映画「アントキノイノチ」を観ました[追記あり]
映画「アントキノイノチ」を観てきました。
感動はしましたが、原作小説とは違って、なんだか残念なエンディングでした。
途中飽きる事なく、映画に集中できました。そういう作りは、しっかりしていると思います。
音楽に注目していたのですが、どんな音楽だったかを忘れるくらい、画の作り込みがすごかったです。画と音楽の不一致感は感じなかったので、素晴らしい音楽だったと思います。
音楽は、 NHKの朝ドラ「だんだん」で音楽を担当された、村松崇継さんです。
[amazonjs asin="B005MJVMOC" locale="JP"]CDを買おうと思っていて、まだ買っていないです。iTunes Storeでは、取り扱いは無い様で、残念です。
扱っているテーマが重いので、息抜きする間が少ないです。小説だと、読むのを中断すれば良いのですが、映画だとそうはいきません。覚悟して、一気観するしかないです。
結局、舞台挨拶付きチケットは、入手できませんでした。
以下、ネタバレが含まれます。ネタバレが嫌いな方は、映画を観た後でご覧下さい。
2年前に、原作小説を読みました。
[amazonjs asin="4344417178" locale="JP"]読みましたが、細かい内容をすっかり忘れていました。今回、映画を観て、だいぶ思い出す事ができました。
そうだった、松井ってヤツは、殺されても仕方のないくらい、嫌なヤツだった。でも、その命を奪わなかったので、新しい命につながると言う話だった。
「殺されても仕方がない」と言う考えが、さださんからの表現として出て来た事が、衝撃でした。
それと、今月初めに、映画宣伝用のドラマを観ました。
なかなか感動的なドラマで、出来が良かったです。
そんな訳で、かなり期待して、映画を観ました。
小説とは、ストーリー展開のさせ方、杏平とゆきのかかわり合い、結末が違っていたと思います。
小説では、杏平の高校時代の事が中心だったと思ったのですが、映画では、クーパーズ時代の事が中心でした。
その為、杏平とゆきのかかわり合いが変わって来るのは、映画作りとしては、ありだと思います。
ただ、結末の作り込みが、もう一歩、足りなかったです。
ゆきの最後のエピソードは、泣きを拾いにいっている感じですね。それに関するカットでは、確かに泣けました。でも、そんな不幸な最後じゃなくても良いじゃない。
杏平が松井を殺さなかった事で、未来の命を守った事が、小説の結末で語られていました。
でも、映画では、高校時代の回想でしか松井は出てこないんですよね。
最後のシーンで、ゆきが助けた親子が出て来るのですが、あのシーンには、松井も出すべきでしょう! そうすれば、過去と現在がつながったのに! 小説版とシンクロするのに!
ただ、そのもう一歩がなかった。う〜ん、残念だ。
泣けるとは思いますけどね…。
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(追記 2012-01-21 09:46)
次の所からトラックバックをいただいていたので、承認しました。
(追記 2012-07-05 06:16)
たしか、2012-06-15放送の「徹子の部屋」だったと思うのですが、さださんは、小説から作られた作品(映画)に関して口出しはしないとおっしゃられていました。
ディスカッション
映画「アントキノイノチ」二人のファンなら見てもいいかな
「アントキノイノチ」★★★
岡田将生、榮倉奈々、松坂桃李、原田泰造、
染谷将太、檀れい、鶴見辰吾、柄本明、
堀部圭亮、吹越満、津田寛治、宮崎美子 出演
瀬々敬久 監督、
131分、 2011年11月19日公開
2011,日本,松竹
(原題:アントキノイノチ )
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