まさしんぐWORLDカーニバル(2/2)[訂正あり・追記あり]

さだまさし,芸能・アイドル,音楽

まさしんぐWORLDカーニバル(1/2)に引き続き、コンサートレポートをお届けします。さだまさしオフィシャルサイト♪の注意書きによると、現在進行形のコンサートについては、コンサートの根幹に関わる掲載はNGとの事です。この「まさしんぐWORLDカーニバル」に付いては、28日のNHKホールが千秋楽でしたので、内容の紹介は問題無いと判断しています。

ただし、BSフジで6月に放送予定があるようです。また、DVDも発売されるようです。それを楽しみにしている方には、ネタバレになりますので、ご注意下さい。逆に、この記事を読んで、放送やDVDを見たくなるかも知れません。その判断はおまかせします。

「風に立つライオン」のあと、「まさしんぐWORLD カーニバル」のメインプログラムに移ります。このコンサートのテーマは、「70年代のさだまさし」でした。懐かしい唄がたくさんありました。初めて聴く唄も3曲ほどありました。

  1. きみのふるさと
  2. 絵はがき坂
  3. 案山子
  4. 異邦人
  5. 交響楽(シンフォニー)
  6. 転宅
  7. 晩鐘
  8. 吸殻の風景
  9. 胡桃の日
  10. 秋桜
  11. 飛梅
  12. つゆのあとさき(アンコール曲)

この頃の唄は、テープやCDでしか聴いた事がなかったので、生演奏を聴けて感動しました。音の迫力は当然ですが、照明などの舞台効果も素敵です。また、バンドの方達が演奏している所を見られるのも良いです。宅間さんのマリンバは、神業だと思います。

さださんの歌声と、バンドの楽器の音は、非常にバランスよくミキシングされて、スピーカから流れていたと思います。多分、ですけど…。

ここでも、心に残っている話をいくつか紹介します。トークの内容はメモしていないので、記憶違いがあるかもしれません。

  • 大阪フェスティバルホールの50周年記念コンサートで、70年代の曲を唄ったら多いに受け、その後の別のコンサートでも、70年代の曲を唄ったら大きく受けました。なので、今回も70年代の曲をお届けします。
  • 船場吉兆の廃業会見で、マスコミの記者が、「客をなめているのか!」と質問の形を借りた罵声を浴びせていた。倒れて動けなくなっている者を蹴飛ばすようなマネをしないのが、日本だったのではないか? 反省して謝っている人間を突き飛ばす事は無いのではないか?
  • 「転宅」が読売新聞の編集手帳で紹介された。裁判官に「償い」を紹介された時もそうだけれど、伝えたかった事をちゃんと拾ってくれる人がいて、それを紹介してくれる。非常にありがたい事と思う。
  • 今の日本の政治が悪いのは、その政治家を選んだ我々のせい。鏡に映った自分の姿を見ている。
  • 歌手の森山直太朗さんの会報に、さださんが呼ばれ、男二人(+編集長)で浅草花やしきに行ったそうです。写真も撮られたそうなのですが、写真を担当した森山さんのマネージャーから告げられたのは「ハードボイルドに撮りたい」との事。花やしきと合わない…。
  • ゆずのコンサートに招待されて、聴きに行った。コンサートのテンポが非常に良い。なぜかと考えたら、ゆずはしゃべらない…。俺もやってみようかな、唄だけのコンサート。唄だけのコンサートをやるなら、トークだけのコンサートもセットでやりたい。二晩かけて。でも、通し券では販売しない。唄だけのコンサートのチケットが売れ残ったら嫌だなぁ。
  • 6月半ばから、さだまさしデビュー35周年コンサートが始まります。別に、5年ごとに記念コンサートをやらなくても良いんじゃない? とマネージャーの広田に言ったら、40周年があるかどうかわかりませんから、と言われた。納得。

さださんは、唄の間に挟むトークを、アイスクリームのウエハースの様なものと表現しています。冷たいアイスばかりを食べていると辛くなるから、時々ウエハースを食べたくなるでしょ? と。確かに、さださんの唄は、重いテーマのものが多いので、聴いていると辛くなります。トークで笑わせてくれて、丁度バランスが取れる感じです。さださんは、「ウエハースのおいしいアイス屋さん」と言われる事を気にしています。

「転宅」に付いての、読売新聞のオリジナルのページは見当たりません。削除されてしまったようです。それを転載している(と思われる)、新聞コラムまとめサイト: 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)をご覧になられると良いかも…。仕事が少なくなってきた事に嘆いて、一家無理心中をしようとした事件に対するコラムです。人生には波があって、浮き沈みがあります。良い時もあれば悪い時もあります。今悪いからと言ってあきらめるのではなく、良くなる事に希望を持ちましょうと言うことです。確かに、そうだと思います。

船場吉兆の経営陣の行いに賛同するつもりはありませんが、確かに、倒れている者を蹴飛ばすのは良くない事だと思いました。「自分はそういうマネをしていないだろうか?」と考えてみた所、残念ながら私は、蹴飛ばす側にまわっている事が多かったような気がします。今度から、気をつけたいと思います。

船場吉兆でのマスコミの対応に混ぜて、横綱の「モーニング・ブルー・ドラゴン」の千秋楽での行動をやんわりと批判していました。

あぁ、まさしんぐWORLDカーニバルに行ったら、さだまさし35周年コンサートにも行きたくなってしまいました。コンサートに行くと、充電されるように感じました。トークで得る事も多いです。

私は、一昨年、さだまさしコンサートに行っていますが、これもまさしんぐWORLDコンサートです。

コンサートの場合は「まさしんぐWORLDコンサート」、劇の場合は「まさしんぐWORLDフェスティバル」と、チケット募集の際に案内されるのが
普通らしいのですが、今回は「カーニバル」です。さださんが、コンサートにするか劇にするか決心が付かずにチケット募集案内の印刷締め切り日が来てしま
い、困ったスタッフが「カーニバル」と名付けたとか…。

(追記 2009-01-10 16:08)コンサート放送記事。

Posted by お市のかた