舞台「HUG!〜ステレオサウンズ」ネタバレ付き感想[追記あり]
6月16日(土)、舞台「HUG!〜ステレオサウンズ」は、山口で無事大千秋楽を迎えた様です。
お疲れさまでした。これで、ネタバレできます!
「HUG!〜ステレオサウンズ」は、次の5話からなるオムニバス形式の舞台です。以下、敬称略で失礼します。
- 「戦闘員」作: 堀部圭亮
- 「ジャンプ」 作: 福島三郎
- 「臨場」 作: 堀部圭亮
- 「あきらめた僕たち」 作: 南原清隆
- 「明日もお静かに」 作: 南原清隆
これに加え、次のネタがあります。
- オーディション
- 父さんのコップ
簡単なあらすじと、感想を書いて行きたいと思います。
1. 「戦闘員」
出演
南原清隆 | 三倉茉奈 | 山崎樹範 | 堀部圭亮 | 兼崎健太郎 | 近藤芳正 |
---|---|---|---|---|---|
65号 | 131号 | 97号 | 59号 | 209号 | 8号 |
「目指せ 世界征服!!」の額を掲げた、ショッカー戦闘員のアジト。戦闘員達は日頃、犯罪にならない程度の小さな悪い事をしています。戦闘員達には良心があり、完全な悪には成れないのです。
その中でも、戦闘員209号はスカウトされて戦闘員に成ったと言うルーキーです。スカウトされる前は、ATMを壊したりとか、かなり派手な悪事をしていたとの事。
そんな時、ゲンゴロウ男が仮面ライダーに殺されたと言う悲報が届きます。
それに腹を立てた209号は、仮面ライダーを殺してやると息巻きます。
他の戦闘員は209号をなだめます。「仮面ライダーは改造されているけれど人間なんだから、殺してしまったら、俺たちは人殺しになってしまう」と。
リーダーの8号は、自分が戦闘員に成ったいきさつを話し始めます。たまたま休んだアルバイトの大学生の代わりに誘拐され、そのまま戦闘員に成ってしまったと。
そんな話の後、明日の小さな悪事は何をしようかと企む戦闘員達でした。
これは、ギャグコントです。「小さな悪事」って言うのがかわいくて面白いです。
私がウケたのは、次の項目です。
- 131号に悪事の報告をさせた時、131号に「チソコ」って4回も言わせてしまう。さらには、「マソコ」も言わせそうになっていたり…。
- ゲソゴロウ男がやられた時、実はゲソゴロウ男に死亡フラグが立っていた事を後付けで報告した時。
都合により、「ン」は「ソ」に置き換えています。
131号の話は、実はこの脚本の全ての目的だったそうです。パンフレット内に堀部さんのコメントが載っています。「茉奈ちゃんにあの台詞を言わせたいだけだった」と。「ありがとうございますっ!」と97号が言っていましたが、同感です。
それと、131号がマスクを取って、茉奈さんの長い髪がパサァってなる瞬間が好きです。茉奈さんのブログによると、狙ってやっていたのだとか。
死亡フラグを後付けで来るとは、予想外でした。舞台上では、ゲンゴロウ男の悲報に戦闘員達が泣き崩れているのに、私はゲラゲラ笑っていました。
- 新婚で、再来月に赤ちゃんが生まれる
- いろいろと物入りなので、怪人に志願する
仮面ライダーとの戦闘の前に、そう話していたなら、まるっきり死亡フラグです。
ちなみに、「死亡フラグ」って言うのは、物語の中での台詞で、その役者が死ぬと言う予測が立ってしまう事です。例えば、「この戦いで生きて帰ったら、彼女と結婚するんだ」と言った役者が、敵にやられて死んでしまうような場合です。
戦闘員達の小さな悪事をメモしてきましたので、メモを判別できる分だけ紹介します。予定の悪事と、「明日もお静かに」での悪事も含みます。
- カーネルサソダースの髪を黒く塗った
- 自動販売機の「あたたかい」と「つめたい」の表示を入れ替えた
- 運動会前日の小学校の校庭に落とし穴を掘った
- 前を歩いている人の踵を踏んで回った
- コソドームに穴を開けて回った
- パチソコ屋の看板から「パ」を外し、「チソコ」にした
- ハソコ屋の看板の「ハ」の字を「マ」に変える(予定)
- レンタルビデオ店の子供向けビデオとエロビデオを交換した (※)
- AKB/SKE/NMBのCDをぐちゃぐちゃにした上でおニャン子クラブも混ぜた (※)(※2)
- マウスウォッシュにお酢を入れた
- ボディーソープの中身を山芋にした
- リソスにシャソプーを入れた。脱毛剤と入れ替えるのはやり過ぎなので
- 道路標識の方向を反対にした (※2)
- 建物の廊下を泥だらけにした (※2)
- 泥で汚した犯人が隣の部屋の人が犯人である様に偽装した (※2)
- 犬の首輪を外して回る (by 97号) (※3)
- ペットボトルのお茶の中身をショソベソに替える (by 209号) (※3)
- お店の七味唐辛子を一味唐辛子に変えた(「明日もお静かに」)
- お店の爪楊枝の先を潰した(「明日もお静かに」)
- お店の勘定を全部小銭で払った(「明日もお静かに」)
こんな感じですかね…。都合により、「ン」は「ソ」に置き換えています。
(追記 2012-06-18 23:14 (※)については、次の記事を参考にしています。ありがとうございます。コメントにはAmeba IDが必要なので、こちらでお礼にかえさせていただきます。)
(追記 2012-07-09 20:58 (※2)について、JINさんから直接教えていただきました。泥の件は思い出せましたが、標識の件の記憶がありません。同席していた方は覚えていた様子なので、私がきちんと覚えていなかったのだと思います。それと、CDの中にNMBも含まれるそうです。)
(追記 2012-07-10 00:22 (※3)について、T-E-R-Uさんからtwitterで教えていただきました。ありがとうございます。)
「戦闘員」は、2回目まで見た時は面白く感じたのですが、3回目はそう面白く感じませんでした。本当に面白い内容だったら、何回見ても楽しめるはずです。ちょっと、一発芸的な脚本だった気がします。
でも、憎めない戦闘員の日常を書いた脚本としては、良かったと思います。
2. 「ジャンプ」
出演
南原清隆 | 三倉茉奈 | 山崎樹範 | 堀部圭亮 | 兼崎健太郎 | 近藤芳正 |
---|---|---|---|---|---|
舩木(ふねき) | 佐倉美保 | 山田くん | 原口 | 笠松 | アホネン |
スキージャンプ金メダリストの原口。でも最近は落ち目で、国内の大会にしか出ていません。若手の笠松がメキメキ成績を伸ばしています。
原口はメンタルが弱いと言う弱点があります。そんな中でも、最近それなりの成績を残して来れたのは、美保との電話と、愛犬ハッピー(ラブラドール)のおかげでした。
今日は
長野オリンピックBKC杯国際スキージャンプです。天候不順で大会継続が危ぶまれています。原口が昨晩、いつもの通り美保に電話した所、美保は電話に出ませんでした。美保は笠松の部屋(ホテル)に居たので、電話に出れなかったのです。
それを知って落ち込む原口。さらに追い打ちをかける様に、山田くんが美保とは大人の男女の関係である事を知らされます。
原口をサポートしている舩木は、その裏で、大穴の原口に20万円をかけていたのでした。その事を知った原口は、さらにショックを受けます。
とどめに、美保のお母さんに預かってもらっていた愛犬ハッピーが、お散歩中に車に跳ねられて死んだと言う報告を受けます。
もうヤケになった原口は、インフルエンザによる高熱を圧して、ジャンプ台に向かいます。
原口、良い事は全くありませんね。周りのサポートも上辺だけですし。唯一の救いは、敵だと思っていたアホネンが、原口を目標に頑張っていた事を知らされた事でしょうか?
私もメンタルが弱いです。そう言う人達は、どうやって乗り切って行けば良いのでしょうか?
でも、これだけではダメで、誠実さを忘れてはいけないのです。
これらを参考にしながら、どうやって生きるべきかを考え始めています。
劇中、舩木が山田くんにボディランゲージでサインを送るシーンが2回あります。その2回目のサインの意味は「マナカナが解散」だそうです。
ここは多分、やましげさん(山崎さん)のアドリブで、そのまま台本に取り入れられたのではないかと思います。
3. 「臨場」
出演
南原清隆 | 三倉茉奈 | 山崎樹範 | 堀部圭亮 | 兼崎健太郎 | 近藤芳正 |
---|---|---|---|---|---|
警官(森田) | 女 | 男 | ベテラン刑事(山名勉、ナベさん) | 若手刑事(庄司悟、ジーパン) | バアヤン |
東京のあるアパートで、変死体が発見されました。状況からは、他殺と見られます。
アパートの大家さんから通報を受けた森田警官は、犯罪現場を見て、気を失います。
アパート近くの公園で休憩していた森田警官のそばに、作家志望の女性が現れます。森田警官がその女性に、「キミならこの事件をどういう風に小説にする?」と聞いた所、次の様に答えました。
「被害者は、元OL。地方から上京して、東京の大学に通い、卒業してそのまま東京の会社に就職した。そのOLは、上司と不倫関係にあると言う、人には言えない秘密を持っていた。ところがある日、OLは夫婦で歩いている上司と遭ってしまう。無視してくれれば良いのに、上司は女を奥さんに部下だと紹介してしまう。それが気に入らなかった女は、会社を辞め、次々と男を乗り替えて行った。そしてどうしようもない男に掴まってしまう。体と金だけが目当ての男。女は、男のために金を貢ぐ。どうしようもない男だが、その奥に小さな優しさがあったから。ところがある日、男は別の女と付き合っている事がわかった。女が問いただした所、男は女を傷つけるような口調で、洗いざらい白状した。そして帰り様に、玄関の古びれたパンプスを馬鹿にした。そのパンプスは、女が最初の給料で買った思い出のパンプス。最後の自尊心を踏みにじられた女は、男を包丁でめった刺しにして殺してしまう。その死体を床下に埋めた。何もかも嫌になった女は自分を嘆き、包丁で自らをめった刺しにして、最後に包丁を玄関に放り投げた。他殺に見せかけた自殺。」
現場検証を終えたベテラン刑事に、森田警官は被害者の写真を見せてもらいます。そして、被害者の部屋には、書きかけの小説があったと。その写真と小説を見た森田警官は、さっきまで話をしていた女が、被害者だと直感します。
被害者の床下には、男の死体がありました。
ぐっと引きつけられる脚本でした。これは何度見ても良いです。
女役の三倉茉奈さんのお芝居が光っていました。事件を小説にしたらどうなるかと言う長台詞を、きちんとお芝居をしながら、難なくこなしていました。
公園で、森田警官に絡む「男」は、「女」に殺された「男」の幽霊です。
途中、ベテラン刑事と「女」が、自動販売機で「あたたかい」を押したのに「つめたい」缶コーヒーが出て来てしまいます。これは、ショッカー戦闘員の悪事だと思って、間違いないでしょう。
私は最初気づいていなかったのですが、ファン仲間に教えてもらい、確認しました。
また、「男」(やましげさん)が、「女」の死体を片付ける時、「佳奈ちゃんだよ」と、ぼそっとつぶやきます。もしかして、死んだ「女」は双子の設定で、公園に現れたのは双子の片割れの「茉奈さん?!」。
やましげさんが「佳奈」とつぶやいていると気が付いたのは、やはりファン仲間でした。
ベテラン刑事と若手刑事の名前とあだ名をtwitterで @teru118 さんから教えていただきました。ありがとうございます。
役名 | 本名 | 由来 | あだ名 |
---|---|---|---|
ベテラン刑事 | 山名勉(漢字は?) | やまな、べん(勉)さん | ナベさん |
若手刑事 | 庄司悟(漢字は?) | しょうじ、パンが好きだな | ジーパン |
4. 「あきらめた僕たち」
出演
南原清隆 | 三倉茉奈 | 山崎樹範 | 堀部圭亮 | 兼崎健太郎 | 近藤芳正 |
---|---|---|---|---|---|
男2 | 男6 | 男4 | 男5 | 男3 | 男1 (牧田しゅういち) |
実家に帰省している牧田。母親は出かけてしまい、一人でテレビの高校野球中継を見ながらくつろいでいます。
そこへ、学生服を着た男2がやってきます。その男2は、牧田自身。牧田があきらめた高校野球を続けていたら、こう成ったと。牧田は、入部テストのノックで前歯を折ってしまい、その痛さのあまり野球をあきらめます。
次に現れたのは男3。ロックミュージシャンを目指しています。牧田は、ギターのFコードを弾けなくて、ミュージシャンの道をあきらめます。
そして男4。空手道場に通っています。新しく入って来た中学生の蹴りが痛くて、2ヶ月で空手の道をあきらめます。
男5は、吹奏楽部。それなりに長続きします。同じ吹奏楽部の前園に恋しています。でも友人の宮島も前園の事を好きだと知り、前園をあきらめます。
男6は、女性としての牧田。実は牧田は、同じ男である宮島にも気を惹かれていました。でも、その男に惹かれる気持ちをあきらめてしまいます。
牧田は、「そんな今の自分も悪くない。自分を好きになろう。」と、今の自分を肯定します。あきらめた事があるから、今の自分があるのだと。
この話、ホッとします。正に、今の私がそうですからね。色々あきらめた事があります。でも、そんな自分も肯定してあげたいです。
私が牧田と違うのは、中学生の時に目指した基本線からぶれていない事です。最終的な職業は違ってしまいましたけれど、中学校で目指した道を歩いています。
5. 「明日もお静かに」
出演
南原清隆 | 三倉茉奈 | 山崎樹範 | 堀部圭亮 | 兼崎健太郎 | 近藤芳正 |
---|---|---|---|---|---|
警官 (森田) | 女将 (前園) | 97号 | 原口 | 209号 | バアヤン |
ショッカー戦闘員の97号と209号が旅行に来た先で入った、仙台のある呑み屋「おたふく」。ここでも二人は犯罪にならない程度の小さな悪事を働いています。
その二人が目にしたのは、一緒に店に居るどてらを着た頭の弱そうな男(バアヤン)。一人でニヤニヤしながら酒を呑んでいます。
「たぶん、あいつは食い逃げする。女将に忠告しよう」と戦闘員達は思いますが、「それは良い事じゃない?」と。でも、言い方を変えれば、意味が全く変わる。じゃあ実験してみようと言う事で、二人は成り行きでキスをしてしまいます。
そんな事をしている所に、住民からの通報により、店に森田警官がやってきます。犯罪にならないような、小さな悪事を働いている人間が、店に居ると。
身元を隠していた97号と209号ですが、その正体を森田警官にあっさり見破られます。ショッカー戦闘員である事ばかりか、本名と年齢までも。森田警官は、ショッカー戦闘員の大ファンだったのです。
そうこう、やり取りしているうちに、バアヤンはお金を払わず、店を出て行ってしまいました。食い逃げです。
森田警官は後を追いますが、見失ってしまいます。
女将は、それでも構わないと言います。「一人くらいからお金を貰わなくてもお店は潰れないし、それよりもみんなに幸せな気分で一日を終えてもらった方が良いんです。」と。
97号と209号が店を出て行く時、お勘定を全部小銭で払って行きました。犯罪にならない程度の悪事です。
女将は、小銭を数えずに二人を送り出します。「合っているでしょ?」と。そして「明日もお静かに」と。
東京から仙台にやって来た森田警官はその意味がわからず、女将に聞きます。この辺りの方言で、「明日も平穏で暮らせますように」と言う意味だと。
森田警官も、店を後にして、署に連絡を入れます。「今日は署に帰らない。冗談だ。」それは、かつて事件で関わった山名刑事の口癖でした。
舞台の最後に、この話を持って来たのは良いですね。幸せな気分に成れます。
この話は、他の話との関連性が特に強く引き出されています。戦闘員が現れたり、森田警官が再登場したり。そして、原口も最後のシーンで出てくるのです。そして女将が前園で、同窓会を開く事に成っていますからね。
(追記 2012-06-19 02:20 書き忘れていましたが、森田警官は東京から仙台に配置転換になった物と思われます。交番勤務の間は、地方公務員だと思うのですが、転勤もあるのか?!)
店の中でもめる森田警官と戦闘員達を静かにさせるために、シンバルを鳴らすシーンがあります。前髪がパサァってならないかと思って注意してみていましたが、そうはなりませんでした。前髪パサァは、「あきらめた僕たち」からのネタです。
前園が、舞台会場に居る人全員を幸せな気分にしてくれます。これは、前園役の茉奈さんの雰囲気による所が大きいと思います。
(追記 2012-06-18 23:14 素性を追記)
209号と97号の素性を、森田警官が話していました。私はメモをとっていたのですが、97号に関してはメモしきれていませんでした。
(※)の記事により、判明しましたので、表にまとめます。ありがとうございます。
戦闘員番号 | 本名 | 年齢 | 出身地 |
---|---|---|---|
209号 | サカイマサヨシ | 27歳 | 川崎市出身 |
97号 | イマジフクオ | 23歳 | 佐賀出身 |
「オーディション」
南原さん以外の5人が、オーディションを受ける役です。自己紹介と、エチュード(この場合の意味は即興劇)があります。
私が観た回の、茉奈さんの対応です。
公演 | 代表作 | 台詞 | 御題 | 演技 |
---|---|---|---|---|
初日 | だんだん | 私とそっくりだが | 火星に降り立った宇宙飛行士が火星人に初遭遇して挨拶する。 | 宇宙遊泳をしているような歩き方をして、Hello! |
中日 | ふたりっ子 | 阿部くん、香ちゃんのこと好きなん? | あなたはグラビアアイドル。南の島で有名カメラマンにヌード写真を撮ってもらう時の決めポーズ。 | 舞台前方に歩いて行き、後ろを向き、上着を脱ぐ。そのまま、決めポーズ。 |
千秋楽 | だんだん | 私と…そっくりだが | あなたはグラビアアイドル。南の島で有名カメラマンにヌード写真を撮ってもらう時の決めポーズ。 | 舞台前方に歩いて行き、正面を向いたまま上着を脱ぐ段階になって「できません」 |
う〜ん、この御題、確実に南原さんの趣味でしょう。茉奈さんが困る所を観たいだけ〜。おかげで、良い物を見せてもらいましたけれど。
役者さん達が、必死になってこなしている様子が面白かったです。
「父さんのコップ」
出演
南原清隆 | 三倉茉奈 | 山崎樹範 | 堀部圭亮 | 兼崎健太郎 | 近藤芳正 |
---|---|---|---|---|---|
父さん | – | – | コップ | – | – |
久しぶりだね。「ぶり」とは「みぶり」「てぶり」「呑みっぷり」と同系統。コンビニの「いらしゃい」「1万円入ります」「袋にお入れしますか?」「ありがとうございます」
じゃあ、正しい言葉遣いで再現してみようか?
南原さんと堀部さんのコントです。最初に聞いた時は面白かったのですが、2回目以降は面白く感じなかったです。ここにも、日替わりネタを入れた方が良いのでは? と思いました。
色々な言葉の本当の意味を知れたのは良かったです。「久しぶり」の「ぶり」に着目するとは!
役名に「父さん」「コップ」と書いてあるのは、お二人が着ているTシャツの柄です。
諸々
「HUG!〜ステレオサウンズ」は、5話からできているオムニバスですが、一人だけ全編に登場、あるいは痕跡を残しているのです。それは、バアヤン。
- 「戦闘員」… 8号が特にしつこく踵を踏んで回った、どてらを着た頭の弱そうなやつがバアヤン
- 「ジャンプ」… アホネンが原口に着せたどてらが、バアヤンのどてらと同じ
- 「臨場」… 「男」や「若手刑事」を改心させる不思議な男が、バアヤン
- 「あきらめた僕たち」… 野球場の観客席に居て、ファールボールに当たるどてらの男がばあやん
- 「明日もお静かに」… 食い逃げをした男がばあやん
私のファン仲間が見つけた痕跡も含めています。ありがとうございます。
ちなみに、バアヤン(仙台四郎)については、次のウェブサイトをご参照ください。これもファン仲間に教えてもらっています。
- 仙台弁 – Wikipedi 「おみょうにち おしずかに」(お明日 お静かに)
- 仙台四郎 – Wikipedia
- 福の神 仙台四郎 (ありがとうございます)
一人で観ているだけだと、絶対に気づかなかった事が色々ありました。ファン仲間って、大事ですね。
辛口の感想も書きましたが、全体として良かったです。笑いあり、しんみりする所ありで、最後は幸せな気分で劇場を後にできました。
東京公演最終日にビデオカメラが入っていましたが、舞台としての記録のためだけで、DVD化の予定は発表されていませんね。要望を出すと、叶えられるかも知れません。
問い合わせ先は、次の所だと思います。多分ですけれど…。
(追記 2012-06-18 01:03)(追記 2012-06-19 01:00)(追記 2012-07-10 00:22)
twitterでご指摘を受けましたので、修正しました。ありがとうございます。
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