MobilesyncフォルダをNASに引越後の新規デバイスのバックアップ
iTunesでiPadやiPhoneのバックアップを取ると、Mobilesyncと言うフォルダに保管されます。でも、このサイズが大きくて、母艦のディスクを圧迫します。
検索すると、このフォルダを引越す方法が出ています。他のディスクに移動した後、そのディスクにシンボリックリンクを張ると言うものです。今回、NAS(FreeBSD上のAFPディスク(Netatalk使用))に保管しました。コピーする時はFinderを使ってコピーした方が安心です。この状態で既存デバイスのバックアップや、バックアップからの復元ができました。すごいです。
既存のデバイスのバックアップはこの方法で大丈夫ですが、新規のデバイスのバックアップが取れません。NASのディスク容量は十分なはずなので、「このコンピュータにバックアップを保存するための十分な領域がないため、iPhoneをバックアップできませんでした。」と言うエラーになります。
そして、iTunesの環境設定で
の項目を見てみると「Unknown」と言う謎のデバイスができています。そして、日付が2001/01/01 09:00と言うおかしな状態になっています。ダメじゃないか…。次の手順で、新規デバイスのバックアップデータを、NAS上に持たせることができます。
- unlink Backup
- バックアップ作成
- バックアップ内容を移動(コピー+削除)
- シンボリックリンク再作成
1. unlink Backup
上記のリンクの方法でバックアップデータを移動した場合、
“/Users/{ユーザ名}/Library/Application Support/MobileSync"に、Backupと言う名前のシンボリックリンクが作られているはずです。
これを、ターミナル.appから、unlinkコマンドで削除します。
$ cd ~/Library/Application\ Support/MobileSync $ unlink Backup
rmを使わずunlinkを使うのは、操作を間違えてバックアップされた本体を消してしまうことを避けるためです。
2. バックアップ作成
iTunesでバックアップを作成します。Backupフォルダは自動的に作られます。
3. バックアップ内容を移動(コピー+削除)
FinderでNASのフォルダとMobileSyncのフォルダの両方を開きます。MobileSyncのBackupフォルダにあるデータをNASにコピーします。
フォルダ名が、訳のわからない文字列になっていると思います。ですが、この名前は、iPhone個体ごとに違う名前になるようです。おそらく、シリアル番号などから生成した名前なのだと思います。
コピーが終わったら、MobileSync内のBackupフォルダをゴミ箱に入れます。
4. シンボリックリンク再作成
ターミナル.appを使って、再度シンボリックフォルダを作ります。
$ cd ~/Library/Application\ Support/MobileSync $ ln -s /Volume/MyNAS/MobileSync/Backup
iTunesを起動して、バックアップが見えるかを確認します。無事に見えました。
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