富田林で「ハンナとハンナ」[追記・訂正あり]
7月23日(土)、大阪の富田林まで、二人芝居「ハンナとハンナ」を観てきました。出演は、三倉茉奈さんと三倉佳奈さんです。
私が今までに観たハンナとハンナで、最高の出来だったと思います。
芝居の内容は、次の記事をご覧下さい。
何回も観ている芝居なのですが、観る度に発見があります。毎回、少しずつ演出を変えているそうです。
会場は、すばるホール内のプラネタリウムです。プラネタリウムの投影装置は、そのまま設置されています。
プラネタリウム内と言う事で、演出を変えざるをえなかったと言う事はあるでしょうけれど、プラネタリウムの特徴を最大限に活かした演出でした。
会場に入る前は、プラネタリウムのドームは、平面で真上を見上げる物だと思っていました。すばるホールのプラネタリウムは違っていて、ドームが斜めに作られています。イスが段差を持って設置されており、上から見下ろす感じになります。
普通の劇場より、段差が大きくて、観易かったです。おかげさまで、割と良い位置で観覧できました。
ただ、大掛かりなセットを置く為の劇場ではありません。その点、ハンナとハンナは、トランク3つと、2枚のスクリーンがあれば、演じられます。非常にコンパクトな演劇なのです。
今回の演出は、コンパクトにまとめただけではありませんでした。私が気づいた所は、次の点です。
- 映像効果が改善されていました。
- 台詞がわかり易くなっていました。
- 歌詞がわかり易くなっていました。(と言う感触)
台詞・歌詞は、具体的にどこがどう変わったのかは、挙げられないのですけれど、今までよりも、聞き取り易くなっていたと思います。
映像演出で気づいたのは、次の事です。
- 最初の海岸のシーンで、プラネタリウムドーム全体に海の絵が出ていました。
- 2枚のスクリーンの代わりに、プラネタリウムドームそのものを使います。
- 最後に、星空と流れ星が映し出されます。
- スクリーンの陰に隠れて影を映す代わりに、そのまま舞台袖に引っ込みました。あれ? 何か特殊演出もあったような…。
どれも、プラネタリウムならではですね。
今回は、事前にハンナとハンナでかかる曲を予習して行きました。
そのおかげで、音楽と演技のつながりが強く感じられたと思います。
ただ、一曲、リストから漏れている事に気が付いてしまいました。
ハンナとハンナが再会した時に、知らない音楽が流れたのです。原作をチェックしてみると、次の様に書かれていました。
A lyrical Kosovan folk melody plays, very loud.
For Plays by John Retallack、P56より
叙情的なコソボのフォークと言うだけで、曲名が指定されていないんですよね…。
[amazonjs asin="1840027258" locale="JP"]なんて言う名前の曲なんだろうか? 次のリンクの12曲目「Song for Isouf Jelioun」が近そうな感じなのですが…。
気になる〜。
それと、JINさんに教えていただいて気が付いたのですが、開演直前の曲は、tornに決まっているようです。
(追記 2011-07-31 11:44)
コメントで、T-E-R-Uさんに教えていただきました。
ところでご指摘のコソボのメロディ、自分も気になってましたが、こちらの7曲目「Dashnuer T’u Bana(Gonda Manakovska)」が近そうな感じがするのですが如何でしょうか?
http://itunes.apple.com/jp/album/kosovo-music-albanian-kosovars/id260499257
T-E-R-Uさんのコメントより
ドンピシャです! iTunes Storeで購入しました。
【関連記事】
- ドラマ・リーディング: プラスα空間
- 「ハンナとハンナ」を観てきました、2ヶ月前…: プラスα空間
- ハンナとハンナ初日: プラスα空間
- ハンナとハンナ2日目: プラスα空間
- ハンナとハンナ(東京初日): プラスα空間
- ハンナとハンナ(千秋楽): プラスα空間
- 二人芝居「ハンナとハンナ」: プラスα空間(まとめ記事)
- ハンナと画用紙: プラスα空間
- HANNAH AND HANNA: プラスα空間
- 長浜で「ハンナとハンナ」(1)[追記あり]: プラスα空間
- 長浜で「ハンナとハンナ」[追記あり](2): プラスα空間
- 舞台「ハンナとハンナ」の音楽を一気買い[追記・訂正あり]: プラスα空間
- 富田林で「ハンナとハンナ」[追記・訂正あり]: プラスα空間
ディスカッション
先週から実家に戻ってるんですが、富田林すごい近いです!
知ってればすぐ会える距離だったのに、残念。
たこやきさんへ、いつもコメントありがとうございます。
えっ! ご実家が富田林の近くなのですか!?
それは残念です…。
この公演に行けるかどうか、割とギリギリまで決まらなかったので、ちょっと微妙でした。
コメント遅くなりましたが、はるばる富田林での観劇お疲れさまでした。
自分は昨年夏のあうるすぽっと以来の観劇でしたので、だいぶ記憶が薄れてしまっていて残念ながら演出や台詞・歌詞など昨年の公演との細かい比較はできませんでした。そのくせストーリー展開はきっちり把握しているせいで観劇中にところどころ集中力が欠けることがあったりして…、反省してます。客席の傾斜のおかげでたしかに舞台が見やすかったですし、プラネタリウムのスクリーンに投影された映像もなかなか効果的だったように感じました。なかなか貴重な公演でした。
ところでご指摘のコソボのメロディ、自分も気になってましたが、こちらの7曲目「Dashnuer T'u Bana(Gonda Manakovska)」が近そうな感じがするのですが如何でしょうか?
http://itunes.apple.com/jp/album/kosovo-music-albanian-kosovars/id260499257
こちら( http://t.co/WvG2vTR )なら一曲まるまる聴けます。答え合わせしようにも沖縄は少しばかり遠く…、残念です。
T-E-R-Uさんへ、いつもコメントありがとうございます。
すごい! これです!
複数の方の証言も得られました!
早速、iTunes Storeで購入してしまいました。これで、プレイリストが完璧になりました!
T-E-R-Uさんも、富田林に来ておられたのですね。
お会いできましたら、サインをお見せできましたのに…。
プラネタリウムでの公演、良かったですよね。無理して行った甲斐がありました。
沖縄も行ってみたいのですが、今回は、スケジュール的・金銭的に無理でした。
コソボのメロディ、さっそくご検証(&ご購入)いただいたようでありがとうございました。おかげさまではるばる沖縄まで答え合わせに行く手間が省けました。^^;
前奏での憂いを含んだ管楽器(クラリネット?)の音色が印象的ですね。歌われている方の名前はゴンダ・“マナ”コフスカさんとでも読むのでしょうか、同じアルバムに収録された他の曲も魅力的で、何度も聴いているとハマってしまいそうです。
ハンナ観劇は富田林と沖縄のいずれかで検討しましたが、夏休みのピーク期で羽田⇔那覇の航空運賃が前割でもさほど安くならなかったので、富田林になりました。観劇の前後には遅まきながら天下茶屋~新世界や空堀商店街、平野のお2人の母校など巡ることができました。
ところでサインとは…、何か特別なサインをお持ちだったのでしょうか?
T-E-R-Uさんへ、再びコメントありがとうございます。
そうなんですよ! "マナ"さんなんです。^^;
一曲しか買いませんでしたので、他の曲がどうなっているのか、不明です…。
「ふたりっ子」ロケ地等を回られたのですね。私は、まだ回った事がありません。
「サイン」は、アルバム「Sweet Home」イベントで貰った物です。T-E-R-Uさんはお持ちでないと言う事でしたので…。
再び返信ありがとうございました。
コソボの“マナ”さんの歌はこの曲に到達するまでに何曲か聴きましたが、なかなか好みのような気がします。どんな方なのかネット上で検索しましたが、残念ながら殆ど情報はなさそうですね。
何度も大阪を訪れていながら「ふたりっ子」ロケ地を訪れる機会はなく、今年はお2人のデビュー15周年ということで今回ようやく実現しました。「Sweet Home~僕の帰る場所~」の詞に触発されてお2人が生まれ育った平野も巡ってみましたが、行き当たりばったりでは詞に描かれたような公園にはなかなか出会えませんね。^^;
「Sweet Home」発売イベントのサイン、自分が手に入れられなかったことを覚えていてくださったようで、ありがとうございます。^^
T-E-R-Uさんへ、再々コメントありがとうございます。
T-E-R-Uさんの検索能力は、偉大だと思います。この曲を探していただいて、本当にありがとうございます。
記事中に、追記させていただきました。
プレイリストで、この曲になると、再会のシーンが思い出されます。
劇中歌って、大事ですね。
平野の母校、おおっぴらには公開されていませんが、皆さんご存知の事実なのですね。^^;;
公園はありませんでしたか〜。
「だんだん」ロケ地は、島根県、京都、大阪と回りました。「ふたりっ子」ロケ地は、さっぱりわかりません。「ふたりっ子」自体も、総集編しか観ていないのです。その内、完全版をと思っておりますが、やはり高いですからね。
イベント会場には大体、サインを持って行っています。もし、お会いできましたら、よろしくお願いいたします。