写真.appの人々
iPhoto.appにあった「人々」(顔判定機能)は、写真.appにも引き継がれています。総合すれば、iPhotoの「人々」よりも使いやすくなっていると思います。
私の写真ライブラリの中に、三倉茉奈さんと三倉佳奈さんの写真が多量にあります。ファンの集いで撮影したものとか、旅先で見つけたお二人の写真とか。他、気に入ったWebで拾った写真も入れています。それらを、iPhotoの顔判定機能で判定させたのが、次の記事です。
- iPhoto ’11でマナカナを判定 : プラスα空間 (2011年6月29日)
写真.appでも判定させてみました。定量的なチェックはしませんでしたけど、まあ、頑張って判定している感じです。正答率は50%よりも高いです。お二人のデビュー当時(小学生)の頃の写真も、50%以上の確率で正当していたと思います。
写真.appが自動で判定した後、写真.appにとって判定に自信のない写真が表示され、判断を求められます。これが、結構難しい…。疲れました。
写真.appの顔判定機能が優秀なのか、あるいは逆なのかわかりませんが、顔を描いたイラストも人の顔と認識してきます。イラストだけで無く、漢字とか無機物(ケーキとか飛行機の頭)も顔と誤判定することがあるので、微妙な所なのでしょう。
ちょっとびっくりしたのが、動物(インコと犬)を認識してきたことです。そんな機能あったっけ?!
一通り、人々の振り分けが終わると、画面下に「候補の人」リストが現れます。写真.appが顔認識して、名前を割り振られていない人々です。最初、候補を選択して、ダブルクリックあるいはreturnキーを押して、名前を入力していました。新規登録する時はこうするしかありません。ですが、すでに登録されている人に追加登録する時は、もっと簡単な方法がありました。
「候補の人」を選んで、すでに登録済みの人にドラッグ&ドロップします。これで追加登録されます。効率が大幅に向上しました。
「候補の人」に、全く知らない人や、誤認識された画像が出てくる場合があります。この場合、選択後右クリックで
で削除できます。それよりも簡単なのが、選択後にdeleteキーを押すことです。同様に削除されます。残念なのが、「候補の人」の全体写真を表示できないことです。その人を判定するのに、背景も見ないとわからない場合があります。これは、何とかして欲しいです。
iPhotoの「人々」に比べて良くなったと思うことは、次の通りです。
- 顔認識機能自体はiPhotoと同程度?
- 人の追加操作は簡単になった(手動判定、ドラッグ&ドロップ)
- ほぼ確実に同一人物と判定される時は、写真.appが自動で追加してくれる
- 判定対象外の人を削除するのが簡単
逆に、悪くなったと思うことは次のことです。
- 「候補の人」の全体写真を表示できない
- 判定最中に、違う人の名前の強制入力ができない
- 「候補の人」に名前を指定して登録すると、「候補の人」一覧が先頭に戻ってしまう
- 人を追加すると「人々」ウィンドウの順番が変わってしまう
他、使い方でわからないことがあります。
- 「人々」ウィンドウで、人の並び方の規則がわからない(並び替え方法を設定できない?)
- 写真に人の追加ができない(方法を知らないだけ?)
不便なことも多いのですが、総合すると写真.appの方の「人々」の方が使いやすいと思います。
100人以上登録しました。これでライブラリが壊れたら泣く。
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