舞台「パッチギ!」観て来ました(千秋楽)

マナカナ,文化・芸術

12月23日、新国立劇場にて舞台「パッチギ!」を観てきました。すごく良い舞台でした。カーテンコールで、スタンディングオベーション(満場総立ち)を初体験しました。

全舞台が終了していますので、ネタバレがあります。

私は、舞台の千秋楽を観るのは初めてです。あれほど感動する物とは思いませんでした。千秋楽のチケットが取り辛い理由がわかりました。

千秋楽を観にきている人は、多分、リピーターが多いのではないでしょうか? 盛り上げ所を把握しているような感じがしました。拍手したり、笑ったり。

舞台の進行は、今まで観て来た通りに進みます。所々、アドリブっぽい所はありますけど、基本的に同じです。でも、観ていると、もうこの演技は二度と観ることが出来ないんだという寂寥感がおそってきます。

そう強く感じたのは、アンソンの送別会で、みんなでイムジン河を歌うシーンでした。イムジン河を歌っている最中にムヨン(朝鮮舞踊)のメンバーが、韓国語で何か叫ぶシーンがあるのですが、私も一緒に泣けてきました。

つつがなく舞台は進行し、終劇です。緞帳(どんちょう)が降りてきても鳴り止まない拍手。そしてカーテンコール。「あの素晴らしい愛をもう一度」の音楽に合わせて、出演者全員挨拶です。観客は、タイミング良く、手拍子&拍手。

出演者挨拶の最後の、リ・キョンジャ役の三倉佳奈さんとリ・アンソン役の石黒英雄さんの挨拶(お辞儀)の後、松下康介役の山本裕典さんが挨拶(お辞儀)しました。

座長の山本さんが前に出てきて挨拶をしていました。「よい舞台でした。座長として未熟だったけど、キャストの皆さんに救われ、成長しました」と言う様なお話をしていたと思います。

そして、緞帳が降ります。それでも鳴り止まない拍手。再び緞帳が上がると同時に、観客も一斉に立ち上がり、スタンディングオベーションです。ステージ上の出演者も嬉しそうでした。山本さんは、もう一度挨拶をします。三倉さんは泣きそうになっていました。

スタンディングオベーションは無いのかな~と思っていた所への、突然の盛り上がり。ビックリしました。

再び緞帳が降りて、見えないステージの中から掛け声が聞こえます。座長の山本さんが胴上げをされていた様です。その声に刺激されてか、緞帳が降りているにも関わらず、拍手が鳴り止みません。5分くらい経った頃でしょうか? 客席から「もう一回」コールが沸き起こりました。

そのコールに応じて、緞帳が降りたままのステージに、山本さんと石黒さんと三倉さんが現れました。再び、出て来てくれるとは思わなかったので、嬉しかったです。山本さんが最後の挨拶をしました。

いや~、本当に良かったです。私は最初、千秋楽に行くつもりがなかったのですが、一緒に先行予約チケットを取った仲間が行く様子を見て、やはり行くことにしたのです。もし、あの場で行く決断をしていなかったら、この感動は味わえなかったでしょう。

途中、緞帳の降りた回数を、数え間違っているかもしれません。(笑)

【出演者名簿&ブログorWeb(ブログ/Webは、パッチギ!関連で見つけた物のみ)】

【関連記事】

(追記 2009-12-27 8:35) リンクを再確認しました。主に、千秋楽の話題です。

Posted by お市のかた