macOS Big Surでも、ディスクをシステム領域とユーザー領域に分けて暗号化する
UNIX的流儀なのですけれど、システム(OS)領域とユーザー領域は、別のドライブあるいはパーティションに分けて運用したいです。なぜかと言うと、システム領域を分けておけば、OSのクリーン インストールが楽だからです。ユーザー領域に影響を与えずに、OSのインストールができます。
これは、ずっと昔から対応しています。
OS Xでシステム領域とユーザ領域を別パーティションにし暗号化して使う
この頃のファイルシステムがHFS+だったので、ディスクパーティションを分けて実現していました。ところが、APFSが標準になってから、ディスクパーティションの作成は、推奨されていません。代わりに、APFSドライブを使います。
このAPFSボリュームというのが便利で、あたかも二つのディスク領域の様に振る舞いながら、容量を共有しています。例えば、500GBのディスクを二つA-DriveとB-Driveに分割するとき、今までのパーティション方式だと、きっちりA-Driveが200GBとB-Drive300GBと言う様に分ける必要があり、それぞれの大きさを超えることができませんでした。A-Driveは50GBしか使ってなくて、B-Driveを299GB使っているとき、A-Driveで使っていない150GBをB-Driveとして使うことはできませんでした。
APFSボリュームだと、A-DriveとB-Driveで容量を共有できます。B-Driveをどんどん使って、300GBを超える様なこともできます。ただし、「容量のオプション」を設定した場合はこの限りではありません。
ディスクドライブは暗号化しておいた方が良いと思います。システム領域は、「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」→「FileVault」で暗号化を設定します。
APFSドライブを追加するとき、「APFS(暗号化)」を選ぶと、暗号化できます。
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