選択します。指定しなくても、SheepShaverと同じフォルダ内に入っていれば、大丈夫な様です。
それと、"Ignore Illegal Memory Accesses"にチェックを入れます。気休めかもしれません。
6.6 タブ
そのままでいじらなくて良かったと思います。
“Enable JIT Compiler"だけにチェックが入ります。"Enable built-in 68k DR Emulation (EXPERIMENTAL)"にはチェックを入れません。
7. Saveで起動
設定が終わったら、Startで保存して起動します。
起動したら、Mac OS 9をインストールします。
次の記事を参考にしてください。
- SheepShaver〜Mac OS 9インストール編〜: プラスα空間 (2013年7月24日)
Mac OS 9インストール済みの、".dsk"ファイルを指定してあった場合は、そのまま起動します。
ちなみに、Quitでは、何も保存されません。
8. SheepShaverを終了
→ で、Mac OS 9を終了させます。
もし、終了できなかった場合は、タスクマネージャーで、SheepShaverを強制終了させます。
9. SheepShaver_prefsの編集
デフォルトだと、SheepShaver内のキーボードが、USキーボードとして認識されます。
JISキーボードを使っている場合は、"SheepShaver_prefs"の次の部分を書き換えます。
変更前
keyboardtype 5
変更後
keyboardtype 201
ただし、この方法で変更しても、コントロールパネルのキーボードには「日本語」のキーボードは現れません。アップルメニューの「キー配列」では、正しく認識されているので、大丈夫だと思います。
次のページを参考にさせていただきました。ありがとうございます。
他、色々調べていて、Mac OS 9では、キーボード配列が"System"スーツケースに入っていた事を思い出しました。
10. SheepShaverを再起動
SheepShaver.exeをダブルクリックして起動します。
なお、SheepShaverそのものは、より新しいビルド(例えば"SheepShaver_06-05-2013.zip")の方が、安定している様です。
これで、SheepShaverその物のインストールは終了です。
【シリーズ記事】
- SheepShaver再び: プラスα空間
(2013年7月12日)
- ひつじひげそり de SheepShaver: デジタル生活
- SheepShaver〜準備編〜: プラスα空間 (2013年7月14日)
- SheepShaver〜OS Xへインストール編〜[追記あり]: プラスα空間 (2013年7月22日)
- SheepShaver〜Mac OS 9インストール編〜: プラスα空間 (2013年7月24日)
- SheepShaver〜運用編〜: プラスα空間 (2013年7月25日)
- SheepShaver〜Windows 8(64bit)へインストール編〜: プラスα空間
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