iPhone5sの通信速度を統計的に比較(docomoの一人負け)[追記あり]
iPhone5s/iPhone5cが発売になって、各所で速度比較がされていますね。結果は、まちまちで、平均速度を出しているところがほとんどです。
統計学的に処理した結果は、見た事がありません。私は、統計学をきちんと理解していないのですが、わかる範囲で調べた結果を掲載します。間違えていたら、教えて下さい。
次のウェブページには、山手線内の接続速度のほぼ生データが載っています。
ご調査、ありがとうございます。
このデータを使って、統計的に処理してみました。3群あるので、一元分散分析で、各群に有意差があるかどうかがわかります。
Windows版Excelだと、分散分析ツールがあるのですが、私はMacのExcel 2008を使っているので、分散分析ツールが入っていません。
Excelの内蔵関数だけで、分散分析をするページがありましたので、参考にさせていただきました。ありがとうございます。
このページに基づき、P値(有意差の有無の判定基準)を計算してみました。
測定項目 | P値 | 有意差 |
---|---|---|
下り速度 | 0.0002 | あり |
上り速度 | 0.0000 | あり |
PING応答時間 | 0.0008 | あり |
アンテナ本数 | 0.1910 | なし |
有意差の判定は、5%を基準にしています。
グラフ化してみると、次の様になりました。
分布の山が、au→Softbank→docomoの順になっています。auは山が鋭いので、高速側に集中しています。
分布の山は、auとSoftbankがほぼ同じで、docomoだけが遅いです。
Softbankは、応答時間が短い所に集中して分布しています。次がauです。docomoは、遅い上に応答速度にかなりばらつきがあります。
アンテナ本数分布には、有意差がありません。
通信速度で見るとauが優位ですが、PING応答速度はSoftbankが速いので、体感速度はSoftbankかも知れません。
(追記 2013-10-06 06:30)
docomoでパケ詰まりって言われているのは、結局、PING応答が遅いからじゃ無いでしょうか?
この記事を見ると、パケ詰まりが一番少ないのはauです。私の統計だとPING応答速度が一番速いのはSoftbankなのですけれど。
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