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日本の女性がグローバル社会で戦う方法 [Kindle版]

書名日本の女性がグローバル社会で戦う方法 [Kindle版]
著者谷本真由美 (@may_roma)本の所在Kindle
出版社大和書房価格1,120円
出版年2014年03月28日評価★★★★★
読書期間2014年04月06日〜2014年04月13日
心に残った言葉

「同質化と共感を押し付ける心理的な暴力のことです。」(第1章 日本の「女子」特殊事情 日本女性の同調圧力が凄まじい理由)

「異なる人を受け入れるには、精神的な成熟が必要です。その人が好きなこと、違うことを受け入れ、受容する。同じことを求めるのは、精神的な未熟性の表れです。なぜなら、相手の違いを理解し、咀嚼する努力がいらないからです。幼稚園児がイジメをやるのと同じです。」(第1章 日本の「女子」特殊事情 日本女性の同調圧力が凄まじい理由)

「『マネージメント』とは、一言で言うと『資源を適切に配分し最大の効果を生むこと』」(第2章 女性を活用しないと日本は没落する 日本の管理職は「マネージメント」を理解していない)

「たまたま生まれてきたアナタが生きられるのはたった1回です。」(第5章 日本の女性はどうやって生きて行くべきか 提案7 自分のために生きよ)

「自分が幸せに生きることは、家族や他人も幸せにします。人間とは、誰かを喜ばせるために生まれてきたのです。誰かを喜ばせるためには、まず自分を喜ばせなければなりません。」(第5章 日本の女性はどうやって生きて行くべきか 提案8 「女子力」を葬り去って自由になれ、必要なのは「ガールパワー」)

感想

「日本の女性が〜」となっていますが、日本の男性の方々にも読んでいただきたい本です。

結局、日本での息苦しさを招いているのは「同調圧力」で、それは「皆、他の人と同じことをしなければならない」と言う無言の圧力です。この、見えない圧力の為に、皆、ストレスを溜めているのです。

一卵性双生児ですら、顔も性格も違うのですから、自分と同じ人は、誰もいないのです。みんな違うのです。その事に気づき、他の人との違いを認める事が重要だと思いました。

「マネージメント」に関して、深く言及されていました。確かに、日本の会社では、それができていないように思います。ぼんやりとした物を渡されて、何が成果なのかわかりません。起業するなら、ぼんやりとした所から形を取り出して行くと言う事が必要でしょうが、一般社員にそう言うことを求められても困ります。また、危機管理もマネージャーの重要な仕事で、それは女性が産休に入る時にどうするかと言う事まで含まれます。優秀なマネージャーなら、いち早く対策を取っているのです。

「女性取締役が一人でもいれば、倒産の可能性が20%下がる」と言うのも非常に興味深かったです。これは、やはり多様性を大事にしているかどうかと言う事です。

また、「女性は家にいるべし」と言う、今の考え方にも疑問を呈していました。確かにその通りで、男性だけが働いて、女性は家の事をすると言うのは合理的ではありません。ただ、日本の社会システムが、育児をする為には、男女どちらかが、専従して子どもの世話をみなければならないようになっていて、女性の社会進出を阻んでいます。結局、女性が働かない事がが少子化に結びついていると結論づけています。確かに、育児をする為には面倒を見てくれる仕組みや、教育の為のお金が必要です。子どもの面倒を見てくれるシステムが充実し、お金を稼ぐ為に女性も安心して働けるようになれば、出生率も上がるのではないでしょうか?

日本の女性が活躍する為には、こんな社会システムの日本を飛び出すか、日本の社会システムを変えて行くしか無いと思います。

とにかく、たった一回しかない人生をいかに充実して生きるか? 人は幸せになるために生まれてきたのです。他人にあわせて無理して不幸せになる理由なんてありません。楽をして生きようとは思いませんが、人にあわせるために苦しんで生きる必要も無いのです。

ただ、「人に迷惑をかけない」とか「モラルを守る」とかとの兼ね合いが、現時点の私にはわかりません。これは、ある種の同調圧力でもあり、自分を苦しませる事になるからです。かといって、本当に好き勝手をしていては、社会としてダメになってしまうと思いますし。その境界は、非常に曖昧な物なのかも知れません。

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