映画「サクラサク」完成披露上映会の舞台挨拶レポートです
昨日、映画「サクラサク」完成披露上映会に行った理由は、さだまさしさんも挨拶されるからです。チケットを予約購入して行ってきました。
- 映画「サクラサク」完成披露上映会に行ってきました[追記あり]: プラスα空間 (2014年3月27日)
公式レポートが出ています。
インタビュー内容が出ていますが、どうも舞台挨拶の時の物とは違う様です。多分、「完成披露会見」の時の物と思われます。
今朝、めざましテレビやPON! などの情報番組で、舞台挨拶の様子が取り上げられていました。また、ウェブニュースにもなっています。
それらとは違う視点で、舞台挨拶の内容をレポートしたい思います。以下、舞台挨拶を聞きながら、メモした内容を元に書き起こします。メモは話された内容に追いついていませんので、適当に言葉を補完しています。間違った内容になっている所があるかも知れません。ご容赦ください。
メモを取っている間、私の隣に座っていた人は、ちょっと引いていた様な…。
みなさんが登場する前に、司会の方が劇場内の人に質問します。「原作を読まれた方は?」の問いにかなりの人が、「福井からいらっしゃった方は?」の問いには数名の方が、手を挙げられていました。
この後、舞台挨拶の為に、田中光俊監督、さだまさしさん、南果歩さん、緒形直人さん、藤竜也さん、矢野聖人さん、美山加恋さんの順に登場されました。そして、次の順番で、挨拶されました。
それぞれの挨拶
緒形 直人さん (大崎俊介 役)
こんにちは。来て下さり、ありがとうございます。春らしい優しい映画です。
南 果歩さん (大崎昭子 役)
こんばんは。大崎昭子約の南果歩です。お忙しい中、足下のお悪い中、来て下さりありがとうございました。
この5人家族、そして監督とさださん。さださんはロケには来なかったですが、気持ちは一緒に旅をしていました。
福井まで、5人きりで車の中で、本の通りに生き、美しい景色を5人で見る事ができました。
どうぞ、ごゆっくり、最後までご覧ください。最後の歌が素晴らしいです。
ありがとうございます。
矢野 聖人さん (大崎大介 役)
こんばんは。長男の大助役の矢野聖人です。最後まで楽しんで下さい。ありがとうございます。
美山 加恋さん (大崎咲子 役)
お越しいただきありがとうございます。この映画が公開になって幸せです。この映画に癒されて下さい。
藤 竜也さん (大崎俊太郎 役)
こんばんは。特に申し上げる事はないのですが、特殊な役で、心を込めて演じました。
さだまさしさん (原作・主題歌)
監督と大崎家に感謝します。素敵な映画になりました。書く方は好き勝手にできましたが、映像になって、自分の物がどうなるか楽しみでした。原作が負けました。ちくしょー! (笑)
家族が旅をして、本当の家族になる感じですね。
以下、対談形式で
南果歩さんは、おしゃべり好きですねぇ。一番話が長かったです。でも、本当に一番饒舌なのはさださん。以下も、さださんの舞台挨拶の一部なのです。途中、突っ込みなどが入るので、対談形式で掲載します。途中、メモした内容がほとんど読めなくて、結構、間違っちゃっているかも…。
演出の田中監督、映画をやるって言ってから4年ですね。
田中監督: さださんはプロデューサーの様な感じでした。
僕は、もう自分では映画は作らない。(笑)
田中監督: さださんは、スポンサーにもプレゼンテーションしてくださりました。
キャストがすごいですね。奇麗な果歩さん。映画では恐かったですが。(笑)
南果歩さん: さださんは、主題歌を短時間で書かれたとか?
短(たん)時間じゃありませんよ。三(さん)時間。(笑)
脚本を初めて読んだとき、誰が語る詩(うた)にするか決めました。俊太郎視線の詩にすると。その後、詩が振ってくるのを待ちました。
南果歩さん: その後、三時間? 短時間?
えっと、本当は5時間くらいかな? (笑) 素敵なロケだったそうで。
南果歩さん: 素敵な原作でしたから。
田中監督: 心に「サクラサク」。そんな映画にしたかったです。
タイトルの理由を、大阪ミヤネ屋に、質問されました。
南果歩さん: タイトル、素晴らしいですね。希望が叶う、素敵な予感がします。
元々ね、合格電報だったのね。東大の電報。「咲く」と言う知らせは嬉しいね。冬を我慢して来て、一斉に咲きますからね。幸せ感を届けるのが、物語の届きたい所です。
緒方くん、堪えたねぇ。めっちゃ堪えてた。俺なら堪えられない。(笑)
映画の中では、誰も死なないし、爆発シーンも無いし、カーチェースも無いし。映像が良いですねぇ。奇麗な映画…。
南果歩さん: (映画のネタバレをしようとするさださんを制して)さださん!
短編でしたが、監督は、僕が大切にしていた言葉を全部拾ってくれた。名作のテンポなんですよ。すばらしい映画にして下さって。これからは、長い小説を書くのを止めて、短編小説ばかりにしよう。(笑)
田中監督: 小説で、さださんが書いた言葉を映像化しました。さださんとの約束は一つで、「あったかい涙の出る、あったかい映画。そう言う物を作って欲しい」
泣かせるためには作られていない、自然に涙のでる映画になりましたね。緒形直人さんの役からは惨めさ、果歩さんの役からも辛さ。その間に入る子ども達。温かい人たちになる様に書きました。
司会: 撮影旅行はどうでしたか? 矢野聖人さん、いかがでしょう?
矢野聖人さん: 台本どおり順調に進みました
南果歩さん: みんなで、アイデアを出し合って、自然に映画になって。感動は、現場で作りました。
田中監督: 車の中の距離感に現れてるよね。
南果歩さん: スタッフの方も大勢で。日本の原風景を見た感じがします。
藤竜也さん: (車の中は)あんまり、記憶無いね。ただ、乗って、ぼーっとしていたから。(笑)
緒方くんに、全部集中していたね。
緒形直人さん: 田中組の素晴らしいスタッフ。良い緊張でした。
緒方くん、本当に真面目。
南果歩さん: 誠実で、信頼できる人で、みんなに安心感を与えていました。もう、緒方さんに、おんぶに、抱っこに、肩車って感じです。
矢野聖人さん: ずっと、さださんに聞きたかった事があるんですが、大崎家じゃないですか? それで、長男の大介に、大(おお)きいと言う字があって、咲(さき)子で、おおさき?
名前なんて、真剣に考えていないから。(笑)
この話は、僕の父が美浜に引き揚げた事から舞台に選んでいるのね。そして、親友のお父さんがが認知症になって、「僕は惚けたのか?」と親友にお父さんがつぶやいたと言うのが、胸に突き刺さりました。もし、自分の立場だったら、あるいは自分自身がそうなってしまったらと。今、お父さんがしっかりしている人も、いずれ行く道を伝えるきっかけになれたらと思って書きました。
それよりも、藤竜也さんが、この役を引き受けたのがビックリですね。愛のコリーダですよ。こんな役、よく引き受けたなと。選んだのは僕じゃないですかね。(笑)
司会: 映画で、大切な事を学んだとか? 美山さん、いかがでしょう?
美山加恋さん: 普段は映画に出る事はないんです。こんなに素晴らしい人たちと、近い距離で演じられて、自信をいただきました。
緒形直人さん: 田中監督の元、家族みんなで丁寧に演じました。この中での、さださんの唄、本当にありがとうございました。
[amazonjs asin="B00IFK6JK2" locale="JP"]途中、ちょっと怪しい所もありますが、まあまあ、トーク内容を再現できたと思います。それにしても、さださん、話しだしたら止まらないなぁ。
さださんは、前日、札幌でコンサートだったはずです。この日のために、とんぼ返りですね。
それにしても、美山加恋さん、奇麗になったなぁ。昼ドラ「鈴子の恋」で、鈴子の子ども時代を演じていた時は、あどけなかったのに。
記念撮影
ステージでのトークが終わった後、一旦引き上げ、その後、マスコミによる記念撮影になりました。観客は全員、配られた桜の花びらを持って立ち上がりました。最前列に田中監督、さださん、出演者の方々が並び、ステージ上からマスコミ関係者が撮影します。奇麗な眺めだったでしょうね。
約30分に渡るトークの後、しっかり映画を楽しみました。
ロードショーは4月5日です。みなさん、ぜひ劇場に足をお運びください。
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