東芝の悲劇 (幻冬舎単行本)
書名 | 東芝の悲劇 (幻冬舎単行本) | ||
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著者 | 大鹿靖明 | 本の所在 | Kindle |
出版社 | 幻冬舎 | 価格 | 1,382円 |
出版年 | 2017年09月20日 | 評価 | ★★★★★ |
読書期間 | 2017年11月03日〜2017年11月27日 | ||
心に残った言葉 |
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感想 | 膨大な資料から、東芝に何が起きていたのかをつまびらかに説明しています。情報源と参考文献のページだけで、26ページもあります。 この本を読むと、どのような経緯を経て、東芝がダメになってしまったのかがわかります。結局、西室泰三を黒幕として、実行犯の佐々木則夫と言う感じでした。ただ、これらの人が一気にダメにしてしまったのではなく、少しずつボタンが掛け違えられ、最終的に収拾がつかなくなってしまったように思えます。 ウェスチングハウス(WH)の買収から損失に関しては、イギリスの会社(BNFL)とアメリカの会社(CB&I, S&W)にしてやられたと言う感じでした。ですが、WH破綻の責任者の志賀重範が公に説明することなく遁走したことには、同情の余地はありません。 これらすべての失敗は、経営者の責任のようです。人災です。これらの経営者を誰も止めることができなかったのが、悲劇ですね。上役の方ばかり向いているからですね。(一部の人は逆らったようですが、弾かれたようです) |
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