Appleworks(ドロー)書類をiWork(Pages)へ手動で移す方法[追記あり]
iWork’08を買った理由は、大量に存在するAppleworksの書類を活かすためでした。
- iWork’08を買いました: プラスα空間 (2013年1月25日)
AppleworksはPPCアプリなので、RosettaがサポートされなくなってしまったOS X 10.7 Lion以降では動きません。
でも、App Storeで販売されているiWork (Pages)はOS X 10.7 Lionでしか動かないのです。
AppleworksとiWorkを使うためには、Mac OS X 10.6.8 Snow Leopardで、iWork’08を動かすしかなかったのです。(もしかしたら、iWork’09でも大丈夫かも)
iWork’08をインストール後、Appleworksの書類を開こうとしました。
Appleworksで作ったドロー書類(DR)を、iWork’08のKeynote, Pages, Numbuersで開こうとすると、ことごとくエラーになります。
Appleworksで作ったワープロ書類(WP)はPagesで開けます。同様にプレゼンテーション書類(PR)はKeynoteで開けます。
でも、ドロー書類(DR)は開けないのです。
困りました。
調べてみると、EasyDrawと言うソフトで、Appleworksの書類を開けるみたいです。
でも、最新版の5.3.0は、Mac OS X 10.6.8 Snow Leopardには対応しておらず、OS X 10.7 Lion以降でしか使えません。しかも、Appleworksの書類を開けないのです。
メニューは、日本語表示でした。
更に調べてみると、EaseDraw Retro (5.0.5)だと、Snow Leopardでも起動し、Appleworksの書類も開ける様です。
ですが、ダメでした。確かに、Appleworksの書類を開けるのですが、日本語部分が文字化けします。フォントを日本語にしようとしても、変換してくれません。文字化けしたままです。
しかも、メニューは英語表示です。
使えない…。
そんな時に見つけたのが、上記の記事です。そして、そこで参照されている次の記事です。ありがとうございます。
かなり面倒な手順ですが、次の方法で変換できます。
当然ですが、Snow LeopardでMacを起動しておきます。
(追記 2014-06-12 22:48 まずは、Appleworksでの作業です。)
- Appleworksのドロー書類(DR)を開く
- [編集]→[すべてを選択]
- [編集]→[コピー]
- Appleworksのワープロ(横)(WP)を新規作成 [ファイル]→[新規]→[ワープロ(横)]
- [編集]→[ペースト]
- 名前をつけて保存 [ファイル]→[別名で保存…]
ここまでが、Appleworksでの作業です。
次に、iWork’08のPagesでの作業になります。
- 上記6の手順で保存したAppleworks (WP)書類を右クリック
- [このアプリケーションで開く]→[Pages.app]を選択
- [表示]→[インスペクタを表示]
- Pages上の図形を選択
- インスペクタでオブジェクトの配置を、「インライン」→「フローティング」に変更
- [配置]→[グループ解除]
- [ファイル]→[別名で保存]
これで、Appleworksのドロー書類を自由に編集できる様になりました。多少のフォーマット崩れが起きますけれど、修正可能な範囲だと思います。
それにしても、面倒です。AppleScript等を使って、自動化したいです。
どうやれば良いのだろう…。
(追記 2014-06-12 22:48)
勘違いされてしまっているので、タイトルを「Appleworks(ドロー)書類をiWork(Pages)で開く方法」から「Appleworks(ドロー)書類をiWork(Pages)へ手動で移す方法」に変更しました。
また、注記を追加しました。
(追記 2015-07-12 20:37)
次の一連の記事からのアクセスがありました。この記事で変換したアップルワークスのワープロ書類を、Pages5.2で開けなかったとのことです。
- 山ノ中ニ有リblog アップルワークスドロー環境でベクター形式で別名保存できなかった
- 山ノ中ニ有リblog Pagesを購入した
- 山ノ中ニ有リblog アップルワークスドロー環境作成書類をPages5.2で開けなかった
私も確認したところ、Pages5.5.3では開けませんでした。
上記の方は、結局iWork’08の試用期間を利用して変換されたようです。ですが、iWork’08で保存したPages書類は、Pages5.2では開けないとのことです。
私が確認したところ、アップルワークスのワープロ書類をPages’09 (Pages 4.3)では開けました。そして、Pages形式で保存したところ、Pages5.5.3で開けました。微妙に、バージョン間の差があるようです。アップルワークスの書類を変換できる人は、ごく限られた環境を所有している人だけのようです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません