舞台「女ねずみ小僧〜目明かしの女房〜」を観てきました
11月17日(土)16:30〜20:30で、明治座の11月公演、女ねずみ小僧〜目明かしの女房〜を観てきました。元々、演劇は好きな方で、学生の頃は観劇会に入っていて、定期的に演劇を鑑賞していました。就職してからは全く行っておらず、演劇「月の子供」を観てきましたのが初めてです。今回は、就職後、3回目になります。ちなみに2回目には、ミュージカル「ちぎれた雲はどこへ行く」を観てきました。実は、４回目も決めていて、同じく明治座の12月公演、眉山を観に行くつもりです。観に行く理由は、さだまさしさんのアルバム「Mist」のレビューを書いてみましたをご覧下さい。
明治座は東京都中央区日本橋浜町(はまちょう)にある、浜町センタービルの中にあります。近くに、鳥料理 玉ひでと言う店があります。この店の、テイクアウトの親子丼を食べたかったのですが、昼食の時間でしか販売していないようです。残念。食べたい理由は、マナカナ公式ホームページの2007年11月9日の公開日記(まな日記)を参照して下さい。すぐにわかると思います。
この舞台を観に行くきっかけは、三倉茉奈・三倉佳奈が出演しているからです。動機は単純です。
この文章以降、ホームページでの公開情報・パンフレット(1,500円)に載っている情報程度のネタバレがあります。ご注意下さい。
あらすじは、「生活のためにしていた泥棒稼業から足を洗い、かたぎになる事を決めた女ねずみ小僧の紅緒(べにお、大地真央)。足を洗う覚悟を女ねずみ小僧の妹分達に見せるために、最初に出逢った男、岡っ引きの亀蔵(かめぞう、渡辺徹)の押しかけ女房になる。すっかり足を洗って生活を始めた物の、あるきっかけからどうしても女ねずみ小僧の封印を解かなければならなくなる…」と言う内容です。
観た感想は、笑いあり、涙あり、アクションありで、飽きる事なく楽しめました。脚本も人情味溢れる内容で非常に良かったです(脚本:横内謙介)。演出も良かったです(演出:岡村俊一)。明治座の舞台は、花道あり、仕掛け(舞台が回転したり、上下したり)ありで、その特性をうまく使っていました。殺陣(たて)が何回も出てくるのですが、魅せてくれました。
劇は、休憩30分x2を入れて約4時間続きます(実質3時間)。観る前は、「長いので、耐えられるかな?」と思っていたのですが、上記した通り、楽しく過ごせました。ロビーで実演販売されていた「芋きんつば」がおいしかったです。焼き立ての物をおみやげに買って帰りました(一つ110円)。マナカナも同じ物を食べていたみたいです。(マナカナ公式ホームページの2007年10月19日の公開日記(かな日記)より)
役者さんもみんな上手です。中でも、大地真央さんは別格でした。ちょっと泣けるシーンの後、ふっと笑いを引き出すところがあるのですが、そのつなぎが絶妙です。渡辺徹さんも上手でした。そんな俳優陣の中にいると、三倉茉奈・三倉佳奈は霞(かす)んできます。二人とも上手なのですが、周りが上手過ぎます。
三倉茉奈・三倉佳奈の演技の上手さは、「月の子供」で十分確認出来ています。ご確認したい方は、DVD「月の子供」を観ましたでどうぞ。
舞台だと、(自分の好きな)役者が良い芝居をした時に、拍手をする様です。私は、三倉茉奈・三倉佳奈の見せ場のシーンでも、拍手出来ませんでした。良い見せ場だったのですが、他に誰も拍手している人がいなかったので…。1,300人以上入れるホールで、一人だけで拍手する勇気は出ませんでした…。
三倉茉奈・三倉佳奈の見せ場の一つに、双子の姉のお千代(三倉茉奈)が吉原に売られて行くシーンがあります。このシーンでの、妹のお小夜(三倉佳奈)とのやり取りが良かったです。姉妹愛と、どうしようもない現実との間での葛藤。うまく表現出来ていたと思います。(このシーンは、たとえ良い芝居であっても、拍手するべきではないと思います。内容的に。)
一番感動したシーンは、もっと別のシーンです。公開情報/パンフレットの内容を超えるので、書かない事にします。三倉茉奈・三倉佳奈がメインで演じるシーンとは違います。
ちなみに、取ったチケットはB席でした。A席だと12,000円、B席だと5,000円です。予算(小遣い)の関係でB席で我慢です。しかし、B席でも舞台正面の席だったので、思っていたほど見辛くはありませんでした。ただ、花道を歩くところは少ししか観る事ができません。物理的に無理なのです。花道は1階A席、B席は3階なので…。これは、2階のA席にも言える事です。同じA席を買うのなら、絶対1階の分を手に入れるべきです。
公演は11月27日まで続きます。まだ、席の空きはあるようです。
テレビでも構わないと言う方には、良い情報があります。2008年1月2日(水)午後0:15〜、NHK BS2で放送されるようです(NHK BSオンライン )。興味を持たれた方は、ぜひ、ご覧になって下さい。
NHKの受信料は払いましょう。NHKに文句のある人は、受信料を払ってから言いましょう。(^-^)v
