Bluetoothと携帯電話
Softbank(Vodafone) 905SHについて
Softbank(Vodafone)から発売されていました、カタログによると、905SHは、次のBluetoothプロファイルをサポートしています。
- Handset Profile(HSP)
- Hands-Free Profile(HFP)
- Dial-up Networking Profile(DUN)
- ObjectPush Profile(OPP)
- File Transfer Profile(FTP)
- Basic Imaging Profile(BIP)
また、カタログによると、Softbank 911SHも全く同様のProfileを持っています。このことから、両者共通の機能と思われます。
BT450Rxと905SHの組み合わせ
Softbank(Vodafone) 905SHに、ヘッドセットとしてつないでみました。ちゃんとハンズフリー通話が出来ます。いい感じです。
DR-BT30Qと905SHの組み合わせ
905SHのハンズフリーとして接続してみました。音楽を聞いている途中に電話を受けて、通話し、また音楽再生に戻る事が出来ました。ただし、通話中、音楽は一時停止されずに、演奏されっぱなしになっています。これは、好き嫌いがあると思います。
私の希望としては、自動的に再生を一時停止してから、通話となるようなコントロールが欲しかった所です。ですが、手動で音楽再生を停止してから通話すれば良いので、問題ではないでしょう。
Officejetと905SHをつなぐ
プリンタに、ヒューレット・パッカード(HP)のOfficejet 7410を使っています。このプリンタは、オプションのBluetooth USBアダプタを付けると、デジカメやケータイからBluetooth経由で印刷が出来るようになります。HPから純正のBluetoothアダプタが発売されています。
物は試しにと、先日購入したPLANEXのBT-MiniEDRをOfficejetに付けてみました。そして、905SHとペアリングしました。パスキーは0000でした。ペアリングすると、905SHはOfficejetをきちんとプリンタとして認識します。アイコンがプリンタになります。
次に、905SHで画像(写真)を選び、メニューを開くと、「印刷」が出てきます。送信方法に、Bluetoothをえらぶと、Officejetでその写真が印刷する事ができます。
ですが、すごいのはこれだけで、メールの印刷などは出来ないようです。画像に限定されているみたいです。
予想ですが、905SHと同様のプロファイルをサポートしている911SHからでも、同じように印刷できると思います。
ついでに、Officejetでどういうプロファイルがサポートされているのか調べてみました。MacのBluetooth環境設定で調べると、Serial Port, OBEX Object Push, Basic Imaging, Basic Printingとででいます。
この事から、おそらくBasic Imaging Profileを使って、905SHは印刷しているのだと思います。
今回は、BT-MiniEDRを使用しましたが、どんなUSBアダプタでもOKでは無いようです。たまたま、LogitecのLBT-UA200C1を借りられたので、これでも試してみました。905SHで、プリンタは認識される物の、接続はNGでした。使えるアダプタと使えないアダプタがあるようです。
905SHとBluetoothファイル交換
905SHを、Mac OS X(10.4.8)とつないで、いろいろ試してみました。[BluetoothとMac OS X]の項目に入れようかと、迷ったのですが、905SHの機能に依存しているので、こちらに書く事にします。
ペアリングは、Mac側から行います。パスキーは、Macで生成されるので、それを905SHに入力します。すると、逆に905SHからパスキーを聞いてくるので、Macで生成されたものと同じパスキーを入力します。これで、OKのはずです。
905SHのFTPを使うので、パソコンのソフトが、BluetoothのFTPに対応しいる必要があります。
電話帳の送信とアドレスブックでの読み取り
1件毎ならvcfとして905SHから送信でき、Mac OS Xのアドレスブックでの読み取りもOKでした。905SHから送信されたvCardのバージョンは2.1でした。
vcfは、ドキュメントフォルダに保存されます。Mac OS Xのアドレスブックには、電話番号、メールアドレス、住所、誕生日を転送できました。他の項目は未検証です。
電話帳を一件送信する時の、905SHでの操作は次の通りです。
- 「アドレス帳」を開く
- 「メニューボタン」を押す
- 「アドレス1件送信」する
- 方法として「Bluetooth」選択
- 「デバイス選択」
なお、全件送信だと、 vcfは送信できる物の、Mac OS Xのアドレスブックで読みこめません。全件送信した場合、Macのドキュメントフォルダのtelecomフォルダにpb.vcfとして保存さます。なぜ読めないかの原因追求はしていません。
次の記事が参考になるかもしれないので、ご覧下さい。
Mac OS Xの「Bluetoothファイル交換」でのファイルのやり取りについて
Macの操作は、Bluetoothメニューから、デバイスをブラウズを選んで、905SHを選んでブラウズボタンを押します。すると、905SHの画面に「着信できませんがよろしいですか?」と表示されるので、Yesを選びます。なお、ファイル交換をする時は、905SHを待ち受け画面にしておく必要があります。
基本的に、Macでの操作について書きますが、WindowsでBluetoothのファイル交換ソフトがあれば、同様に操作できるとおもいます。
パソコンと接続すると、次のフォルダが見えるようになります。
- Book
- Music
- Other Documents
- Pictures
- Sounds & Ringtones
- Themes
- Videos
パソコンからピクチャーの送信をしてみた。送信先のフォルダは"Pictures"です。こうすると、905SHのデータフォルダのピクチャーに保存されます。
2.5Mのファイルを送信できましたが、905SHではファイルサイズオーバーで表示できませんでした。600k程度のファイルは送信、表示もOKでした。
逆に、905SHの画像ファイルのMacでの受け取りもOKでした。ただし、受け取る前のプレビューはMac側で出来ないので、ちょっと不便です。
パソコンからVideo(3gp2フォーマット)の送信も出来ました。サイズ制限があるかも知れませn。200kB程度のファイルは送れ、再生も出来ました。"Videos"フォルダに転送すると、905SHのデータフォルダのムービーに入ります。
“Book"フォルダへは送れませんでした。拡張子がtxtでもebkでもダメです。どうすればいいのかわかりません。
“Other Documents"へ送ると、905SHのデータフォルダのその他ファイルに、テキストファイルの送受信が出来ます。どの程度のサイズのファイルが送れるかは未確認です。少なくても150kのファイルが送れました。
“Music"フォルダへ送ると、905SHのデータフォルダのミュージックに入ります。iTunesで作ったAACファイル(拡張子m4a)を送れました。再生も出来ました。ですが、ファイルサイズに制限あるようです。170kのファイルは大丈夫でした。
その他
905SHの受信フォルダは、すべて本体となります。SDカードに切り替える方法はわからりませんでした。
テストしたのは、大体こんな感じです。Bluetoothプロファイルが同じ911SHでも、ほとんど同じ事が出来ると予想できます。
Officejetと905SHをつなぐ でも書いた事を含め、905SHのBluetooth機能はかなり充実しています。905SH(911SH)でA2DP/AVRCPがサポートされていないのが残念です。
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