私、わたし
書名 | 私、わたし | ||
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著者 | 緒方英秋(おがたえいあき) | 本の所在 | 図書館 |
出版社 | 講談社 | 価格 | 1,500円+税 |
出版年 | 2002年01月24日 | 評価 | ★★★★☆ |
読書期間 | 2017年09月13日〜2017年09月15日 | ||
心に残った言葉 |
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感想 | 緒方さんが、体の性と心の性の違いに気が付き、自分としての生き方を見つけます。ろう×LGBTとして、初めてカミングアウトされたようです。 この本を読むと、聴覚障害による生き方の違い、LGBTとしての生き方の違い、そして両方を併せ持つ場合の生き方の違いを理解できます。 例えば、ろう者の中で裏のある話し方通じないと言うことが、書かれています。緒方さんは、家族全員がろう者で、ろう者である事の誇りを持っています。ろう者同士の付き合いは、ろう学校などで身につけていきます。 孤独が人間として一番怖い事、たしかにその通りかもしれません。何かに悩んでいるとき、同じ悩みを持つ人がいることがわかれば、救われます。これが普通の人が、普通の人として語ることができるのです。あえて普通の人と書きましたが、ろう者でゲイなのです。ろう者であっても、ゲイであっても、そうでなくても、孤独では生きられないし、悩みに押しつぶされてしまいます。 孤独は、他者による間違った判断からもたらされるのかもしれません。お互いに話してみればわかることなのに、コミュニケーションを取らないために、誤解したままになります。それは、悲しいことですよね。 どんな状況であっても、自分を見失なわなければ、生きていけることを理解できました。私は、自分を見失わずにいられるのでしょうか? |
読書記事
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