ドラマ「鈴子の恋」第10週

マナカナ,映画・テレビ・ラジオ

「鈴子の恋」は第10週目です。第43話(2012-03-05)〜第47話(2012-03-09)です。

遂に、三倉佳奈さんが演じるミス・ワカナが亡くなってしまいました。お疲れ様です。最後まで、力一杯の演技でした。

ミスワカナが亡くなった3月5日、このブログでの、最高アクセス数を記録しました! 特に、13時台、14時台のアクセス数の延びが凄いです。「鈴子の恋」は注目されているのですね。でも、アクセス数の割には、コメントがありません。まぁ、そんな物ですけれどね。

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作業用のBGMに、「鈴子の恋」の主題歌、松任谷由実さんの「恋のリリース」のオルゴール演奏版を使っています。

「恋をリリース」は明るい感じの曲なので、ドラマの中での使いどころが難しいですよね。暗いシーンじゃ使えないし。番組の音楽担当は、よいタイミングでちゃんと使ってきているので、凄いです。

それでは、今週もまとめてみたいと思います。

「鈴子の恋」(あらすじ)

ワカナが舞台で倒れ、心配する鈴子。その一方で、舞台に穴を空けまいと、ワカナの代わりを演じます。

ワカナから、名前を継いで欲しいと言われますが、ワカナが死ぬ事なんて考えられないと鈴子。二人の絆を確かめ合うのでした。

その夜、ワカナの容態が急変し、帰らぬ人となってしまいました。

鈴子は一郎と正式にコンビを組む事になりました。鈴子は、ワカナの代役で一郎とコンビを組んでいたときは良かったのですが、本気で一郎と漫才をしようとすると、間が合いません。

鈴子が今後どうするかは、お客の反応を見て決めれば良いと柳枝がアドバイスします。朝治は、鈴子自身の芸風で売った方が良いとアドバイスします。

一方、鈴子の初恋の相手、良太は、音楽で身を立てて行く事に決め、東京の作曲家に弟子入りする事になりました。鈴子と、三度目の別れです。再開を信じて、そっと別れるのでした。

柳枝は、相変わらず美麗と不倫しています。とうとうその現場を、鈴子に見つかってしまいました。

鈴子は怒りと不安から、宿屋で朝治と一夜を過ごしてしまいました。

朝になって柳枝がやってきますが、もう遅すぎたと鈴子。結局、鈴子は柳枝と離婚してしまいます。

鈴子は、漫才でも一郎とうまく行かず、コンビを解消してしまいました。

何もかもうまく行かない鈴子は、ヒロポンに手を出してしまいました。鈴子はもう自分が嫌になっていたのです。朝治も愛想が尽きて、出て行ってしまいます。

そんな鈴子を、御寮人とエンタツ師匠が探し出してくれて、ヒロポン中毒から救い出してくれました。

朝治から、相方にして欲しいと言う申し入れを受け、鈴子は承諾します。御寮人の了解も取れました。

御寮人は、ラジオへの進出や通天閣の再建に尽力しています。これからの日本を救うのは、笑いの力だと。

ところが、その2週間後、御寮人は肺結核のため突然の死を迎えたのでした。

そして、花月の経営が御寮人から代わった事により、給料ではなく歩合制になりました。その為、鈴子の収入が無くなってしまったのです。一座の面倒も見てもらえなくなりました。

鈴子は、漫才の相方としてだけではなく、夫婦としても朝治とやって行く事になりました。

御寮人の死と入れ替わりに、英次郎が帰ってきます。一座のあまりの変化に、訳がわからなくなってしまう英次郎でした。

鈴子は、エンタツ師匠により、MZ研進会に入会させてもらう事ができました。そして、秋田先生に新しい芸名を付けてもらいました。鈴子は蝶々、朝治はトンボです。

MZ研進会で、蝶々・トンボは、まずまずの出来です。MZ研進会の拠点「喫茶バタフライ」でウェイトレスをしている郁子は、漫才は面白かったけど、トンボと言う芸名は良くないのではないかと、秋田先生に進言します。

鈴子が朝治に、「何と言う字?」と聞いていたのを見た秋田先生は、「南都雄二」(なんとゆうじ)と言う芸名を付けました。トンボと言う名前が気に入らなかった朝治は大喜びです。鈴子も、「ミヤコ」と言う屋号を貰いました。「南都」の「都」をカタカナに直した物です。

MZ研進会で漫才の勉強をしている、ミヤコ蝶々と南都雄二でしたが、お金は入りません。一座にはお金が無く、年も越せない状態です。柳枝と一緒だった時には、お金を柳枝が管理していたので、全部持って行かれてしまったのです。

お腹が空いて、二人は漫才にも力が入りません。事情を知った秋田先生は、鈴子にそっとお金を渡してくれたのでした。そのおかげで、一座は無事に年を越す事ができました。

あらすじをまとめるのは、結構大変です。でも、楽しみに読んでくれている人もいらっしゃる様なので、頑張っています。今回のまとめは、いかがでしょうか?

でも、やっぱり、長めになりますね。ザックリまとめると、次の様な感じでしょうか?

ワカナの死を迎え、鈴子は一郎とコンビを組みますがうまく行きません。その上、柳枝を美麗に取られてしまいます。何もかもうまく行かない鈴子は、ヒロポンに手を出してしまいます。そんな鈴子を御寮人が救い出してくれました。しかし御寮人は、肺結核のため、突然亡くなってしまいました。入れ替わりに英次郎が帰ってきます。

鈴子は朝治と漫才の相方だけではなく、夫婦としてもやって行く事になりました。二人は、MZ研進会で、漫才の稽古をしています。二人は、世話人の秋田先生から新しい芸名、「ミヤコ蝶々」「南都雄二」を貰うのでした。漫才の勉強を進める二人ですが、お金は入りません。年を越す為のお金も無い一座でしたが、秋田先生がそっと援助してくれたのでした。

ワカナが亡くなってしまって、「鈴子の恋」は面白くなくなってしまうのでは? と思いましたが、そんな事はありませんでした。それどころか、更にめまぐるしく話が進展します。御寮人も亡くなってしまうし、柳枝とは別れるし、朝治と結婚すするし、英次郎は帰って来るし、MZ研進会に入るし。そして、やっと芸名「ミヤコ蝶々」を貰います。

予告編を見ると、来週はミヤコ蝶々・南都雄二が活躍しそうです。でも、波乱の様子もあり…。目が離せません。

「鈴子の恋」(視聴メモ)

#43 (2012-03-05放送)

ワカナが舞台で倒れる。幕が引かれ、そのまま楽屋に連れて行かれる。

良太も楽屋へ来る。ヒロポンは、もう完全に止めた。

柳枝、美麗の所にいる。

ワカナの病室。一郎がいる。病室の外で、鈴子の病状の説明。細菌の毒が回っている。

明日のトリは空席に。いえ、私と一郎さんとでやります。その方がワカナさんが喜ぶ。

柳枝帰って来る。秋夫と朝治に、柳枝の居場所を教える。秋夫は断る。朝治は、渋々引き受ける。ネコと犬の鳴き声を真似させ、犬の声で知らせる事になった。

ワカナの病室。鈴子と一郎。舞台の相談をするが、一郎は断る。気が付いたワカナが、「お客さんが、待ったはる」

「鈴ちゃん、ウチの着物来てやって。」一郎もうなずく。

鈴子の楽屋。御寮人が入って来る。

舞台で、鈴子と一郎が漫才をしている。南京の話になり、一郎が涙ぐむ。「日中親善の歌をうたいましょ」

ワカナの病室では、舞台を想い浮かべながら、ワカナが寝ている。

美麗の所にいる柳枝が帰ろうとする。引き止める美麗。包丁を持ち出し、一緒に死のう。柳枝が取り押さえる。

鈴子が先に帰って来る。朝治が慌てて、美麗の家に行く。犬の鳴き声。それに気付く美麗。変な犬の声。慌てて、柳枝が帰る。朝治に小遣い。

柳枝が家に帰って来る。鈴子は、家で漫才の台本を書いていた。

ワカナに復活して欲しい。一郎さんを取られたくないと思ってくれる事が、ワカナに取っての一番の薬。

ワカナの病室。一郎に話しかけるワカナ。一郎がワカナに

w:いち、ろうさん。

i:おしっこか?

w:ちゃう。

i:うん。お腹すいてないか? あっ、足もんだろか? 体、拭いたろか? いや、かゆいとこないか? 何か、ほっ、ほっ、欲しいもんないか?

w:いっぱいゆうわ。

i:ごめん。

w:高座は、どうやった。

i:さすがは鈴ちゃんやで。「金色夜叉」をやったけど、すごい拍手と笑いやったで。

i:けど。

i:あんたの着物着たらそっくりでな、南京の漫才思い出して、涙が止まらへんかったわ。

w:アホやなぁ。

i:僕を置いて逝かんといてや。また、また漫才やろ。

w:ウチの人生で一番大事な人は。あんたやったんやなぁ。

w:気付くんが遅すぎたわ。

i:何を言うてるんや

w:なぁ、

i:何や?

w:してもええで。

i:アホな事言うな。

w:もう、最後かも知れへんで。

i:そんな事言ったら、でけへん。

w:そやからあんたはあかんねん。

(ワカナのベッドに潜り込む一郎。)

i:狭いわ

(そっとキスする一郎。)

次の日の朝、ワカナの病室に鈴子が入って来る。ワカナは凄く元気そう。

w:昨日の薬が効いたんやな。

慌てる一郎。トイレだと言って外に出て行く。ワカナと鈴子、二人。

s:一郎さん、どないしたんや?

w:内緒や。

s:やらし。

(笑う、ワカナと鈴子)

w:えらい、お客さんにウケたみたいやな。

s:そうやで。ワカナ姉ちゃんの時よりお客さんが笑(わろ)うてたて、御寮人さんに褒められたんや。

w:言うてくれるな。よっしゃ、来週には復帰して、あんたよりもっと笑いとったるわ。

s:ホンマやで。早う花月に帰ってこな、お客さんに忘れられんで。

(笑う、ワカナと鈴子)

w:鈴ちゃん。

s:何です?

w:もし、ウチが死んだら、ミスワカナを継いでくれるか?

(怪訝そうな顔をする鈴子)

w:やっぱり嫌か。

s:死んだらなんて、言わんといて下さい。そんな事は考えた事もないし、考えとうもありへせん。

w:一郎さんを頼むわ。

s:えっ?

w:あの人は、あんたやなないとあかんねん。

s:ウチには柳枝師匠がいます。

w:あっ、違うがな。漫才の相方としてや。

s:そんなん約束できません。

w:いけず。

s:いけずです。偏固(へんこ)です。アホです。

w:ブス。すかたん。へちゃむくれ。

(笑う、ワカナと鈴子)

s:嫌や。

(泣く、ワカナと鈴子)

s:もっとウチをいじめて下さい。

w:死んでたまるか。もう一遍、花月の舞台に上がるんや。

病室の外では、話を聞いていた一郎も泣いている。

公園で、良太達が「影を慕いて」を演奏している。そこへ鈴子がやって来る。

漫才をしている、鈴子と一郎。そこへ朝治が「容態急変」の知らせを持って来る。

舞台終了後、ワカナの病室に駆け込む。

i:ワカナさん、ワカナさん、ワカナさんっ!

s:ワカナ姉ちゃん。

(目を開けるワカナ)

s:ワカナ姉ちゃん。

(何か言おうとするワカナ)

s:何? 何や?

w:好きって言う字はな、女の子って書くんや。

w:好きやで。

(事切れるワカナ)

i:えっ。嫌や!嫌や〜!

(大声で泣く一郎)

i:ワカナさ〜ん。

ミスワカナ、ヒロポン中毒による敗血症により死去。享年三十七歳。

#44 (2012-03-06放送)

ワカナ、死んでから評価が上がった。ミスワカナの名前を残す必要がある。残すのは、会社の方針。

良太に相談する鈴子。良いと思ったら、利用すれば良い。鈴子には才能がある。

良太は、東京で音楽で生きて行く。自分にしかできない事をしたい。東京の作曲家に弟子入りする。鈴子に歌ってもらう歌を作る。

三度目の別れ。きっとまた会える。

舞台の後、鈴子と一郎がもめている。ワカナの間と鈴子の間が合わない。

柳枝がダメだし。

倶楽部ほうぜんじ。朝治は、鈴子は鈴子の芸風で売った方が良いと思う。一時売れても、比較されておしまい。

最後は、お客さんに聞いてみたら良い。さすがはヤナさん。

漫才の練習をする、夏子、桔梗、さくら。ダメ出しをする鈴子。

柳枝は、竹団治の所へ出かけると言って、美麗の家に行く。美麗は、昨日来てくれなかった事に腹を立て、出て行く。

水掛不動の前で、鈴子と美麗が鉢合わせ。柳枝は、京都には行っていない。

漫才をする、鈴子と一郎。舞台が終わった後、一郎が鈴子のダメだし。

朝治に、美麗と柳枝の事を話す。何か知ってる? 朝ちゃん、正直に答えて。答えられない朝治。堪忍して下さい。

朝治、鈴子を美麗の家に連れて行く。実は、昔の隠れ家。朝治、犬の鳴きマネ。

鈴子に見つかる、柳枝と美麗。アホ! 出て行く鈴子。雨が降る。傘をさしだす朝治。天気予報、当たりました。

水掛不動の前から、宿屋街へ。帰りましょと、朝治。鈴子は、宿屋街の方へ、歩いて行く。

柳枝と美麗。争っている。美麗を追い払って、柳枝が出て行く。

鈴子は、朝治と一緒に、宿屋へ。朝治、帰ろうとするが、鈴子に引き止められる。朝治は、布団を別の部屋に移す。

鈴子。浮気も芸の肥やしになると思って、我慢して来た。朝治、僕とスーちゃんは「夫婦善哉」や言うてました。織田作之助の小説。しっかり者の奥さんが、だらしのない主人を支える。

鈴子は、もっと柳枝を縛ったら良い。鈴子は、良い人間過ぎる。浮気を許したら、柳枝がぐうたらになる。

朝治に抱きつく鈴子。あの男の事を忘れさせて。抱き合う、鈴子と朝治。

家に帰って来る柳枝。鈴子は家に居ない。何処にもいない。慌てる柳枝。

宿屋では、鈴子と朝治が、裸で抱き合っている。(鈴子の恋の初めての本格的な濡れ場)

朝、鈴子と朝治が話している。そこへ、柳枝がやって来る。美麗とは別れたと、柳枝が謝るが、鈴子は遅いんや! と一括。すんまへん。と朝治。

#45 (2012-03-07放送)

鈴子は、柳枝を赦さない。お世話になりました。

鈴子、舞台で歌う。一郎に、お礼を言う。

御寮人に、柳枝と別れた事を報告。一郎との相方もうまく行かなかった。しばらく休ませて欲しい。

鈴子は、ヒロポンに溺れた。昭和24年。柳枝師匠や一座の事を忘れる為に。朝治が世話をする。

自分が嫌い。早く、自分を捨てたい。錯乱する鈴子。朝治、鈴子の薬を止めさせたがっている。

鈴子と朝治が法善寺を歩いていると、水掛不動の前で、柳枝と美麗に会う。美麗は妊娠していた。

錯乱する鈴子。家に帰って、禁断症状。鈴子は、柳枝の子供が欲しかった。朝治より柳枝の事が好きなんだと、朝治は怒って出て行く。

朝治が、エンタツ師匠と会う。御寮人も一緒。

倶楽部ほうぜんじ。エンタツ師匠と御寮人が、朝治に鈴子の居所を聞く。でも、朝治は教えない。

ワカナに続いて、鈴子を失いたくない。ウチを誰と思うてまんのんや!

鈴子、家で倒れている。カミソリで、腕を切っていた。ヒロポンから抜ける為に。

病室で、鈴子と朝治。注射しない様に、カミソリで切った。負けたらあかんと思った。

注射したら、また朝ちゃんに怒られる思て、必死やった。禁断症状のみっともない姿を、世間に見せられへん。

僕を、相方にしてくれへんか? 相づちを打つだけなら、できる。朝ちゃんは頭良いから、稽古したらしゃべれる様になるよ。頑張るから、ヒロポン止めてよ。

一座の家に、御寮人がやって来て、事情を説明する。

病室では、鈴子と朝治が話をしている。目標が出来たので、薬への欲望もなくなった。

そこへ、御寮人がやって来る。実は、ワカナと同じ病室だった。あかんで、ワカナはんの後を追ったら。

御寮人さん、朝ちゃんを相方にしよう思います。朝ちゃん、素人やけど、女性にモテるからええんとちゃうか?

ラジオの話進んでいる。

通天閣の再建も進んでいる。英次郎が帰ってきたら、協力してもらう。

これからの日本を建て直すのは、笑いの力。

「あんたは、ウチの宝やで。」

2週間後。家に戻ってきた。鈴子と朝治が結婚した。もう、ヒロポン中毒から抜けていた。

電報が届く。御寮人の訃報。散り際も鮮やか。

#46 (2012-03-08放送)

葬式から家に帰る鈴子達。桔梗が待っている。英次郎が家に上がり込んでいた。御寮人も肺結核だった。俺の代わりに死んだ様な物だ。

英次郎に、柳枝と別れて、朝治と結婚した事を報告。

美咲、冬子、美麗の事を報告。英次郎、訳がわからない。

鈴子と英次郎と水掛不動。そして、倶楽部ほうぜんじへ。春夫と蓮華と再開。

家で、英次郎は、さきの写真と呑みかわす。

漫才の稽古をしている、鈴子と朝治。なかなかうまく行かない朝治。

英次郎が、朝治にラジオを聞く様にアドバイスする。

花月の支配人が代わり、営業方針が変わる。歩合制になる。

水掛け不動の前で、エンタツ師匠に会う。MZ研進会に連れて行かれる。

秋田Aスケ・Bスケ(しゃべくり漫才を得意とするコンビ。Bスケの猿のモノマネも有名)。夢路いとし・喜味こいし(漫才だけでなく、後に司会者としても活躍する兄弟コンビ)。がいる。

そこへ、秋田先生が帰って来る。

秋田實(漫才作家の草分け的存在。ラジオ、テレビの構成作家としても活躍。)

秋田は、鈴子の顔を知っている。鈴子・朝治、覚えにくい。

ここの店、バタフライやったな。蝶々・トンボ。羽ばたいてや。

家に帰って、食事をする。屋号は? 一座に、お金が残っていない。みんな、働きに出かける。

漫才の稽古をする、鈴子と朝治。でも、朝治は眠くて付いて行けない。

英次郎と話をする鈴子。朝治は、女に人気があるから気をつけろ。タバコを吸う二人。

「ゴンドラの唄」が子守唄。ハナが唄っていたのを、英次郎がさきに引き継いだ。鈴子が良く眠るから。さきには内緒。

鈴子が、朝治を育てる。ウチの手、離したらあかんで。あんたがこけたら、ウチも転がり落ちる。一緒に頑張ろな。

寝たフリをして聴いている朝治。

#47 (2012-03-09放送)

喫茶、バタフライにやって来る朝治。郁子が掃除している。郁子に新聞を読ませる朝治。それに相づちを打つ朝治。

蝶々とトンボが漫才をしている。トンボは三つの言葉だけで、やり通した。

秋田が、指導。一人芝居をする蝶々。

トンボ、芸名悪い。前のトンボがすぐに辞めた。

台本を読みながら、鈴子が漢字の読み方を朝治に聞いている。

「何と言う字?」→「南都雄二」。

蝶々の屋号。相方が「南都」なので、「南蝶々」「都蝶々」から選択。「都蝶々」。漢字が多すぎるので、「ミヤコ蝶々」 。

ラジオを前に稽古をしている、朝治。

談笑している一座の所に、男が訪ねて来る。英一。鈴子の実兄。復員した。グアム島にいた。戦争が終わったと言うチラシが配られていたが、信じられなくて、ジャングルの洞窟で隠れていた。現地の人に見つかって、アメリカ軍に連れて行かれた。

英一に、朝治を紹介する。

ハナに会ったか? まだ。神戸港から直接来た。次の日、東京へ帰って行った。

喫茶バタフライに来た朝治。トンボと言う名前が嫌いだった。お礼を言いたかった。キミは、何と言う子? 岡田郁子。

そこへ、鈴子がやって来る。好みやろ?

一座家で、暗い。

おかまで面白くなかったら、一銭の価値もない。

夏子と桔梗が泣いている。印刷工場、採用してくれなかった。中学校も出ていない。芸人はアホやからアカンって言われた。芸人は芸人らしく、板の上で生きて行けば良い。

誰にも負けない物が1個あれば、他に何も知らなくて良い。と、さきが言っていた。

もうすぐお正月なのに、餅もないし、酒もない。

鈴子と朝治。お金は、柳枝が管理していた。柳枝が、お金を持って行って出て行った。

ワカナから、お金を借りる。着物を質に入れれば、お金ができる。

喫茶バタフライ。秋田先生のダメ出しを受けている。ミヤコ蝶々と南都雄二は、お腹が空いて、良い漫才ができていなかった。

秋田先生から、お金を借りようとするが、先生はお金を貸してくれない。お金の貸し借りは嫌い。

そう言って、秋田先生は、鈴子にお金を握らせた。

そのお金で、年越しの準備。漫才の神様がくれたお金。

視聴メモを読むと、一週間の放送の詳細がわかると思います。

それでは、三倉佳奈さんが演じるミス・ワカナを軸にして見た「鈴子の恋」、題して「ワカナの恋」のあらすじをまとめてみたいと思います。

「ワカナの恋〜最終回」(あらすじ)

ワカナと鈴子と一郎が、漫才「金色夜叉」をしていました。その途中、ワカナが突然倒れてしまったのです。

ワカナは、体中に細菌の毒が回り、危険な状態だと。

御寮人は、トリは空席にすると言いいます。でも鈴子は、ワカナだったら、鈴子と一郎で舞台に立ってくれた方が喜ぶはずだと、御寮人に報告します。でも、一郎にはやる自信がありませんでした。

それに気付いたワカナは、「お客さんが、待ったはる」と、一郎にけしかけます。ワカナは鈴子に、自分の着物を着て舞台に立って欲しいとお願いします。

病室でワカナは、二人の舞台を想い浮かべているのでした。

舞台が終わり、ワカナの病室には一郎が来ていました。ワカナは、一郎から舞台の報告を聞きます。

ワカナは、ワカナの人生で一番大切なのは、一郎だったと気付くのでした。

最後の二人だけの夜を過ごす、ワカナと一郎でした。

次の日、鈴子が病室にやってきます。ワカナの快復ぶりを見た鈴子は驚きます。昨夜の薬が効いたとワカナ。

鈴子が一郎と漫才をした方が、お客さんが笑ってくれたと鈴子から報告されたワカナは、来週には復帰して、もっと笑いを取ると宣言します。

その一方でワカナは、もし自分が死んだら一郎の相方として、ミスワカナの名前を継いで欲しいとお願いします。

答えを出せないでいる鈴子を、ワカナがいじめます。

ワカナは、花月の舞台に立ちたいと、強い希望を持っていました。

その日、鈴子と一郎が漫才をしていると、ワカナの容態が急変したとの知らせが入りました。

舞台終了後に、病室に鈴子と一郎達が駆けつけました。

それに気が付いたワカナが目を開けます。何か言おうとしています。

「好きって言う字はな、女の子って書くんや。好きやで。」

それが、ワカナの最後の言葉でした。

「ミスワカナ、ヒロポン中毒による敗血症により死去。享年三十七歳。」

「ワカナの恋」の詳細まとめは、ありません。十分詳細だと思いますので。超ザックリ阪も無しです。

ワカナと一郎、ワカナと鈴子の、それぞれの病室での会話を、全部書き起しました。「鈴子の恋」(視聴メモ)の#43をご覧下さい。

ワカナと一郎、ワカナと鈴子の病室での会話、とても良かったです。最期、一郎と鈴子に看取られたワカナは、幸せでした。二人とも、ワカナの最期に間に合って、良かったです。ワカナの最期のシーン、泣けました。「鈴子の恋」を見続けていて、初めて涙が出ました。

ワカナが事切れる瞬間、佳奈さんは一瞬白目を剥いてから目をつぶっていました。あれも、演技なのでしょうか…。私は、人が死ぬ瞬間に立ち会った事は無いのですが、どうなんでしょう? リアリティを増している様に思いましたけれど。

ワカナと良太とのキスシーンには嫉妬しましたが、病室での一郎とのキスシーンには、素直に応援できました。

これで、ワカナ役の三倉佳奈さんは、出演終了です。お疲れ様でした。

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(テレビ画面をデジカメで撮影しました)

ワカナの最期を見届けた、三倉佳奈さんのブログです。

ワカナは、第4話から第43話までの約2ヶ月の登場でした。この全期に渡ってのまとめもしたいな…。もう少し時間のある時に、まとめてみたいと思います。

三倉佳奈さんは、ワカナの台詞で、好きな言葉が三つあるそうです。

まず、一つ目。

「おもんなかったら怒るで。」

Cuteに♪|三倉佳奈オフィシャルブログ「三倉さんちの次女ブログ」powered by Amebaより

二つ目です。

「好きてゆう字は 女の子って書くんや。」

好きてゆう字は女の子って書くんや。|三倉佳奈オフィシャルブログ「三倉さんちの次女ブログ」powered by Amebaより

三つ目の報告はありませんでした。ですが、多分、最後の一つは、「ウチの人生で一番大事な人は。あんたやったんやなぁ。」 だと思います。

佳奈さんの出演は終わってしまいましたが、「鈴子の恋」 まだまだ波乱が続きます。もう少しですので、頑張って続けたいと思います。

本日、3月11日。東日本大震災から、一年が経ちました。私の住んでいる地域では、もう震災の傷跡はほとんどありません。でも、まだ苦しんでいらっしゃる方がたくさんいると思います。

「鈴子の恋」の中で、御寮人が、「戦後の復興の為に、笑いが必要になる時期が来る」と言っています。先週の放送でも、同様のシーンがありました。脚本の大石静さんと長沖渉さんは、被災された地域の事も意識されていらっしゃるのでしょうね。

被災者の方が笑いを取り戻せる様に、私には何ができるのでしょうか? 最低限、今でも苦しんでいる人達がいるのを、忘れない事でしょうね…。

【ワカナの衣装グラフィティ】

【シリーズ記事】

Posted by お市のかた