iPhone5sの通信速度を統計的に比較(docomoの一人負け)[追記あり]

2013年10月6日iPad/iPod/iPhone,学問・資格

iPhone5s/iPhone5cが発売になって、各所で速度比較がされていますね。結果は、まちまちで、平均速度を出しているところがほとんどです。

統計学的に処理した結果は、見た事がありません。私は、統計学をきちんと理解していないのですが、わかる範囲で調べた結果を掲載します。間違えていたら、教えて下さい。

次のウェブページには、山手線内の接続速度のほぼ生データが載っています。

ご調査、ありがとうございます。

このデータを使って、統計的に処理してみました。3群あるので、一元分散分析で、各群に有意差があるかどうかがわかります。

Windows版Excelだと、分散分析ツールがあるのですが、私はMacのExcel 2008を使っているので、分散分析ツールが入っていません。

Excelの内蔵関数だけで、分散分析をするページがありましたので、参考にさせていただきました。ありがとうございます。

このページに基づき、P値(有意差の有無の判定基準)を計算してみました。

測定項目 P値 有意差
下り速度 0.0002 あり
上り速度 0.0000 あり
PING応答時間 0.0008 あり
アンテナ本数 0.1910 なし

有意差の判定は、5%を基準にしています。

グラフ化してみると、次の様になりました。

下り速度分布

分布の山が、au→Softbank→docomoの順になっています。auは山が鋭いので、高速側に集中しています。

上り速度分布

分布の山は、auとSoftbankがほぼ同じで、docomoだけが遅いです。

PING応答時間分布

Softbankは、応答時間が短い所に集中して分布しています。次がauです。docomoは、遅い上に応答速度にかなりばらつきがあります。

アンテナ本数分布

アンテナ本数分布には、有意差がありません。

通信速度で見るとauが優位ですが、PING応答速度はSoftbankが速いので、体感速度はSoftbankかも知れません。

(追記 2013-10-06 06:30)

docomoでパケ詰まりって言われているのは、結局、PING応答が遅いからじゃ無いでしょうか?

この記事を見ると、パケ詰まりが一番少ないのはauです。私の統計だとPING応答速度が一番速いのはSoftbankなのですけれど。

Posted by お市のかた