FreeBSDの勉強中
以前購入したIODATAのNAS、HDL4-G2.0は、OS X 10.7以降に対応していません。しかも、悲しくなるくらい遅いのです。
NASのリプレースを考えているのですが、どうするのが一番良いのか、検討中です。
既製品のNASだと、例えば次の物があります。
でも、問い合わせの結果、購入候補から外れました。
この記事に色々コメントをいただき、NASをどうすれば良いかを考えるきっかけとなりました。
その後、色々考えた末に、候補の一つに、FreeBSDをNASとして利用する案が出てきました。
そんな訳で、FreeBSDの勉強中です。
次の所から、最新版の9.0をダウンロードしてきました。disc1と呼ばれる、CDサイズのISOファイル(FreeBSD-9.0-RELEASE-amd64-disc1.iso)です。
難しい…。Parallels 8にインストールして使っていますが、難しいと感じたのが、次の事です。
- インストーラが、昔ながらのCUI版。
- 初期状態では、インストールされているソフトが少ない。
- パッケージ管理システムの使い方。
- その他。
順を追って説明して行きます。
1. インストーラが、昔ながらのCUI版。
ダウンロードしたISOファイルから立ち上げると、昔ながらのCUIインストーラが起動します。CUIと言っても、メニュー形式ですが。それぞれ、ちゃんと意味を考えながらでないと設定できません。
ちゃんと考えなければならないのは、GUIも同じですが、最近のインストーラは、LiveCDから立ち上げられる様になっていて、LiveCD版で事前に色々調べられます。
2. 初期状態では、インストールされているソフトが少ない。
emacsはもちろんの事、perlやvimすら無いです。
“disc1″を使わず、"dvd1″を使えば良かったのかな?
3. パッケージ管理システムの使い方。
バイナリパッケージをインストールする場合は、pkg_addを使うみたいです。
# pkg_add -r {パッケージ名}
ソースからビルドする時は、/usr/portsの下の、それぞれのパッケージディレクトリで、make install cleanとすれば、インストールと削除作業をやってくれます。
依存関係はある程度チェックされてくれている様ですが、どうも不完全です。
例えば、netatalkをインストールする時に、オプションでavahiにチェックを入れたのですが、avahiパッケージはインストールされませんでした。別にインストールする必要がありました。
また、パッケージをインストールしただけでは使えなくて、/etc/rc.confも含め、色々設定しなければなりません。
ちょっと不親切だと思います。
私がまだ、使い方を良くわかっていないのかもしれませんが。
4. その他。
それと、何故だかTimezoneが日本に設定されませんでした。インストール時は、ちゃんとAsia/Japanにしたはずなのに…。(Tokyoの選択肢が無かったです)
検索するとすぐわかるのですが、JSTに設定するには、次の様にします。
# cp -p /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime # ntpdate {ntpサーバ}
一時的に、Timezoneを変更するなら、環境変数TZを設定します。
% date Sat Nov 3 21:47:23 JST 2012 % setenv TZ America/Los_Angeles % date Sat Nov 3 05:47:37 PDT 2012
まだ先は長いです。
ディスカッション
FreeBSDでNASをつくるなら、NAS4Freeの方がいいのでは?
nsbyさんへ、初コメントありがとうございます。
FreeNAS 8は調べていたのですが、NAS4Freeもどうせ同じだろうと思って、調べていませんでした。
調べた結果、NAS4Freeは、FreeNAS 0.7から派生したNASソフトで、FreeBSD 9ベースなのですね。なかなか良さそうな感じです。試してみたいと思います。
最終的には、NASだけではなく、VPNサーバ、プリンタサーバ等としても活用したいので、オリジナルのFreeBSDの方が調整し易いかな? と思って、FreeBSDを触り出した次第です。
nsbyさんへ、ご報告が遅れましたが、NAS4Freeについては、次の記事で調べました。
NAS補完計画〜見知らぬ、NAS4Free〜: プラスα空間
http://oichinote.com/plus/2013/03/nas-instrumentality-project-what-about-nas4free.html