1. 家族新聞とは(作る目的)
「家族新聞」とは、家族に関する出来事を記事にした新聞です。配布先は、家族、親戚の他、ごく親しい間柄を想定しています。
家族内で起きた出来事を、その都度細かくみんなに報告していれば、「家族新聞」はいらないのかもしれません。この場合、「報告する」と言う目的は達成できますが、「記録する」と言う事ができません。また、同じ内容を全員に話す事もできません。
アルバム(写真)を見返すだけでも、当時の事はわかりますが、どういう経緯でその事が起きたか、あるいはその時どう思っていたかの全てを思い出す事はできません。ですが、「家族新聞」として記録に残っている事で、それらの事を思い出す事ができます。
「家族新聞」を作る目的は、家族の出来事を報告・共有し、かつ記録する事にあります。
[amazonjs asin="4072794104" locale="JP"]家族新聞の参考になればと思い、この本を買いました。著者の竹野恵さんのエッセイと、ニューヨークに滞在していた時の家族新聞(手描き)が掲載されています。そして、家族新聞について、次の様にまとめられています。
写真やビデオでももちろん思い出は残っていくのですが、語り継いだり文章にしたりする時には、その時の語り手の心情が反映されやすく、心持ちが一緒になって思い出に残るというメリットが生じやすいのかなと思います。
そういう意味では、ニューヨークに滞在していた時ばかりでなく、子育ての過程を継続的に家族新聞として記録していたら、もっともっと家族の宝が残ったのではないかと、今になって
「恵さんちの ニューヨーク家族新聞―キラキラ子育てのヒントがいっぱい。こんな家族新聞、残しませんか?」著:竹野 恵、P74より
やはり、写真だけではなく、その時の気持ちや状況を残していくために、家族新聞として記録する事は、非常に良い事だと思います。
あらためて、家族新聞の目的を箇条書きにします。
- 家族の出来事を、その時の考えも含めて、記録すること
- それを、ごく親しい仲間と共有すること
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