Appleworks(ドロー)書類をiWork(Pages)へ手動で移す方法[追記あり]

2015年7月12日AppleScript,Mac,パソコン・インターネット

iWork’08を買った理由は、大量に存在するAppleworksの書類を活かすためでした。

AppleworksはPPCアプリなので、RosettaがサポートされなくなってしまったOS X 10.7 Lion以降では動きません。

でも、App Storeで販売されているiWork (Pages)はOS X 10.7 Lionでしか動かないのです。

AppleworksとiWorkを使うためには、Mac OS X 10.6.8 Snow Leopardで、iWork’08を動かすしかなかったのです。(もしかしたら、iWork’09でも大丈夫かも)

iWork’08をインストール後、Appleworksの書類を開こうとしました。

Appleworksで作ったドロー書類(DR)を、iWork’08のKeynote, Pages, Numbuersで開こうとすると、ことごとくエラーになります。

Appleworksで作ったワープロ書類(WP)はPagesで開けます。同様にプレゼンテーション書類(PR)はKeynoteで開けます。

でも、ドロー書類(DR)は開けないのです。

困りました。

調べてみると、EasyDrawと言うソフトで、Appleworksの書類を開けるみたいです。

でも、最新版の5.3.0は、Mac OS X 10.6.8 Snow Leopardには対応しておらず、OS X 10.7 Lion以降でしか使えません。しかも、Appleworksの書類を開けないのです。

メニューは、日本語表示でした。

更に調べてみると、EaseDraw Retro (5.0.5)だと、Snow Leopardでも起動し、Appleworksの書類も開ける様です。

ですが、ダメでした。確かに、Appleworksの書類を開けるのですが、日本語部分が文字化けします。フォントを日本語にしようとしても、変換してくれません。文字化けしたままです。

しかも、メニューは英語表示です。

使えない…。

そんな時に見つけたのが、上記の記事です。そして、そこで参照されている次の記事です。ありがとうございます。

かなり面倒な手順ですが、次の方法で変換できます。

当然ですが、Snow LeopardでMacを起動しておきます。

(追記 2014-06-12 22:48 まずは、Appleworksでの作業です。)

  1. Appleworksのドロー書類(DR)を開く
  2. [編集]→[すべてを選択]
  3. [編集]→[コピー]
  4. Appleworksのワープロ(横)(WP)を新規作成 [ファイル]→[新規]→[ワープロ(横)]
  5. [編集]→[ペースト]
  6. 名前をつけて保存 [ファイル]→[別名で保存…]
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ここまでが、Appleworksでの作業です。

次に、iWork’08のPagesでの作業になります。

  1. 上記6の手順で保存したAppleworks (WP)書類を右クリック
  2. [このアプリケーションで開く]→[Pages.app]を選択
  3. [表示]→[インスペクタを表示]
  4. Pages上の図形を選択
  5. インスペクタでオブジェクトの配置を、「インライン」→「フローティング」に変更
    Pages
  6. [配置]→[グループ解除]
  7. [ファイル]→[別名で保存]
[amazonjs asin="B000UWRC40" locale="JP"] [amazonjs asin="B001DX68XG" locale="JP"]

これで、Appleworksのドロー書類を自由に編集できる様になりました。多少のフォーマット崩れが起きますけれど、修正可能な範囲だと思います。

それにしても、面倒です。AppleScript等を使って、自動化したいです。

どうやれば良いのだろう…。

(追記 2014-06-12 22:48)

勘違いされてしまっているので、タイトルを「Appleworks(ドロー)書類をiWork(Pages)で開く方法」から「Appleworks(ドロー)書類をiWork(Pages)へ手動で移す方法」に変更しました。

また、注記を追加しました。

(追記 2015-07-12 20:37)

次の一連の記事からのアクセスがありました。この記事で変換したアップルワークスのワープロ書類を、Pages5.2で開けなかったとのことです。

私も確認したところ、Pages5.5.3では開けませんでした。

上記の方は、結局iWork’08の試用期間を利用して変換されたようです。ですが、iWork’08で保存したPages書類は、Pages5.2では開けないとのことです。

私が確認したところ、アップルワークスのワープロ書類をPages’09 (Pages 4.3)では開けました。そして、Pages形式で保存したところ、Pages5.5.3で開けました。微妙に、バージョン間の差があるようです。アップルワークスの書類を変換できる人は、ごく限られた環境を所有している人だけのようです。

Posted by お市のかた