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官僚とメディア [Kindle版]

書名官僚とメディア [Kindle版]
著者魚住 昭本の所在Kindle
出版社角川書店価格340円 (特別セール)
出版年2008年01月01日評価★★★★★
読書期間2014年02月03日〜2014年02月25日
心に残った言葉

「事件があらわにしたのは、建物の安全を支えるはずの建築確認システムが完全に形骸化し、機能しなくなっているということだった。国交省の官僚たちはおそらくそのことに薄々気づきながら、何の手も打たずに放置してきたのだろう。」(第四章 官僚たちの思惑 誰がトクをしたのか)

「彼ら新聞記者たちは政官界の随所に濃密な人間関係を設けて食い込み、情報を物々交換することで、あるいは情報を通過のように利用する」(第五章 情報幕僚 情報幕僚)

「時代の『象徴的な事件を作り出し、それを断罪する』作業を繰り返す事である。」(第六章 検察の暴走 司法官僚の驕り)

「管理を強化し、効率化を追求すればするほど組織はガタガタになる。もうそろそろメディアの経営陣はそのことに気づいていいはずだ。」(第七章 NHKと朝日新聞 管理強化と統制)

感想

この本は、@may_romaさんが宣伝されていたので、セールの時に買いました。

この本を読むと、今のマスコミが何故ダメになったのかが良くわかります。マスコミは広告料が欲しい訳で、官僚はなるべく安くかつ自分達に都合の良い具合に国民に伝えたい訳で、その間を広告代理店(具体的には電通)が取り次ぐと言う仕掛けが暴かれています。

それ以外にも、マスコミが特ダネになる様な重要な情報を国から聞き出す為には、官僚側に取り入ってオフレコで仕入れるしか無いようで、その仕方が筆者自身の経験を通じて暴かれています。

また、時代を転換する様な大きな事件は、実は裏で検察が作っているのではないかと言う事に言及されています。検察は、自分達の都合が良くなる事に目を付け、その筋書き通りになる様に事実の断片を当てはめて、事件として成立されてしまうようです。

また、「姉歯事件」の本質に付いても言及されています。姉歯氏らに責任が押し付けられていますが、真の原因は国交省の官僚の責任だったとも言われています。マスコミが上手く利用されて、本質に触れさせないようにしていたのです。

国民は、国が裏で何を考えているは知らされる事無く、マスコミを通じて、国の思惑通りに操られている事が良くわかります。

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