ドラマ「赤い糸の女」最終週

2012年11月6日アニメ・コミック,マナカナ,映画・テレビ・ラジオ

2012年11月2日、ドラマ「赤い糸の女」は、無事最終回を迎えました。

この脚本、よくぞ、これだけの話をまとめた物だと思いました。最終週になっても、次から次へと発生する事件。本当に終わるんだろうかと…。

でも、ちゃんと奇麗な形で終わりました。中島丈博さんは、言いたい事を全部最終話に持ってきましたねぇ〜。見事です。

第8週を観た後は、この後いったいどうなってしまうのかと思いました。

最終週を観ている途中でも、栃彦が芹亜と肉体関係を持って、物質文明にどんどん堕ちて行くと言う展開に驚かされました。やはり、唯美の所には帰ってこないのかとあきらめていました。

でも、唯美はあきらめませんでした。栃彦との生活には、諦めてしまった感じがありましたが、仁奈子を護って、自給自足の生活を守りつつ、上田紬の伝統も護ると言う、強い意志。よく頑張りました。

そうであったからこそ、ミミズクの家(石母田家)から不意に聞こえて来たチェロの音色〜仁奈子と一緒に歌っていた、大好きな「お菓子と娘」のメロディー〜を再び聴く事ができたのです。唯美がミミズクの家での生活を投げ出して、どこかへ行ってしまっていたら、栃彦との暮らしを再開できませんでした。

家の中からチェロの音色が聴こえるシーンから涙が込み上げて来て、栃彦に抱きしめられている唯美と、栃彦に抱きつく仁奈子を観ていたら、本当に涙が出てきました。

ドラマ「赤い糸の女」には辛いシーンがたくさんありましたが、最終回が近づくにつれ、心を揺さぶられるシーンがいくつもありました。それまで寒い冬にじっと耐えていた草木が、春になって花を咲かせる様に。

ドラマ「赤い糸の女」が始まってから、だいたい次の様な感じで一週間分をまとめています。

  1. 超ザックリ版あらすじ
  2. あらすじ
  3. 感想
  4. 視聴メモ

実際には、この逆の順序で作業しています。

この作業の為には、BGMが欠かせません。

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まずは、ザックリ版のあらすじです。

栃彦は芹亜にたぶらかされ、自給自足の生活から物質文明に引き戻されようとしています。それは、唯美から栃彦を奪い、芹亜の物にする事でした。結局栃彦は、上田から姿を消してしまいます。

栃彦達の土地を取り上げた遥香は、徳須を養子として迎え入れます。その披露宴の日、豊子にウェディングケーキナイフを突き刺されて、命を落としてしまいます。豊子は逮捕・収監されました。

栃彦と遥香がいなくなった後、芹亜達で貴道家を乗っ取る為に、燐平と結婚しろと唯美に迫ります。その為には、手段を選ばない芹亜。仁奈子を人質にします。鄭の機転で、間一髪の所で仁奈子を救い出した唯美。その時に鄭に殴られた後遺症で、芹亜の顔の崩壊が始まりました。最悪の事態をさけるには、元の顔の骨格に添って、再建するしか無いと、診断がくだされました。

ある日、唯美と仁奈子が、「お菓子の娘」を歌いながら帰ってくると、誰もいないはずの家から、チェロの音色が聴こえます。栃彦が帰ってきたのでした。抱き合う三人。新たな幸せの始まりです。

芹亜の手術は成功しました。芹亜は、整形前の顔に戻る事により、つきものが取れた様な気持ちになりました。もう、唯美を支配したいとは思っていません。唯美と芹亜は、これまでの関係を振り返りました。芹亜は整形のせいで仮想空間を生きており、生身の体としての唯美が欲しかったと。唯美は芹亜、芹亜は唯美だったと。

機を織る唯美。唯美は、今までを振り返り、次の様にまとめました。

「欲望から解放されて、ありのままに生きること。
愛さえあれば、それは可能なのです。
愛とは、一本の赤い糸。
私は今日もその赤い糸を織り込んで反物に仕上げて行くのです。」

ザックリまとめようとしただけでも、これだけ長くなってしまいます。いかに、最終週が波乱に富んでいるかと言う証拠だと思います。それでも、超ザックリ版は作りたい。

がんばる。

栃彦は芹亜の策略で、唯美から引き離されるも、自ら冷却期間を設けて唯美の元に帰ります。唯美達は、平穏な暮らしを取り戻したのでした。芹亜がブタ志村に戻る事で、唯美と芹亜も和解しました。唯美は、愛さえあれば、欲望にとらわれず、ありのままに生きられると信じています。愛とは一本の赤い糸。唯美は今日もその赤い糸を織り込んで反物を仕上げて行くのでした。

ちょお頑張ったつもりなのに、まだ長い…。それだけ最終週が濃厚って事なのでしょうか? それとも、私の能力不足?

唯美と栃彦は、切れた赤い糸を結び直す事ができました。唯美と芹亜も、ねじれた赤い糸を正常な状態に戻せました。赤い糸とは愛なのです。欲望に流されず、ありのままに生きる為の。

これが限界…。

では、各話のあらすじです。

“FATE”は、英語で運命。それぞれの話数に対応しています。この様な表記にしているのは、ガンダムSEEDの影響です。ちなみに、ガンダムSEEDだと話数表記が”PHASE”となっています。ガンダムSEED(HDリマスター版、毎週日曜日19:30〜20:00、BS11)も、後数話で最終回を迎えます。

(FATE-40) 2012-10-29

唯美にどぶろくをかけて家を飛び出して栃彦が向かった先は、芹亜のいるデイサービスセンターでした。栃彦は芹亜に、唯美の不倫の真偽と相手を聞き出そうとします。それに対し芹亜は、唯美は都会で売春している様な女とささやかれ、此処にはいられないと言い放ちます。

栃彦は、丹精込めて作り上げて来た果樹園を、元の更地に戻す為、ブドウやリンゴの木を切り続けるのでした。悲しみつつ作業を続ける栃彦、それを見ている唯美でした。

豊子は、男はやけになったら止めども無く堕ちて行くと言います。琴子は、果樹園や畑が駄目になっても、その分染色を頑張ってくれれば何とかなると言います。周りは唯美達の味方でした。周りに何と言われても、良い作品を作れば良いと、琴子は唯美を励まします。

栃彦は、デイサービスセンターの一室に連れてこられました。そこには、芹亜が集めた音楽機材が用意されています。ブラームスの交響曲第一番を聴く栃彦。音楽に酔いしれます。芹亜は、自分の体を触らせながら、整形の秘密を明かして行きます。そして、栃彦は芹亜に男の欲望をぶつけるのでした。

シルバーサービスセンターでは、ちょっとした事件が起きました。小競り合いから、豊子が多嶺に怪我をさせてしまったのです。それを責める遥香。徳須は、遥香の所へ釈明に行く事になりました。

唯美は、ミミズクの家で栃彦の帰りを待っています。突如、木々がざわめきだし、芹亜が現れました。芹亜は、栃彦と関係を持った事を唯美に告げ、そして栃彦を自分の物にしたいと唯美に告げます。唯美の驚きは計り知れない物でした。

(FATE-41) 2012-10-30

芹亜は、唯美と栃彦はもう終わりだろうから、栃彦を寄越せと言います。栃彦も原始生活には飽きたと言っていると。ちゃんと仁義を通したんだから、あっさり譲り渡せと。唯美は芹亜を殴ろうとしますが、受け流されてしまいます。唯美は、帰ろうとする芹亜にランタンをぶつけ、芹亜は油まみれになります。火をつけろと挑発する芹亜。でも、そうすると殺人になってしまうので、唯美はじっと耐えたのでした。荒れ狂った唯美は、窓ガラスを割り、部屋を荒し、怒りをぶつけるのでした。外は暴風雨。割れた窓から吹き込む雨。泣く仁奈子に謝る唯美でした。

その頃栃彦は、デイサービスセンターにいました。翌日、目を覚まし、部屋を出て行きます。付いた先はミミズクの家(自宅)。その惨状を見る物の、有り金を唯美から受け取り出て行きます。精も根も尽き果てたと。仁奈子にお別れを言って、唯美から差し出されたチェロも持たずに出て行くのでした。

芹亜が、デイサービスセンターの栃彦の部屋に戻って来た時、栃彦はいませんでした。唯美に電話をかけた物の、栃彦は芹亜の元へ行ったと、唯美が告げます。栃彦は、上田電鉄に乗って、一人で遠くへ行ってしまったのでした。

栃彦が出て行ったと聞いて、徳須が食べ物を持って唯美の所にやってきます。燐平は唯美を求めていると。徳須が注いだワインを褒める唯美でしたが、その色に対してでした。唯美の興味は、上田紬にしか向いていないのです。しつこく唯美を求める徳須でしたが、タイミングよく鄭が訪ねて来て、徳須を連れて帰りました。

貴道家では親族会議が開かれ、徳須が貴道家の養子になる様に勧められます。遥香との関係に責任を取れと、周りから責めたてられます。徳須は、婚姻届を突きつけられてしまいます。徳須は逃げ場を失っていました。結局、翌日に徳須は養子縁組の為の婚姻届に捺印しました。

その頃、豊子は芹亜に解雇を宣告されていました。理由は多嶺をケガさせたからで、徳須も解雇を認めていると。辞めさせる様に仕組んだのは遥香だと豊子は思い込み、栃彦の一件もあり、遥香を恨みます。唯美は、豊子を「人を呪わば穴二つ」諭しますが、豊子は狂気の一歩手前なのでした。

(FATE-42) 2012-10-31

木々のざわめき。鳴り響く打つ音。それは、藁人形に釘を打つ豊子だったのでした。

徳須燐平と遥香の披露宴。二人が入場します。場所は、デイサービスセンターの多目的ホールでした。ウェディングケーキに入刀を済ませた二人でした。突然多嶺が「ナイフ、危ないよ」と口走ります。そこへ現れたのは、般若の面を付けた和服姿の女性。あっという間に二人の側に近づいたかと思うと、ケーキナイフを取り上げ、そのナイフを遥香に突き刺したのでした。般若の女性の正体は豊子でした。遥香はそのまま帰らぬ人となってしまいました。

この事件が起きる前に、包丁を持って豊子が出て行くのを、唯美が止めようとしていましたが、包丁だけは振り落とさせた物の、止める事は失敗に終わっていたのでした。

唯美達は、食べる物にも困っていました。仁奈子は保育園にすら行けていません。様子を見に来た芹亜は、お腹を空かせている仁奈子に、樹梨からお菓子を渡させます。芹亜は、豊子の事件はテレビゲームを見ているみたいだとはしゃいでいます。そればかりか、これを機会に貴道家を乗っ取ろうと、唯美に持ちかけます。唯美は、驚いているともあきれているとも付かない表情でした。

石母田家では、鄭が窓ガラスの修理をしてくれていました。その側で、唯美は機織りをしています。唯美は、機織りをして、すべてを忘れてしまいたいくらいでした。

そして、栃彦のノートを頼りに、染色にも手を延ばしています。そんな唯美の様子を見て喜ぶ琴子でした。

貴道家では、燐平が重大発表をしています。遥香が亡くなったので、唯美と結婚したいと。当然周囲は大反対しますが、燐平は貴道家を継ぐ立場を人質にして、認めさせようとします。

唯美が燐平と結婚すれば、貴道家を手っ取り早く乗っ取る事ができ、唯美も思う存分織物をできると、芹亜は唯美をそそのかします。唯美の後ろから、芹亜が唯美に抱きつきながら。

唯美は、芹亜の赤い糸にがんじがらめになる悪夢を見ていました。気がつくと電話が鳴っています。電話に出てみると、この世にいるはずの無い麻衣子からでした。

(FATE-43) 2012-11-01

麻衣子からのメッセージは、「燐平と結婚して」でした。驚く唯美でしたが、その声はやがて征行の声に変わりました。唯美は、栃彦、豊子の事も、一切征行に知らせていなかったのでした。一度、東京の実家に帰ってくる様に、征行は申し付けます。

東京に帰ろうとするその時、燐平と芹亜がやってきます。芹亜は、仁奈子を保育園に連れて行くと言って、引き止める唯美を無視してそのまま仁奈子を連れて行ってしまいました。

唯美は燐平から、燐平の所にも麻衣子から電話がかかって来たと言います。唯美と結婚しろと言って来たと。だから、結婚してくれと唯美に迫りますが、唯美は振りほどいて出て行きます。

唯美は、デイサービスセンターにやってきました。保育園にいるはずの仁奈子がいないのです。仁奈子は芹亜が閉じ込めていました。仁奈子の命が惜しければ、おとなしく芹亜に従えと、芹亜が迫ります。必死に仁奈子を探す唯美ですが、どこにも見つけられません。

それを見ていた鄭は、仁奈子が閉じ込められている部屋に唯美を案内します。そこには仁奈子がいました。そして芹亜もいたのです。芹亜は、窓から唯美の人形を落とします。唯美が燐平と結婚すると言わなければ、次は仁奈子を落とすと脅します。

鄭は、出て行く様に唯美を諭します。芹亜が仁奈子を解放した隙を見計らって、鄭がダッシュして芹亜の顔を張り倒します。鄭のおかげで、唯美は仁奈子を連れての脱出に成功しました。

志村家に、唯美と仁奈子が帰って来ました。純は高校で野球部に入っている様です。でも、未来に希望は無い様子です。征行は、唯美にしばらく実家に滞在する様に勧めました。そして、栃彦が横浜に帰って来ている事も調べてくれていました。栃彦は、しばらくアジアの国々を歩き回り、今は横浜の実家に帰って来ているとの事です。

唯美は、言われるままに横浜に来た物の、足は山手女子大の寮に向かっていました。女子大時代を思い出す唯美でした。みんな若かったと。今まで紆余曲折はあった物の、みんな間違っているとは思えないと、自分を納得させ、上田に帰って行きました。

栃彦が、志村家を訪ねて来た時には、唯美は上田に戻った後でした。

上田に帰って来た唯美は、仁奈子と一緒に部屋を片付けています。不意に鄭が訪ねて来ました。鄭は、デイサービスセンターを辞めて、韓国に帰る事になったのです。芹亜と喧嘩して居づらくなったのも一因です。鄭は、唯美の為に作曲した曲をバイオリンで演奏します。そして、唯美に一緒に韓国へ帰って結婚しようと、プロポーズします。ですが、唯美は断ります。鄭が、唯美の事を思ってくれるのはとても嬉しいけれど、唯美の居場所は此処しか無いと、今の生活スタイルが一番自分に合っていると、唯美は確信しています。鄭は、さっぱりと諦め、去って行くのでした。

その頃、芹亜の顔が崩れ出すと言う恐ろしい悲劇が、芹亜を襲っていたのでした。

(FATE-44) 2012-11-02

芹亜は燐平に崩れ出した顔を見せます。芹亜は志村クリニックに電話した物の、土曜日で誰も出ないとの事。明日は日曜日でどうする事もできないと。燐平は唯美に電話をかけ、助けを乞います。不二子の話では、征行はゴルフに出かけていて、遅くならないと帰らないとの事で、携帯へも電話をかけるなと言われていると言う事でした。しかし、芹亜の顔を見た唯美は、緊急事態なので、すぐに連絡を取って欲しいと、不二子に伝言します。

征行のクリニックで診断してもらった所、顔面の脂肪細胞があちこちで剥離・壊死しており、整形後の姿に戻す事は無理と言う診断が下りました。最善策は、骨格に合わせて再建する事ですが、整形前の顔に戻ってしまう事になります。

手術は無事終了しました。征行は、「外面的な美しさが内面までに作用してくれれば良いが、欲望を追い始めると精神は置いてけぼりになってしまう。捨てる物は捨て、ありのままに生きていたい部分がある。」と理想を語ります。

上田に帰った唯美に、琴子は燐平との結婚を勧めます。唯美ははっきりと断ります。そこへ、麻衣子が貴道家にいると、燐平がやって来ました。確かに、そこには麻衣子の姿が見えます。楽しそうに多嶺と話しています。燐平は、多嶺の妄想に付き合いながら、これからも過ごして行かなければならないのでした。

唯美は、拘置所で豊子との接見を許されました。豊子は、殺人を犯してしまったが、達成感があると言います。ただ、これからの事を考えるとつまらないと。外に出たら優しくして欲しいと唯美に頼みます。困惑する唯美でした。

唯美と仁奈子は、「お菓子と娘」を一緒に歌いながら帰宅途中でした。ミミズクの家の近くまでくると、家の中からチェロの音色が聞こえます。チェロを弾いていたのは栃彦でした。帰って来ていたのです。唯美を抱きしめる栃彦、栃彦に抱きつく仁奈子。栃彦は、自分の居場所が此処しか無い事を悟ったのでした。

栃彦は、再び畑を耕し出し、繭から縦糸を紡ぎ、染めてみる挑戦も始めました。

デイサービスセンターにいる唯美と芹亜。手術は無事成功し、酷い状況は脱しました。しかし、整形前の顔に戻ってしまったのです。お母さんがブスになったとはやし立てる樹梨でしたが、自分に似ている事が嬉しかったのです。

芹亜は整形していた時を振り返り、まるで仮面をかぶってバーチャルの世界(仮想世界あるいは仮想空間。仮装ではありません)をさまよっていたみたいと表現します。今は、つきものが落ちたみたいで、唯美を征服したいとも思わないと。

二人は、二人の関係が何だったかを考えます。芹亜は自分自身がバーチャルだったから、生身の体「唯美」が欲しかったと。その状態は、芹亜が唯美で、唯美が芹亜。お互いに「ブタ志村」「姫志村」と呼び合い、これから築かれようとする友情を確かめ合うのでした。

機を織る唯美。唯美は、今までの人生を次の様にまとめました。

「欲望から解放されて、ありのままに生きること。
愛さえあれば、それは可能なのです。
愛とは、一本の赤い糸。
私は今日もその赤い糸を織り込んで反物に仕上げて行くのです。」

(終)

第43話と第44話(最終回)は、簡単にはまとめられないですね。事件が多すぎて、まとめる事ができません。

芹亜が唯美に栃彦との関係をばらした時の唯美の様子、唯美を見ていて本当に苦しかったです。栃彦に裏切られたと言うショック、栃彦さえも奪おうとする芹亜への怒り。そのすべてが表現されていました。このシーンも名演技です。

栃彦が出て行くとき、唯美はチェロを持たせようとしました。でも、栃彦が置いて行ったのは、帰ってくる時の演出を考えたからなのですね。憎い演出です。

仁奈子が栃彦を送り出すとき、「行ってらっしゃい」と無邪気な様子も悲しかったです。非常にベタな演出ですけれど。

栃彦が、一人で遠くへ行ってしまったと聞いて、「まさか、自殺させるなんて、そんな単純な、そして最低な脚本にしないよな!」と思っていましたが、大丈夫でした。最後は、ちゃんと唯美と仁奈子の元に帰ってきました。栃彦にも、冷却期間が必要だったのですね。

ウェディングケーキカットのナイフで、人を刺す事ができるのでしょうか? そう言う事が起きない様に、安全設計されていると思うのですけれど。

検索すると、ケーキナイフが凶器になっている作品がある様です。

さらには、ケーキナイフで実際に頸部を斬りつけた事件が発生しています。いずれも、怪我をさせただけの様ですけれど。

  • 裁判員制度
    • 平成24年6月29日 住居侵入,強盗致傷 銃砲刀剣類所持等取締法違反
    • 平成24年8月1日 住居侵入,強盗致傷
    • 平成24年9月19日 住居侵入,強盗致傷

60歳のおばあさんの力で、人の腹部を貫通させる程の傷を負わせられる物でしょうか? でも、本当にできちゃいそうな程に、豊子は逝っちゃっていましたからね。

唯美との接見で、「妙な達成感」があると豊子。やはり、頭がおかしいのではないでしょうか? 残された人の事を思うなら、そんな気持ちにはなれないのではないでしょうか?

相手が殺人鬼で、自分や家族あるいは大切な人を護る為に、殺人鬼を殺してしまったのなら、達成感があるかもしれません。

でも豊子は、自分の恨みだけで、遥香を殺していますよね。本当に悪いのは、遥香や豊子を勘違いさせた芹亜だし。

第41話の予告シーン(第40話終了時)で、何かの届け出に、捺印するシーン。画面をよく見ていなかったので、婚姻届と気がつかなかったです。てっきり、唯美と栃彦の離婚届だと思ってしまいました。予告編も凝っているなぁ〜。

婚姻届って、式を挙げてから出すのが普通なんですかね? 私は、式が始まる直前に出して来ましたけれど。婚姻届は、遅くても新婚旅行の前には出した方がいいみたいですよ。そうしないと、万一事故があった場合、奥さん(あるいは夫)への保証(遺産相続とか)が全くありませんから。法律上は他人ですからね。

琴子は、ツンデレですね。唯美を弟子に取った最初の頃は、冷たく当たっていましたが、最後には唯美の理解者になってくれています。唯美が、一所懸命に、機を織り続けたからでしょうか? 投げ出さずに、誠実に努力した結果でしょう。

芹亜はヤンデレ。もう最初から病んでいるし、唯美にベタベタしているし。病み具合が半端無いですけれど。

唯美と燐平の結婚を勧める芹亜が唯美に抱きつくシーン、第1週の女子大のシーンでもありましたね。正に、そのオマージュでしょう。

麻衣子から電話があった時、携帯にはかけて来た人の名前が出なかったのでしょうか? 麻衣子だったにしろ、征行からだったにしろ、名前が出るはずです。それとも、夜遅く知らない電話番号にかかって来た電話に、唯美は出たのでしょうか? 無防備ですね。寝ぼけていたのかも知れませんが、画面を確認する様な演技もしていましたし…。う〜ん。

麻衣子からの電話は幻聴だったのでしょうか? でも、徳須の所にもかかって来てたみたいですし、最後には実体化された麻衣子を、唯美も徳須も目撃しています。

これらの事を、どう解釈して、どう納得するかは難しいですね。何か、良い案は無いかなぁ。どういう解釈をしているか、ファン仲間に聞いてみようかな?

私的には、「電話は幻聴。唯美が寝ぼけていた。寝ぼけて、夢の続きを見ていた。」「麻衣子の姿は実際に見えていた。あり得ない事かもしれないけれど、そう言う事はあるかもしれない。それ程までに、多嶺と麻衣子の会話に真実味があった。」と、仮に解釈しています。

鄭が機転を利かせて仁奈子を安全に保護しました。偶然ですけれど、結果的には芹亜も目覚めさせる事ができました。人を殴った事は褒められはしない、と言うか、傷害罪に問われるのではないかと言う事はありますが。

鄭が唯美にプロポーズして諦めて帰るシーンも、ベタだけど泣けたなぁ。非常にさわやかな青年です。

フジテレビなので、韓国寄りなのかもしれませんけれど、留学して唯美に思いを寄せつつも、さわやかに帰って行くと言う脚本は良かったと思います。他、燐平から唯美をタイミングよく救ったりと、大活躍でした。

実は私は、放送されるよりも前に、あるイベントで最終週で鄭がどういう行動に出るかを知ってしまっていました。それについては、また別の機会に書きたいと思います。鄭を演じたKoNさん自身も、非常にさわやかな青年でした。

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唯美が山手女子大寮を回想しているシーン、確かに、みんな若く見えます。茉奈さんは、14歳の唯美(姫志村)、21歳〜22歳の唯美、26歳の唯美、30歳の唯美を演じた訳ですけれど(合ってるかな?)、ちゃんと年齢設定に添った感じで演じられていました。メイクと衣装さんの力でしょうか? 多分、それだけでは駄目で、役者さん自ら、気持ちを切り替える必要があったはずです。

唯美と芹亜の最後のシーン、「ブタ志村」「姫志村」も泣けて来ました。お互い、あんなにぶつかり合っていたのに、和解する事ができてよかったと。芹亜は、人を動かすのがうまいので、正しい使い方をすれば、味方が増えるんじゃ無いかな。

元の「ブタ志村」に戻った芹亜。化粧を落として、前髪を分けただけですけれど、美人でも無く、ブスでも無いって感じが表現されていました。芹亜が上田に来てから化粧が濃くなったとは感じていたのでしたが、最後のシーンの為でしたか。

あ、高校の野球部に入った純、あの可愛さはどこへ行った〜?! もありました。

それでは、視聴メモを載せます。長いので、読みたい方だけどうぞ。

赤い糸の女 2012-10-29〜2012-11-02

(FATE-40) 2012-10-29

遥香と徳須。遥香と豊子。
裏切った。
あたしのソバに近づくな。
どぶろく

(主題歌)

栃彦と芹亜。
栃彦、相手は誰? 芹亜、言えません。
不倫が誰だかうじゃうじゃ。
不倫は事実か? 事実だとしたらだれか?
売春。ささやかれる。都会で売春。
芹亜が自分で噂を広めている。
孤立無援で、夫婦仲が悪ければ、別れるしかない。

果樹園を元に戻す為、ブドウの木、リンゴの木を切った。
悲しみに明け暮れる栃彦。
それを見ている唯美。

(CM)ファブリーズ。松岡修造。
(CM)パラマウントベッド。楽匠Sシリーズ。
(CM)新h&s
(CM)シートですからどこへでも。レノアハピネス香りシート。
(CM)キューピーハーフ。

石母田家。唯美と豊子。
豊子は、何故切ったかわからない。
栃彦は、夜は呑んだくれて、どこかに行く。
栃彦には、新しい土地をもらっても、やる気が無い。
豊子、男はやけになったら、止めども無く落ちて行く。
唯美、怖がる。
豊子、遥香への怒りをあらわにする。

琴子工房の染色所。栃彦いない。
遥香がやってくる。
売春婦の子供。
琴子と紫奈がやってくる。
芹亜が言っている。
唯美、あの人はもう、駄目です。
その分、染色を一所懸命やってくれればなんとかなる。

栃彦。鄭に、音楽機材の物が集められている。
栃彦の為に、芹亜が集めた。
LPが聞きたい。CDで我慢しなさい。
ブラームスの交響曲第一番。
電力が引き出す、音響。
生き返るみたいでしょ、細胞の一つ一つが。
栃彦に迫る芹亜。

唯美と琴子。何と言われても、良い作品を作れば良い。
琴子、芹亜はいったい、どういう女。
芹亜は悪魔。

芹亜、体を栃彦に触らせつつ、整形の秘密を明かす。
おっぱい。脂肪細胞を注入して豊胸。両方で100万円くらい。
腰回りも太ももも脂肪吸引。
顔も、まぶたを切って脂肪吸引して二重まぶたに作り替えた。
鼻。プロテーゼの注入で高くして、広がっていた小鼻を手術で小さくした。
唇。肉感的に作り替えた。
顎。骨を削ってすっきりさせた。
手術のあげくの作り替え。
ナチュラルなものを芹亜によこしなさいよ。
作り物だと聞いたら、むらむらして来た。
外で聞いている、鄭。

石母田家。栃彦が帰ってくる。
唯美は、テーブルに突っ伏して寝ていた。

(CM)SK-IIピテラ。14日間実感キット。
(CM)タッチでマジック。ボールド。
(CM)フライパンを洗ったスポンジでコップ。
(CM)イシマル→エディオン。
(CM)ドモホルンリンクル。

シルバーサービスセンター。老人達。
多嶺に、突っかかる豊子。
盛太郎。無駄だ。
多嶺、豊子ブツ。風船飛ばない。
豊子が、多嶺を振り払う。
多嶺、怪我。
遥香、虐待。
徳須、謝る。
遥香、犯人は?
遥香、家で待っている。
徳須、がっかり。
遥香が入ってくる。
芹亜、栃彦、良い男。あの男が欲しい。

石母田家。唯美、帰りを待つ。
芹亜がやってくる。
唯美出てくる。
芹亜、家に上がる。お願いがあって来た。
ムッとしている唯美。
芹亜、栃彦と寝た事を唯美に告げる。
芹亜。栃彦には全部ばらした。解放感があってよかった。
ほんとに初めて。男を好きになったの初めて。
信じられない様子で聞いている唯美。
栃彦を私にちょうだい。
驚く唯美。

(予告)

{唯美と栃彦が離婚?}

(FATE-41) 2012-10-30

芹亜、栃彦と。
芹亜、唯美に栃彦をくれと言う。
驚く唯美。

(主題歌)

芹亜、ちょうだいよ、おねがいだから。
どうせ、あんた達は破滅でしょ。
栃彦さん
ナチュラリストぶった生活が偽物だと気づいて欲しかった。
弥生時代な原始生活はまっぴら。
栃彦は、テクニカルな再生装置で、体中しびれている。
CDで音楽?
物質文明にUターンさせる。
あっさり、栃彦を譲り渡してくれれば良い。
仁義も通している。
殴ろうとする唯美、受け止める芹亜。
泣く、唯美。ランタンをぶつける。
油まみれになる芹亜。
体に火をつけろと挑発する芹亜。
荒れ狂う唯美。
{本当に苦しい。}

栃彦。ベートーベンは偉大。
鄭、唯美を心配する。

徳須と遥香。麻衣子のベッド。
子種は付ける。
顔をブツ遥香。

石母田家。雨がガラス窓から入り込んでくる。
泣く仁奈子。
謝る唯美。

(CM)不思議な柔軟剤を売るお店。レノアハピネスブラック。
(CM)プラス糀シリーズ。生塩糀。
(CM)SK-II。ステムパワー。
(CM)WELLA。トーン。
(CM)アメリカンホームダイレクト。

栃彦が寝ている。キスする芹亜。
栃彦、目を覚ます。

石母田家。仁奈子を保育園へ連れて行こうとする。
栃彦が帰ってくる。惨状を見る。
お金を取りに行く。
栃彦。精も根も尽き果てた。
糸は、唯美が染めろ。
仁奈子、お父さんはもう駄目だから。
出て行く栃彦。
チェロを渡そうとするが、断る栃彦。
仁奈子、お父さん行ってらっしゃい。

芹亜が、部屋に戻ってくるが、栃彦はいない。

石母田家。窓に紙をはる唯美。
芹亜から電話。
栃彦はあなたの所へ行きました。

栃彦は、上田電鉄に乗って、遠くへ行ってしまっていた。
徳須がやってくる。
食べ物を持ってくる。
唯美が一人で暮らす事になったと聞いてやって来た。
「我が時は来たれり。なんじの与うるもの、
我はことごとく退けん。」
こんな物いらないわよ。みんな持ってかえってよ。
社会的な地位もあるし、心から唯美を求めている。
徳須、ワインをつぐ。
徳須、ペラペラ。
唯美、ワインを飲む。色を褒める。
唯美を求める徳須。
鄭がやってくる。
帰りましょう、所長。明日は朝から会議。

(CM)ファブリーズ。トイレは臭い。甘い香りを足したら、気持ち悪い。トイレのファブリーズ。
(CM)SK-IIステムパワー。
(CM)ウィスパーコスモ吸収。
(CM)スクラビングバブル。トイレスタンプクリーナー。
(CM)I LOVE YOU。ロマンティックフローラル。
(CM)ドモホルンリンクル。3日間お試しセット。

貴道家。親族会議。
徳須が貴道家の養子になる様に。
男として、責任を取れ。
周り全員が、徳須を説得する。

デイサービスセンター。
芹亜、豊子に解雇を告げる。
遥香が言って来た。
所長も、今月いっぱいでクビにしろ。

貴道家。婚姻届を徳須の前に突きつける。

翌日、デイサービスセンターで、捺印する徳須。
豊子驚く。所長が遥香と結婚を聞いて、豊子が崩れ倒れる。

慰める唯美。
遥香を責める豊子。
私は許さない。呪ってやる。
人を呪わば穴二つ。
豊子は、狂気の一歩手前。唯美の予想がぴったり的中。

(予告)

{般若。遥香が刺される? 麻衣子から電話?}

(FATE-42) 2012-10-31

(タイトルイン)

木々のざわめき。打つ音。
藁人形に釘を打つ豊子。

徳須と遥香の結婚式が近づき、
唯美の恐れが現実に変わって来た。

(主題歌)

徳須と遥香が入場。
夢のカップル。

豊子、結婚式に行こうとする。
止める唯美。
包丁を取り出す豊子。
私をさしてから行きなさいよ。唯美。
包丁を振り落とす唯美。
出て行く豊子。

結婚式の披露宴。
デイサービスセンターの多目的ホール。
唯美が、豊子を探しにくる。
琴子と紫奈は、披露宴に出席。
ケーキカット。
多嶺、危ないよ。ナイフ、危ないよ。
般若の面を付けた豊子。
ケーキカットのナイフで、豊子が遥香を刺す。
倒れる遥香。死亡。

(CM)ファブリーズ。松岡修造。こたつは密閉空間。
(CM)パラマウントベッド。楽匠Sシリーズ。
(CM)香りシート。レノアハピネス。
(CM)ウィスパー。コスモ吸収。
(CM)キューピー。テイスティドレッシング。

貴道家。お葬式。
琴子。最近おかしい。

石母田家。仁奈子。お腹空いた。
芹亜が樹梨を連れてやってくる。
仁奈子、保育園欠席。
樹梨、仁奈子にクッキーをあげる。
芹亜、テレビゲームみたい。
芹亜、はしゃいでいる。
芹亜、貴道家を乗っ取るつもり。
{唯美、おどろいているのか、あきれているのか}

遥香のお葬式。多嶺、遥香の事がわからない。
婚姻届を出してから、遥香が死んだ。
多嶺、麻衣子と結婚してね。

石母田家。鄭が窓ガラスの修理。
機を織っている唯美。
機を織る事で、すべてを忘れてしまいたい。

(CM)トイレのファイブリーズ。根本消臭。松岡修造。
(CM)レノアハピネス。香りシート。
(CM)ウェラ。2+1。
(CM)イシマル→エディオン。
(CM)ドモホルンリンクル。3日間無料お試しセット。

染色をしている唯美。
栃彦のノートを見ながら、手探りでやっている。
栃彦がいなくてもなんとかなる。
唯美が元気になってくれて嬉しい。琴子。

貴道家。燐平、好きな女がいる。
相手、麻衣子。
麻衣子は、女子大から戻って来た。
女子大時代から知っている。
遥香を殺した豊子の娘。
反対するなら、籍を抜いて出て行く。

石母田家。芹亜が来ている。
燐平との結婚の話。
唯美が麻衣子を殺して、
遥香が豊子を殺して。
麻衣子を殺した時から、運命が決まっていた。
芹亜。指図ではなく、命令。
貴道家に入れば、思う存分織物をできる。
{芹亜、後ろから唯美をだく。最初のシーンのオマージュ}
芹亜の赤い糸にがんじがらめになる悪夢。
電話が鳴っている。
麻衣子から電話。

(予告)

{芹亜、仁奈子を突き落とそうとする}

(FATE-43) 2012-11-01

麻衣子から電話。
驚く、唯美。
燐平と結婚して。その方が嬉しい。
征行の声。豊子が殺人をしていた。
栃彦、いない。
唯美。お父さん、辛いの。
一度、こちらに帰って来い。

(主題歌)

東京のおじいちゃんに会いに行く。
燐平、唯美との結婚。芹亜と一緒にやってくる。
麻衣子からの電話。芹亜だろ。
見え見えの事しないでよ。
妄想。
芹亜、仁奈子を連れて行った。
燐平にも麻衣子から電話がかかって来た。
唯美と結婚してくれ。
貴道家を絶やさない様にしてくれ。
芹亜とは不毛。
燐平、唯美にプロポーズ。
振りほどいて、出て行く唯美。

唯美、デイサービスセンターにやってくる。
保育園にいない。
芹亜、仁奈子を預かっている。
仁奈子の命は、芹亜が預かっている。
困っている鄭。
唯美、必死で、仁奈子を探す。
あかずの間がある。
鄭、案内する。
芹亜がいた。
芹亜、唯美の人形を落とす。
芹亜、仁奈子を落とそうとする。
燐平と結婚しなければ、仁奈子を落とす。
鄭、出て行く様に唯美を促す。
出て行こうとする二人。
芹亜、仁奈子を離す。
そのすきに、鄭が芹亜の顔面を殴り、突き飛ばす。
芹亜の顔から出血。顔が崩れている。
唯美、仁奈子を連れて部屋を出る。

(CM)トイレのファブリーズ。
(CM)プラス糀シリーズ。
(CM)ジョイ。フライパンを洗ったスポンジのままでコップ。
(CM)レノアハピネスブラック。
(CM)アメリカンホームダイレクト。

志村家。唯美と仁奈子が帰って来た。
純。高校生になっている。坊主頭。
豊子、殺人。
純、露悪趣味。
純。野球。
征行、しばらく、こちらにいる様に。
征行は、栃彦に電話した。横浜にいる。
アジアを歩き回っていた。

唯美、横浜に来ていた。
女子大の寮に。足が。

(回想)
女子大時代の唯美と芹亜と麻衣子。
花咲く乙女達。
フランス文学プルースト。
「失われた時を求めて」第2巻。
楽しそうな、3人。

みんな若かった。
紆余曲折。みんな間違っているとは思えない。

栃彦、唯美を訪ねてくる。
上田に帰った。

(CM)トイレのファブリーズ。松岡修造。
(CM)ファブリーズ。こたつ。松岡修造。
(CM)カビキラー。
(CM)スクラビングバブル。トイレスタンプクリーナー。
(CM)ドモホルンリンクル。お試しセット。

上田駅。唯美と仁奈子が電車から降りる。
二人で家を掃除。
鄭が訪ねてくる。
鄭、韓国に帰る。副所長と喧嘩した。
鄭、バイオリンを弾く。
鄭が作曲した曲。唯美の為に。
仁奈子と一緒に聞く唯美。
演奏する鄭。
上田の風景。ミミズク。
鄭、唯美にプロポーズ。
一緒に韓国に。
唯美の居場所は、此処にしかない。
電気もガスも無い生活が、一番似合っている。
どこにも行かない。
唯美、嬉しい。でも、ごめんなさい。
鄭、悲しい。とても悲しい。このまま別れるの、悲しい。
鄭くん、元気でね。
さようなら。
{ここも泣ける。}
「私は此処に来て、生きて行く確かな手触りに支えられていました。」

そのころ、芹亜に恐ろしい悲劇。
顔が崩れている芹亜。

(予告)

{芹亜、元の顔。栃彦と唯美}

(FATE-44 最終話) 2012-11-02

(主題歌)

芹亜の顔を、徳須に見せる。
起きてみたら、顔がグニャグニャになっていた。
電話したけれど、誰も出ない。
明日は日曜日。

唯美に、燐平から電話。
芹亜が大変な事になった。
すぐ来て欲しい。
芹亜の顔が大変な事になった。
芹亜、見ないで。
征行はゴルフに出かけている。
携帯に電話をかけるなと言われている。
唯美、緊急!

征行のクリニック。
6日前に殴られた。
征行診断している。
あちこちに、細胞の剥離。
芹亜、懇願する。

征行、唯美に電話。
骨格にそった、手術する前の元の顔に戻したい。
それが、一番奇麗になる措置。
崩れた顔よりは。

(CM)トイレのファブリーズ。松岡修造。根本消臭。
(CM)パラマウントベッド。楽匠Sシリーズ。
(CM)レノアプラス。
(CM)キューピードレッシング。中栓も開いちゃいます。

クリニック。手術が終わった芹亜。
征行と一緒の唯美。
外的な美しさが中身まで美しくなれば、意義がある。
欲望の追求を始めると、精神は置いてけぼり。
ありのまま、自然に生きて行きたいと思っている部分がある。
捨てなきゃ行けない物がたくさんありすぎて。
唯美は、相当捨てたかな?
でも、お父さん。何もかもは捨てられない。
愛は捨てられない。
愛も捨てろ、あきらめろ。

琴子工房。染色。
琴子、燐平との結婚を勧める。
唯美、断る。
燐平入ってくる。
麻衣子がいる。

貴道家。幽霊の麻衣子。
多嶺と燐平と唯美には、麻衣子が見えている。
ふっと、消えた。

拘置所で、豊子との接見。

(CM)パンテーン。補修。P&G。
(CM)ジョイ。フライパンを洗ったスポンジのままでもコップ。
(CM)レノアハピネスブラック。
(CM)イシマル→エディオン。
(CM)ドモホルンリンクル。お試しセット。

豊子。花を咲かせたから。狂い咲き。
狂い咲きの方が、奇麗で毒々しい。
やりたい放題やった。
人を殺しんだから、後悔しなきゃ行けないけれど、
妙な達成感。
これからの事を考えると、本当につまらない。
外に出られたら、優しくしてね。
優しくしてくれるとしたら、唯美だけ。

唯美と仁奈子、お菓子の好きな巴里娘。
家のなかから、チェロの音。
栃彦が弾いていた。
{涙が込み上げて来た。}
仁奈子、静かに聴くのよ。
演奏を止める栃彦。
唯美を抱きしめる栃彦。
栃彦、此処しか無い。
栃彦に抱きつく仁奈子。
{本当に涙}

畑を耕す、栃彦と唯美。

栃彦、繭から縦糸も。

デイサービスセンター。
芹亜。
お母さん、ブスになった。樹梨。
お母さんの今の顔がすき。
私のお母さんみたい。
この顔になって、つきものが落ちたみたい。
仮面をかぶって生きていたみたい。
バーチャルの世界をさまよっていた。
唯美、どすんどすんと体に当たる。
唯美、私たちっていったいなんだったのかしら。
芹亜、征服しようとは思わない。
(主題歌)
自分自身がバーチャルだったから、
それに変わる生身の体が欲しかった。
芹亜が唯美だった。唯美が芹亜だった。
芹亜と唯美の。
ねぇ、呼んでいい?
ブタ志村。姫志村。
{また涙が}

機を織る唯美。

欲望から解放されて、ありのままに生きること。
愛さえあれば、それは可能なのです。
愛とは、一本の赤い糸。
私は今日もその赤い糸を織り込んで反物に仕上げて行くのです。

(終)

ふぅ〜、終わった。これで、やっと他の人の感想ブログを読む事ができます。自分の感想をまとめあげてしまうまでは、他の人の感想を読む事ができないのです。自分の感想に影響を受けてしまうからです。自分で書いた後で、他の人の感想を読んで、「なるほど、そう言う見方もあるか」と感心しております。

このまとめ、足掛け三日、作業時間合計は8時間かかっています。そして、録画したドラマを見るのに、4時間はかかっています。CMを飛ばしていませんし、一時停止を多用していますから、実際の放送時間(2.5時間)よりも長い時間が必要です。

いつも書いていますが、これは主役の志村唯美を演じた、三倉茉奈さんへの愛です。もし、愛が赤い糸だとしたら、私と茉奈さんとは、赤い糸で結ばれているのでしょうか?

別に、赤い糸でつながっていなくても良いのです。恋とは奪う物、愛とは与える物。唯美を全力で生ききった茉奈さんの活躍を、記憶と記録に残しておきたいだけです。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。今後、次の事を予定しています。

  • 結末予想の結果検証
  • 人物相関図・役者リンク更新
  • (秘)プロジェクト

ドラマ「赤い糸の女」に対する情熱が冷めないうちに、取りかかりたいとは思っていますが、限られた時間の中でどこまでできるかは不明です。

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本編

その他

Posted by お市のかた