コンサート「村松崇継 Piano Sings 2012 〜この先の道〜」に行ってきました[追記あり]

2015年10月20日ねんドル岡田ひとみ,マナカナ,文化・芸術,芸能・アイドル

2012年11月26日(月)、作曲家でありピアニストである、村松崇継さんのデビュー15周年記念コンサートに行ってきました。

村松崇継 piano sings 2012 この先の道

村松さんは、18歳の時にピアニストとしてデビューして活動を続けてこられた様です。

毎年コンサートを開かれている様ですが、今年は15周年と言う事です。

場所は、東京六本木そばの、STB139 (スイートベイジル139)でした。開場18:00、開演19:30、終演は21:30頃だったと思います。休憩を挟んでの、1部・2部構成でした。

このコンサートに行こうと思ったきっかけは、次のイベントで知ったからです。

この時にチラシが置いてあって、この個展の為に作られた曲「みんなの森」が演奏されると言う事で、すぐにチケットを取りました。

村松崇継コンサート

結果、すごく良かったです。私の好きなアーティスト(さだまさし、茉奈 佳奈)に関係する曲を書いていると言う事で、何枚かCDを持っています。そう言えば、茉奈 佳奈ライブツアーで、村松崇継さんのピアノ生演奏を聴いた事があったな。そんな訳で、村松さんの曲にはなじみがあります。

そのせいかどうかはわかりませんけれど、流れる音がとても心地よく、また村松崇継さんを応援に来ている人達と一緒の空間にいられたと言う事も感動を押し上げてくれました。

途中で気づいてメモを始めたので、一部わからない曲がありますが、セットリストです。また、特にセットリストが貼り出される事も無かったので、聞き間違いもあると思います。もし、間違いに気付かれた方は、お教えください。

第一部

  1. (不明)
  2. (不明)
  3. 家族
  4. Feel The World
  5. 大奥メインテーマ
  6. 生命(いのち)の奇跡
  7. 浴衣に袖を通して
  8. みんなの森
  9. Departure

第2部

  1. CITY SCAPE
  2. 日が沈んだ後の明るくなるまでの空の色 (即興曲)
  3. 村松と言う名字について (即興曲)
  4. 伝えたい気持ち (斎藤順さん)
  5. The Magic Is Gone
  6. No Other Love
  7. 紙について思う僕のいくつかの事

アンコール

  1. 「赤い糸の女」より「蜜柑色の平穏」(?)
  2. この先の道

私が、村松崇継さんのコンサートに行くのは初めてです。ライブハウスでのライブ形式と言う事で、どんな感じだか全くわからず、カジュアルな服装で行きました。でも、ドレスアップして来ている人が多く、ちょっと浮いた感じでした。

周りを知らない人ばかりに囲まれて、落ち着きません。まだ開場したばかりで、時間と席に余裕があったため、お店の人に頼んで席を替えてもらいました。

会場の奥のカウンター席に替えてもらったら、少し落ち着きました。ふぅ〜。

ライブハウスと言っても、おしゃれな感じで、食事をしながらゆったり聴ける店です。多分、行く事に慣れたら、すごく良い店だと思います。

では、感想を交えながらのレポートです。

1. (不明)

2. (不明)

会場がすーっと暗くなって、1曲目と2曲目。パーカッションの山下由紀子さんとの演奏です。すぐに、演奏の世界に入れました。

コンサートを通じて、照明も奇麗です。照明は派手な感じではないですが、メリハリがあって曲を引き立てていました。

3. 家族

3曲目の「家族」は、2年前に他界した村松さんのお父様を偲ぶ曲だそうです。次のアルバムに収録されています。

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4. Feel The World

4曲目は「Feel The World」(多分)。環境問題の歌だそうです。次のアルバムに収録されています。

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ここまで聴いて、次の事が心をよぎりました。

音楽は、心の表現手段の一つなのですね。多分、人は心の芯(コア、魂)を持っていて、そこから色々な方向に吹き出す気持ちを、色々な形で表現します。村松さんは音楽ですが、他の人は絵だったり、文章だったり、製作物だったり。体で表現する事もあります。芝居(演技)だったりダンスだったり。

そのコアが人によって違って、そのコアには、その人なりの、温度(体温)あるいは振動数、色があります。そのコアに、自分がどれだけ近いかで、好き・嫌いが変わってくるのだと思います。

私の場合、かなり近いんじゃないかなと感じました。

5. 大奥メインテーマ

5曲目は「大奥」です。たぶん、「大奥メインテーマ」だと思います。

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私は、「大奥」を見た事が無いのでわからないのですが、2年前の映画だそうです。

今は、ドラマをやっているそうです。

そう言えば、一度だけドラマを見た事があります。こちらも、音楽を村松崇継さんが担当しており、4月から作曲していたそうです。

6. 生命(いのち)の奇跡

6曲目は「生命の奇跡」です。「生命」と書いて「いのち」と読みます。次のCDに収録されています。

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パーカッションの山下由紀子さんは、メイクの出来によって、演奏が変わると言う話をしていました。優しい感じにメイクできたのが良かったそうです。「普段はきついの?」みたいな突っ込みを入れられていました。

ステージ上には、パーカッションセットがズラ〜っと並んでいます。初期の頃のコンサートではボンゴくらいだったそうですが、村松さんが、欲しい音の注文を出して行ったら、どんどん増えて行ったとの事でした。ドラムセットとか、他名前の知らない楽器がたくさんありました。ステージの半分を占めていました。

山下由紀子のコンサートチラシが入っていました。

227 広田圭美 山下由紀子 コンサート

山下由紀子さんが所属するユニット「227」のコンサートが、2013年2月27日(水)に、「shibuya duo MUSIC EXCHANGE」で開かれるとの事です。12月2日23時まで、先攻受付をしている様です。

7. 浴衣に袖を通して

7曲目は「浴衣に袖を通して」でした。女性に振られた後に作った曲だそうです。村松家に伝わる由緒正しき浴衣を着て、彼女とお祭りに、勇んで出かけて行ったら振られてしまったと言うお話でした。演奏すると、作曲したときの事を色々思い出すと言われていました。まあ、そうでしょうね。

次のCDに収録されています。

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8. みんなの森

8曲目は「みんなの森」です。この曲は、ねんどでミニチュアフードを作っている、ねんドルの岡田ひとみさんの10周年記念個展に合わせて作った曲だそうです。

村松さんが岡田ひとみさんと知り合ったきっかけは、岡田ひとみさんは、村松さんの知り合いの事務所の方の所に所属するアーティストで、最初は可愛いだけのアイドルなのかな? と思っていたら、天才的なクリエーターと気付いたそうです。お互いに切磋琢磨して、それぞれの作品を高めて行くのだとか。

村松さんは、岡田さんの個展にも足を運ばれています。

わたしも、同じ個展に行っています。どちらの個展もすばらしい物でした。

後者の「ねんどでミニチュアワンダーランド」のメイン展示「みんなの森」をイメージして作曲したのが、今回の「みんなの森」です。

演奏に合わせて、岡田さんの「みんなの森」のメイキング映像も流れました。この「みんなの森」は、岡田さんが作ったジオラマの森に、岡田さんの母校の小学生140人に作ってもらった作品(動物)を住まわせた物です。

私は、このテーマ曲を個展開場で、そしてNHK土曜日レディで放送されていたピアノバージョンを聴いていました。

今回は、山下さんのパーカッションが入ります。

小学校の校舎の映像が流れるシーンで入るパーカッション、まるで小学校のざわめきあるいは小学生の活発さを表している様でした。そして、完成された森のシーンでは、森のざわめきを表している様でした。

ピアノにパーカッションが入ると、こんなにイメージが変わるのですね。

このメイキング映像、本当にすばらしいです。小学生が一所懸命に動物達を作っている様子があります。そして、ジオラマの真っ白な土台に、草原と川と湖ができ、そして木が生え、動物達が増えて行きます。完成後に個展会場に搬入し、当日の展示の様子。見ていて、感動で涙が出てきました。

こうやって、お互いの刺激になるのですね。

この動画が公開されると良いのになぁ。

「みんなの森」が、CD販売かiTunes配信されたら、絶対買います。

9. Departure

9曲目は「Departure」です。次のCDに収録されています。

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これで、第一部が終了で、15分程の休憩に入りました。

10. CITY SCAPE

第2部の最初の曲(10曲目)は「CITY SCAPE」です。次のCDに収録されています。

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11. 日が沈んだ後の明るくなるまでの空の色 (即興曲)

村松さんのコンサートでは、観客からお題を貰って、それに合わせた即興曲を演奏するのが定番だそうです。くじ引きでお題を選び、2曲演奏されました。

関西地方でやったときは「花粉症」「ぼけと突っ込み」と言うお題が出され、相当困ったそうです。

今回の即興曲の1曲目(11曲目)は「日が沈んだ後の暗くなるまでの間の空の色」と言うお題でした。こういう風に、具体的なイメージをつかめるお題の曲は作り易い様です。

多分、村松さんは、「タイトル」→「イメージ」→「曲」と言う翻訳作業をしているのだと思います。それが、即興でできるのだから、すごいです。

12. 村松と言う名字について (即興曲)

即興曲の2曲目(12曲目)は「村松と言う名字について」と言うお題でした。さすがにこれは難しかった様で、悩んでいました。村松さんは、具体的にどういう事なのかを、お題を出した人に聞きたかった様ですが、名乗り上げる人はいませんでした。

結局「村松と言う名前の誇り」に付いてイメージすると言う事で演奏されました。

演奏を聴いて、私が感じたのは「軽やか」「さわやか」「颯爽(さっそう)」でした。

(追記 2012-11-28 01:05 ちなみに、私が書いたお題は「世界平和」です。「紛争の原因となる、貧困や差別がなくなりますように。」と、コメントを書いておきました。原因とは、ちょっと違うかな?)

13. 伝えたい気持ち (斎藤順さん)

次からは、ゲストの斎藤順さん(コントラバス奏者)が加わっての演奏です。

村松さんは、何かのドラマ音楽収録の時に、スタジオミュージシャンとして来ていた斎藤順さんを見かけたそうです。その時から、良い音を出す人だと感じていたそうです。

実際に二人が話したのは、斎藤順さんがソロデビューする前に、スタジオで村松さんが斎藤さんに、「斎藤さんをフューチャーしたアルバムを作りたい」と声をかけたのが最初だそうです。村松さんは「良い楽器で良い音を出す人だ。いや、弾いている人が良い」とドギマギしていました。

そんな話から、週刊誌の「熱愛報道」の話に振られました。会場に来ている人は、村松さんのファンだろうから、気になる所だろうと。

村松さんは、すごい汗をかきながら、「『だんだん』で知り合って、兄と妹の様に接しています。」と話していました。斎藤さんはその辺りをちゃんと知っている様で、週刊誌の「熱愛報道」は大ウソだと断言していました。でも、二人が仲の良い友達同士である事は間違いないそうです。週刊誌のせいで、連絡が取りづらくなったそうなので、かわいそうですね。

多分、週刊誌の記事は、当時放送されていたドラマの番宣のためなんでしょうね。話題作りをして、視聴率を上げると言う。

(追記 2012-11-28 00:10 あやママさんよりコメントをいただきました。「熱愛報道」は週刊誌の売り上げを伸ばす事が直接の目的だろうと。確かに、そうかも知れません。私も買ってしまいましたし…。)

これらのトークの間、村松さんはドギマギしていました。なんだかカワイイ。

13曲目は、斎藤順さんのオリジナル曲「伝えたい気持ち」です。次のCDに収録されています。

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曲へのコントラバスの入りかた、出だしからすごいです。良い響きです。そして、コントラバスで主旋律(メロディ)を弾いてます。

チェロでメロディーを弾いたのは聴いた事がありますが、コントラバスで聴くメロディは初めてです。

チェロの音色は人の声の様に聴こえます。コントラバスの音色は、まるで「森のおじいさん」の様な感じでした。

バイオリンは麻衣子、ビオラは唯美…。すみません、ドラマ「赤い糸の女」のネタです。「赤い糸の女」については、次のページをご覧ください。

斎藤順さんのコンサートが2013年3月5日(火)に、今回のコンサートと同じSTB139で開催されます。チラシが入っていました。

斎藤順

14. The Magic Is Gone

14曲目は「The Magic Is Gone」です。次のCDに収録されています。

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こちらは、コントラバスがベースで入ります。曲に安定感が付きます。斎藤順さんは、多彩な演奏方法で、コントラバスを弾いていました。

斎藤順さんが使っている弓の弦の色が、蛍光ピンクなのです。派手〜。スターウォーズのライトセーバーか、機動戦士ガンダムのビームサーベルの様な感じでした。楽器屋さんのデモンストレーション用に、この色の弓を使ってるそうです。

15. No Other Love

15曲目は「No Other Love」です。次のCDに収録されています。

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この曲では、斎藤順さんは指で弦をはじいて演奏していました。

この曲でも、山下由紀子さんがパーカッションを担当しています。

この3人の息がピッタリと合っているのです。指揮者がいないのに、どうやってシンクロしているのでしょうか? お互いに音楽で会話しながら合わせている?

16. 紙について思う僕のいくつかの事

16曲目は「紙について思う僕のいくつかの事」です。次のCDに収録されています。

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村松さんは、デビュー15周年、34歳。今年は飛躍の年だったと。休みも無く働いたけれど、仕事が楽しかったそうです。

この曲は、18歳の時に作曲したそうです。聴いていて「若い力」「勢い」を感じました。

ここで、第2部も終了し、割と短い拍手の後にアンコールを促す拍手に変わりました。私は、このシーケンスが好きです。誰も、「アンコール」と言わず、会場全体が自然にピッチを合わせてアンコールを促す様子です。

E.C.1 「赤い糸の女」より「蜜柑色の平穏」(?)

アンコールの1曲目は、多分、ドラマ「赤い糸の女」からの曲です。多分、「蜜柑色の平穏」じゃないかな? と思いますが、あっていますでしょうか?

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村松さんは、18歳でデビューして15年。色々ありましたが、人との出会いで救われて来たそうです。特に、2009年のNHKの朝ドラ「だんだん」では竹内まりやさんとの出会いが良かったと。村松さんが、音楽活動で行き詰まっていた時に、竹内まりやさんに励まされたと言っていました。

E.C.2 この先の道

アンコールの2曲目は、2006年頃からずっと一緒にJosh Groban(ジョシュ・グローバン)さんと制作活動をしたいと思っていて実現した曲「この先の道」です。この曲は、土曜ドラマ「負けて、勝つ」のエンディングテーマで、Josh Groban(ジョシュ・グローバン)さんが歌っています。遂に、念願が叶ったのですね。

「この先の道」は、このコンサートのサブタイトルです。

次のCDに収録されています。

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これで、コンサートは終了です。お疲れさまでした。

最後に

私がコンサートレポートを書くのは、自分の記録のためであり、またこれを読まれた方が、そのアーティストのコンサートに足を運んでくれる様になったら良いなと言う期待からです。また、コンサートに行きたくても行けなかった人へのサービスでもあります。

このライブハウスでは、食事をとりながら演奏を聴けます。私が食べたのは次の通りです。

  • ベビーリーフのシンプルサラダ
  • サーモン、トマト、大葉のピッツァ
  • グレープフルーツジュース
  • カプチーノ

合計、3,000円でした。

日本語版は、64bit版を除くWindows 2000/XP/Vista上の、IE6.0以上か、Fire Fox 2.0 (Firefoxでしょ!)以上だそうです。なんだかな〜。

動作が不安定な方は、次のウェブサイトをアクセスしてくださいとの事です。

(追記 2012-11-28 00:10)

  • コンサートチラシを追加しました。
  • STB139情報を追加しました。
  • あやママさんからのコメント内容を反映させていただきました。

(追記 2012-11-28 00:28)

次のブログによると、終演後にサイン会があった様です。気がつかなかったです。

情報ありがとうございます。次回は、ちゃんとサイン会にも参加したいと思います。

(追記 2012-11-28 01:05)

  • T-E-R-Uさんのご指摘により、STB139の正式名称を修正しました。

Posted by お市のかた