NAS補完計画〜NASの価値は〜
私が、NASに求める目的と、必要な機能・性能は、次の通りです。
目的
- TimeMachineのバックアップ先。
- iTunesとiPhotoのデータ置き場。
- 住所録など、共通データベース置き場。
- VPNなどのサーバ。
OS X 10.7 Lionになって、今まで使っていたIODATAのNAS(HDL4-A)が、TimeMachineのバックアップ先にできなくなってしまいました。これは困ります。
今使っているMacbook ProのSSDの大部分を、iTunesとiPhotoのデータで占めています。これを退避しないと、Macbook Proがまともに使えません。
住所録等、家族で共有したいデータは、常時アクセスできる所に置きたいです。
NASとは直接関係ありませんが、今使ってるルータは、VPNサーバ対応ではありません。VPNサーバ機能を持ったサーバをルータ以外に持たせれば解決できる問題です。その対象が、NASです。
必要機能・性能
- AFP対応。
- カスタマイズ可能。例えばVPNサーバ機能を入れたい。
- それなりの転送速度。50MB/sくらい?
- RAID-5以上。
- UPS対応。
やはり、AFP対応は必要です。TimeMachine対応や、普通に、Macのデータ置き場として。SMB対応でもデータ置き場としては使えますが、HFS+をファイルシステムとするOS Xには、AFP対応サーバが最適な様です。
最初からNASに用意されている機能で足りなくなった時、後から機能を加えられると有効活用可能です。カスタマイズ機能は欲しいです。例えば、先に書いたVPNサーバ機能です。他、家庭内DNSサーバにもしたいです。
転送速度は、速ければ速い方が良いです。PowerMac G4/MDDを使って、Netatalkをインストールした時、転送速度はだいたい50MB/sでした。これくらい出れば、良いのではと思います。
(実際には、これでは不足する事が、後でわかりました)
根拠は、次の結果です。
- netatalkの転送速度を測定しました: プラスα空間 (2012年8月11日)
データは、最低RAID-5では保護したいですね。RAID-5を組めば、万全とは言えませんが、まあ、大丈夫なのではないでしょうか?
本当に重要なデータ(アルバムや住所録)は、さらに他のディスクにバックアップしておく必要があります。
RAID-5は、突然の電源断によって、RAIDが崩壊する恐れがあります。活動限界時間があるにしても、UPSがあれば、活動限界時間内に安全にシャットダウンできます。
いらないもの
- DTCP-IP対応。
日本製のNASは、DTCP-IP対応を売りにしていますね。録画した番組を他のテレビや再生できれば、確かに便利かもしれません。
ただ、この機能を入れる事によって、コンテンツ保護の関係で、NASに外からログインできなくなり、追加機能(カスタマイズ)を入れられなくなっては困ります。
もし、そうだとしたら、DTCP-IPよりも、カスタマイズ機能を取ります。私の場合ですけれど。
次回「NAS補完計画〜NASの選択を〜」予告
ウェブサイトから、NAS比較のため各社NAS仕様が自宅に届く。
お市のかたは明日の惨劇も知らずに、最後の日常を謳歌していた。
お気づきかもしれませんが、タイトルと内容予告は、アニメ、エヴァンゲリオンを意識しています。
これらについては、次のページを参考にしています。ありがとうございます。
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