舞台「HUG!〜ステレオサウンズ」における、役者「三倉茉奈」[追記あり
また、舞台「HUG!〜ステレオサウンズ」を観て来ました。
今日が中日(なかび)で良いんですよね?
初日に比べて、役者さん達の堅さが取れているような気がしました。また、初日で見受けられたミス(スタッフ含む)も無く、完成度が上がっていると思います。
初日でも、観客のノリは良かったと思いますが(珍しい)、今日は更に乗っていました。最後のタップダンスで、手拍子までついていましたから。
観るのが2回目なので、1回目で気が付かなかったところを重点的に拾って観ました。1回目でもぼんやりとわかっていた事が、2回目ではっきりとわかったところもあります。
上演時間は、休憩無しで2時間以上ですが、飽きる事無く観続けられます。その為の工夫(途中説明)も入っていました。
まだ公演中の舞台ですので、あまりネタバレ無しに、三倉茉奈さんの役どころを紹介していきたいと思います。
三倉茉奈さんは、この舞台の中での紅一点です。他は、男性5名です。
多分、登場人物が男性だけでも、脚本を書く事は可能なのでしょうが、ストーリーの幅を拡げるため、及び変化を与えるために、必要なポジションだと思います。
茉奈さんは、きっちりその役をこなしていました。
マナカナと言えば、双子タレントとして有名だと思います。マナカナに興味のない方は、見分けがつかない程、そっくりなんだと思います。でもきちんと二人を知れば、性格そして外見(髪型だけでなく顔も)もはっきりと個性が出ている事がわかると思います。
この舞台のプロデューサーの近藤芳正さんは、茉奈さんも佳奈さんも良く知っており、二人を見極めた上で、茉奈さんを選んだそうです。この舞台のテーマが「不器用に生きる人」と言う事で、そのテーマに近い茉奈さんを選んだそうです。
でも、茉奈さんは本当は器用だと思います。器用と言うか、柔軟性があるって言う方が的確かな?
この舞台には、即興劇(エチュード)が入っていて、茉奈さんはきちんと表現できていました。この内容については、舞台終了後に、改めて書いてみようと思っています。
この舞台は、五つの話から構成されるオムニバス形式です。
第一話は、全ては茉奈さんにあの台詞を言わせるための建前だと、脚本を書いた堀部圭亮さんがパンフレットで白状していました。なるほど納得です。ありがとうございます! あのセリフを、表情をゆがめず、サラッと言ってしまう茉奈さん(しかも連呼しています!)、すごいです。確か「月の子供」では「延長します?」が精一杯だったとか…。
第一話の茉奈さんの衣装は、次の物です。
(追記 2012-06-17 23:31 戦闘員の衣装が追加されました。髪の毛パサァ。)
役名は、戦闘員「131号」です。
第二話は、登場人物をつなぐための重要な役です。役名は「佐倉美保」。下の名前、忘れちゃった…。なんでしたっけ? (追記 2012-05-31 07:48 コメントで教えていただきました。) 佐倉は、主人公の精神面のもろさを明確に表現する為に登場します。実際、ああいう付き合い方をされたら、凹むなぁ。
(追記 2012-06-03 23:17 役名が「佐倉美保」と発表されました。また、その衣装です。ありがとうございます。)
第三話では、茉奈さんが物語の鍵となる役を演じます。役名は「女」。この舞台全ての中で、他の役者さんと比べて、一番長いセリフを与えられていたと思います。演じつつ、これだけのセリフをきっちり言えるのは、茉奈さんの能力の高さでしょう。完璧でした。
(追記 2012-06-03 23:17 全話トータルの台詞量が一番多いのは、堀部圭亮さんです。)
(追記 2012-06-11 00:07 衣装が公開されましたので、リンクを貼っておきます。公式な役名は「女」ですが、茉奈さんは独自に名付けているそうです。)
第四話は、役としては必須と言う感じではなかったですけれど、学ランにメガネは、萌えポイントです。次の写真をご覧下さい。
役名は「男6」です。
第五話では、この話を綺麗にまとめるための重要な役でした。役名は「前園」で、地方の居酒屋の女将です。衣装も立ち振る舞いも良かったです。シンバルのシーンで、前髪がふわっとなる事を期待していましたが、そうはなりませんでした。残念。
(追記 2012-06-17 23:31 女将の衣装が公開されました。2枚あります。)
「お静かに」って、金沢弁なのかなぁ〜?
(追記 2012-05-31 07:48
@zeke0223 さん、 @chanba612 さんに、tweetで教えていただきました。ありがとうございます。
仙台四郎(バアヤン)が出る事から、仙台弁であろうと。
- 仙台弁 – Wikipedi 「おみょうにち おしずかに」(お明日 お静かに)
- 仙台四郎 – Wikipedia
- 福の神 仙台四郎 (ありがとうございます)
)
今回の座席は、4列目中央でした。とても観やすい良い席でした。それと、「バアヤン」と言う言葉がこだまするシーンがあるのですが、それも聞きやすかったです。初日は16列目で、かなり後ろの方でした。その席だと、「バアヤン」の声の方向がわからないのです。もし客席後方にスピーカーがあるのなら、そこも使った方が、音響効果が高いと思います。
舞台から観た客席は、次の写真の通りです。
うーん、今日私が座った席は、舞台から丸見えだ…。
初日もそうでしたけれど、本日も第五話辺りから、お尻が痛くなりました。
1964年に開場か! それならしょうがないかな。
開場当時から今日まで、舞台俳優を志した者なら一度は立ってみたい劇場として名の挙がる劇場である。
このような、歴史のある舞台に立てて、茉奈さんは幸せ者ですね。
文化的な場所として、大事に賢く使って、存続してほしいです。
舞台中の茉奈さんの笑顔で癒されました〜。
舞台はまだ続きます。お近くの方はぜひご覧ください。
- 2012年5月26日(土)〜6月2日(土) 東京・新宿・紀伊国屋ホール
- 2012年6月9日(土) 佐賀市文化会館 中ホール
- 2012年6月16日(土) 山口情報芸術センタースタジオA
【シリーズ記事】
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ディスカッション
こんばんは。
第ニ話に登場するのは、ミホさん(漢字不明)だったと思います。
JINさんへ、いつもコメントありがとうございます。
確かに、そんな気がします。
直しておきました。