サムスンの決定は何故世界一速いのか (角川oneテーマ21) [Kindle版]
書名 | サムスンの決定は何故世界一速いのか (角川oneテーマ21) [Kindle版] | ||
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著者 | 吉川良三 | 本の所在 | Kindle |
出版社 | 角川書店 | 価格 | 360円(セール価格) |
出版年 | 2012年03月10日 | 評価 | ★★★★★ |
読書期間 | 2014年04月13日〜2014年07月29日 | ||
心に残った言葉 | 「危機意識とは"自分が生き残れるかどうか"と身の危険を感じるレベルの話です。」(「第三章 危機におけるリーダーと組織の役割」の「憔悴しきった財閥オーナー)より」 「下の人間は"自分で考える"事が習慣化されて、その能力を伸ばして行く事ができるのです。」(「第三章 危機におけるリーダーと組織の役割」の「戦略は明確化ではなく抽象化すべし」より) 「地球上で生き残っていけるのは"強い生物ではなく、環境に最もうまく適応した生物"です。」(「あとがき」より) |
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感想 | かなり衝撃的です。サムソンも最初は日本のやり方をまねて追いかけているだけだったのですが、李会長の「フランクフルト宣言」を機に方向転換します。この宣言で、サムソンの社内体制が完全に再構築され、グローバル企業として戦える体制になります。 開発から品質管理まで大幅に変革して、各国の消費者に買ってもらえる可能性を高めた製品を品揃えします。そのために、少量多品種生産が可能になっています。徹底的な現地調査の上で、その国に最適な製品を最速に販売します。 トップダウンにする事、ボトムアップにする事が上手く融合されています。きわめて東洋的なやり方なのですが、危機意識がそれを可能にしているのでしょう。 |
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