BluetoothとMac OS X
Mac OS XのBluetooth
(この記事は、Mac OS X 10.5の頃に書いたものなので、現状とあっていないかもしれません。)
Mac OS X 10.5 Leopardになってから、Bluetoothの扱いが改善されました。
- A2DP/AVRCPサポート
- 携帯電話とのファイル送受信可
A2DPがサポートされたため、MacとBluetoothヘッドフォンをつなぐ事ができる様になりました。AVRCPもサポートされたため、iTunesで曲送りなどができます。
また、ファイル送受信方法が改善された様です。Macから携帯電話、携帯電話からMacへと、双方向でファイルの送受信が可能です。Mac OS X 10.6 Snow Leopard、OS X 10.7 Lionで確認しています。
Mac OS X 10.4 TigerのBluetooth
Mac OS X 10.4 Tigerは、Bluetoothが色々不自由でした。
Mac OS X 10.4 Tigerでは、画像ファイル転送がiBook→Softbank(Vodafone) 905SHがOKで、逆がNGと言うことを確認しています。その原因が分りました。Mac OS XのBluetoothプロファイルが対応していないのです。
イメージ(画像)ファイルを、905SHからiBook(Mac OS X 10.3.9)にイメージファイルを送るとき、BIP(Basic Imaging Profile)というのを使うようです。ところが、Mac OS Xは、BIPをサポートしていないため、受ける事が出来ないのです。
Mac OS Xで、BIPを実現するためのシェアウェアPictureReceptorがあります。試しにこれを使うと、905SH→iBookのイメージファイル転送が実現できました。
一般のファイル転送だと、FTP(File Transfer Profile)がMac OS Xに実装されています。これを使って、テキストファイルの送受信を試したところ、うまく転送できました。この事に関しては、[Bluetoothと携帯電話]に詳しく書きました。
市販されている、USB Bluetoothアダプタを見ると、Windows 2000/XPだとOKで、OS Xだと、使えないプロファイルがあります。これは、OS Xがサポートしていないのが原因の様です。
OS X 10.2.8以降ががサポートしているのは、DUN(Dial-up Networking Profile), HID(Human Interface Device Profile), SPP(Serial Port Profile), OPP(Object Push Profile), FTP(File Transfer Profile), SYNC(Synchronization Profile)です。さらに、Bluetoothソフトウェア1.5を入れると、HCRP(Hardcopy Cable Replacement Profile), HSP(Headset Profile)が使えるようになるようです。
これらの事は、AppleのBluetooth Device Access Guideに書かれています。
Mac OS X 10.4 TigerのBuletoothでは、色々残念な事が多かったです。
PowerMac G4/MDD+BT-MiniEDR
BT-MiniEDRと言うのは、俗に言うBluetoothドングルで、パソコンにBluetooth機能をUSB機器として追加する装置の一つです。Bluetooth Ver.2.0(Class 1)+EDRという規格に対応しているのと、Mac OS X対応と言うことが、購入の決め手でした。
PowerMac MDD(OS X 10.4.8)に刺してみました。刺すとすぐに、メニューバーにBluetoothアイコンが現れました。システム環境設定にも、Bluetoothのメニューが追加されていいます。
BT-MiniEDRを付けたままのdeep sleepもOKでした。ただ、初回のdeep sleep時に、カーネルパニックの画面になってしまいました。仕方なく、リスタートする羽目になりました。その後は、deep sleepもOKになりました。なので、初回は再起動しておいた方が良いと思われます。
PowerMac MDDとMac OS X 10.5 Leopardの組み合わせでも、問題なく使えました。
iBookG4とヘッドセット
BT450Rx(ヘッドセット)をiBook G4(Mac OS 10.3.9)にHSPでの接続を試みましたが、なぜか、iBook G4にはじかれてしまいました。「ヘッドセットを設定できませんでした。お使いのBluetoothハードウェアがヘッドセットに対応していません。」と出てしまいます。
しばらくこの原因がわからなかったのですが、いろいろ調べている内に解決することが出来ました。
iBookG4でBT450Rxがヘッドセットで使えなかったのは、Bluetoothモジュールのファームウェアをアップデートしていなかった為でした。最新のファームウェア(Ver. 1.2)にアップデートした所、無事、使えるようになりました。
注意しなければならないのは、ファームウェアのパッケージをインストールしただけではダメで、実際にインストールされたソフトウェアを実行して、ファームウェアをアップデートする必要がある事です。ソフトウェアのインストールと、ファームウェアのインストールの二段階になります。
なお、Bluetoothソフトウェアも最新(Ver. 1.5)にしておく必要があります。
Mac OS XとBT450Rx
Mac OS 10.3.9でも10.4.8でも使えます。
Bluetoothヘッドセット、BT450RxとのペアリングはOKでした。Mac OS XのBluetooth設定アシスタントで、パスキー"0000″を入れます。
Bluetooth環境設定で、デバイスタブのデバイスサービスを見ると、プロファイル(HSU, HFU, A2DPSink, AVRCP Controller)がちゃんと表示されています。
Skypeでも使えました。
Mac OS XとDR-BT30Q
DR-BT30Qは、Mac OS Xのバージョンにより、接続できない事があります。Mac OS 10.3.9では、ヘッドセットとして認識される物、オーディオデバイスとして認識されません。つまり、使えません。。>Mac OS 10.4でも同様でした。
ただし、10.4.8では大丈夫でした。10.4から10.4.8の間に、Bluetoothまわりが改修されたようです。
Mac OS 10.4.8前提で、次の事を書きます。
手持ちのBluetoothヘッドセット、DR-BT30QとのペアリングはOKでした。Mac OS XのBluetooth設定アシスタントで、パスキー"0000″を入れます。
Bluetooth環境設定で、デバイスタブのデバイスサービスに表示される、対応プロファイルの表示がおかしいです。", Hands-Free unit"と表示される。頭の","は何なんでしょう?オーディオデバイスとしては認識されたのですが…。Mac OS Xの問題か、DR-BT30Qの問題かわかりません。
Skypeでも使えました。
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