まだだ、まだ終わらんよ(光ポータブルPWR-100FとPWR-Q200の比較)
PWR-100FとPWR-Q200の比較をしています。
今回のタイトルは、機動戦士ガンダムZネタです。毎度すみません。
先日、比較記事を書いたので、終わりだ〜と思っていたら、無線LANでルーティングした場合の性能比較を忘れていました。
光ポータブルは、フレッツ・スポットで、無線接続できると言うのが売りです。
Wi-Fiとフレッツ・スポットでの無線接続とは、接続方式が違うので、直接の比較にはならないと思いますが、無線LANでルーティングする場合の性能の目安にはなると思います。
それで、無線LAN接続の場合の性能を比較してみました。
比較したと言っても、ちゃんとした性能調査の環境を持っている訳ではないですし、環境(場所、時間帯)によって変動する値だと思いますので、参考値と言う事になると思います。
なお速度は、iPod touchのアプリ、Xtreame SPEED TESTを使って調べました。3回測定した平均値を使っています。
接続モードと転送レートは、Macbook Proと接続した場合に表示された物です。iPod touchでは、どうやったら確認できるのでしょうか? アプリがありそうですけれど、見つけられませんでした。
「接続モード」は、LAN側の接続モードです。WAN側がどうなっているかは、確認できませんでした。
機種(モード) | 下り(kbps) | 上り(kbps) | LAN側接続モード | 転送レート(Mbps) |
---|---|---|---|---|
PWR-100F(ブリッジ) | 4,737 | 1,115 | 802.11g | 48 |
PWR-100F(ルーター) | 6,043 | 1,248 | 802.11g | 48 |
PWR-Q200(ブリッジ) | – | – | – | – |
PWR-Q200(ルーター) | 7,391 | 2,709 | 802.11n | 73 |
ルータ直結 | 17,616 | 5,036 | 802.11n | 130 |
PWR-Q200には、無線LANのブリッジモードが無い様です。
PWR-Q200は、PWR-100Fよりも速くなっていますが、直結に比べるとずいぶん遅いですね。
PWR-100FとPWR-Q200の、仕様とマニュアルから、仕様を抜き出して比較してみました。違う所を赤字にしています。
記載間違いがあれば、優しく教えていただけるとありがたいです。
PWR-100F | PWR-Q200 | |
無線LAN(LAN側) | ||
準拠規格 | IEEE802.11b/g | IEEE802.11b/g/n |
転送速度 | IEEE802.11b:11Mbps IEEE802.11g:54Mbps |
IEEE802.11b:11Mbps IEEE802.11g:54Mbps IEEE802.11n:150Mbps |
無線LAN(WAN側) | ||
準拠規格 | IEEE802.11a/b/g | IEEE802.11a/b/g/n |
転送速度 | IEEE802.11a:54Mbps IEEE802.11b:11Mbps IEEE802.11g:54Mbps |
IEEE802.11a:54Mbps IEEE802.11b:11Mbps IEEE802.11g:54Mbps IEEE802.11n:150Mbps |
3Gインターフェース | ||
準拠規格 | 3GPP/W-CDMA/HSUPA/HSDPA | 3GPP/W-CDMA/HSUPA/HSDPA |
周波数範囲 | 2100MHz/800MHz/1700MHz | 2100MHz/800MHz/1700MHz |
その他 | ||
対応SIMカード | USIM(W-CDMA) | USIM(W-CDMA) |
その他本体外部 インターフェース |
miniUSB microSD(SDHC最大32GB) |
miniUSB microSD(SDHC最大32GB) |
使用電源 | AC100V±10%(50/60Hz) | AC100V±10V(50/60Hz) |
消費電力 | 最大通信時:2.5W 一般通信時:1.0W スタンバイ時:0.22W |
最大通信時:3.7W 一般通信時:1.7W スタンバイ時:0.35W |
連続通信時間 | 一般通信時:6時間 スタンバイ時:30時間 |
一般通信時:6時間 スタンバイ時:30時間 |
動作環境 | 温度0〜35℃/湿度0〜80% | 温度:0〜35℃/湿度10〜80% |
外形寸法(mm) | 約95(W)x64.4(H)x17.4(D) | 約100.0(W)x67.5(H)x17.4(D) |
重量(g) | 約105(電池パック装着時) | 約101(電池パック装着時) |
標準クレードル | ||
準拠規格 | 100BASE-TX/10BASE-T | 100BASE-TX/10BASE-T |
転送速度 | 10/100Mbps(自動認識) | 10/100Mbps(自動認識) |
ポート数 | RJ45(AUTO-MDIX対応) | – |
外形寸法(mm) | 約64.3(W)x21.2(H)x48.3(D) | 約64.0(W)x25.5(H)x48.95(D) |
重量(g) | 約35 | 約36 |
電池パック | ||
使用電池 | リチウムイオン電池 | リチウムイオン電池 |
公称電圧 | DC3.7V | DC3.7V |
公称容量 | 1880mAh | 1880mAh |
保証充電回数 | 約500回 | 約500回 |
PWR-100F
PWR-Q200
PWR-100FよりもPWR-Q200の方が、薄いと思っていたら、厚さは同じだった!
PWR-Q200の標準クレードルのポートに関する記述を見つけられませんでした。ですが、PWR-100Fと同じく、RJ45で、AUTO-MDIX対応です(ストレートケーブルで、PCとつなげられるので)。
PWR-Q200は、IEEE802.11nの時、150Mbps対応になっているのか…。
PWR-100FとPWR-Q200のバッテリー仕様は同じです。PWR-Q200の方が消費電力が上がっているのに連続通信時間が同じなのは、電力制御がきめ細かくなっていると言う事でしょうか?
PWR-Q200の電池の持ちに関しては、まだ良くわかりません。一日中使っていると言う状況になっていないので。それほど、悪くない様な感じですけれど。
3Gの電波の掴み具合はどうかなぁ。電車に乗ってて、トンネルから出て、10秒〜15秒程で表示が切り替わりますけれど。
電源ON〜表示が切り替わるまでだと、起動時間も含めて、1分20秒程でした。
どちらも、b-micro SIM U300(自作アダプタ使用)です。
PWR-100Fの、電源ON〜表示が切り替わるまでを調べると(起動時間も含む)、50秒程でした。
PWR-100F | PWR-Q200 | |
---|---|---|
電源ON〜3G可能表示 | 50秒 | 80秒 |
PWR-Q200の方が、ちょっと時間が長くなっている様です。
これで、PWR-100FとPWR-Q200の比較は終了です。
ふぅ〜、この記事を書くのに、丸二日かかりました。調査が大変でした。特に、PWR-100Fの無線LANルーティング(ルーターモード)がうまく行かなくて、はまりました。設定はあっているはずなのに、つながらないのです。大元の無線LANルータの電源とPWR-100Fの電源を入れ直してもダメ。一晩、放っておいたら、つながっていました。なんでだろう。
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