「ねんドル15周年記念個展『物語の途中で、』」に行ってきました
偶然、ねんドル岡田ひとみさんの個展が開催されることを知り、行ってきました。場所は、表参道のギャラリーコーワです。物凄く良かったです。
ここしばらく、ねんドルウォッチをしていなかったので、会場入り口でも、気後れをしてなかなか入れず、30分くらいウロウロしていました。
私が、ねんドルを見ていない間にも、岡田さんは、確実に進歩していました。着実に進んでいます。ねんど教室もこなしていますし、新しい挑戦もされています。勇気を貰いました。
結局、行かなかったのですが、アルチンボルド展に出展されていた作品が展示されていました。画家アルチンボルドは、果物などを使って、人物画を描いています。岡田さんは、ねんどで立体的にその絵を再現しているのです。
こちらは、よく見る、アルチンボルドの「秋」です。撮影した角度が悪くて、顔に見えませんが。
こちらが、裏です。絵ではありえない構図です。岡田さんの創作になります。岡田さんのことですから、きっと何かの考証を経ての再現だと思われます。
こちらが、製作に使用したパーツの写真です。絵では見えていない部分のパーツも作られているわけで。
私が一番感動したのは、この作品です。同じ握り鮨なのですが、左が15年前に作られたもの、右が今回の個展のために作られたものです。この15年の間に、製作スピード、質感とも向上しています。15年前は、2〜3日かかっていたものが、今回は半日で完成したそうです。しかも、質感が向上してです。15年間、しっかりと技術を磨いてこられてきた結果です。
この作品のタイトルは「人を超えるのは難しいが、自分を超えるのは簡単だ。」です。他の人と自分とを比べると、とても苦しくなります。負けている事に焦ってしまい、自分を見失ってしまうことがあります。自分自身をごまかさず、自分と向き合って上手くなる努力をすることで、過去の自分を超えられます。
さださんの唄「つばめよつばめ」の様に、自分には負けたくないです。アマゾンで、サビを聞けます。
[amazonjs asin="B075J9HLMW" locale="JP"]あまりたくさん書くと、大切なことが薄まっちゃうのですが、ねんど教室の生徒さんたちの作品が良かったです。ねんど教室に来ていた頃は、幼稚園とか小学生とかで、この15周年個展のために、作品を寄贈してくださっています。ねんど製作の心が、その後も続いているのですね。岡田ひとみさんは、NHKの「ニャンちゅうワールド放送局」の「世界ねんど遺産」のコーナーの「おねんどお姉さん」の中の人です。今、おねんどお姉さんは大人気で、ねんど教室はすぐに埋まってしまうのだとか。開催回数が非常に多く、それだけたくさんのお子さんにねんど製作の楽しさを伝えられたということでしょう。将来が楽しみです。
会場では、ずっと、村松崇継さん作曲の「みんなの森」がかかっていました。この曲は、10周年の時の、岡田ひとみさんと村松崇継さんのコラボ作品です。
会場で本などを買うと、直筆サインをもらえます。私はカレンダーを買ってきました。
[amazonjs asin="B074PSTS6K" locale="JP"]フライヤー(チラシ)などです。
タイトル『物語の途中で、』の意味も聞いてきました。最後が「。」ではなく「、」なのは、継続しているからだそうです。15年は節目ですけれど、まだこの先も続きます。より詳しくは、岡田ひとみさんに直接お尋ねください。
明日までの開催です。入場無料です。お近くの方は、ぜひ、お立ち寄りください。ただ、最終日は17時までなので、会社帰りとかは、ちょっときついですかね…。
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