MacBook Pro (Early 2011)のWindows選び

パソコン・インターネット

MacBook Pro (Earyly 2011)を買った目的のひとつに、Windowsマシンとして使いたいと言うことがあります。

できれば、Boot Camp(実機)とParallels(仮想マシン)の両方で。

仮想マシンに、Parallelsを考えているのは、以前試用した時に、調子がよかったからです。

Boot Campで利用しようとすると、MacBook Pro (Earyly 2011)は、Windows 7しかサポートされません。Boot Campドライバが、Appleから供給されないからです。

必然的に、Windows 7しか使えないことになります。

Windows 7をどう選ぶかと言う事について、次の観点から検討してみました。

  1. エディション
  2. Boot Camp? Parallels?
  3. 標準版? DSP版?
  4. 32bit版? 64bit版?

以下の内容は、私が検討するために独自に調べたものであり、内容を保障するものではありませんので、ご注意ください。

しかし、Windows 7の商品体系って、なんでこんなに複雑なんでしょうか? それに、高いです。

やってられないよーって感じです。

1. エディション

Windows 7と言っても、エディションがいくつもあり、どれにするか悩みます。次の記事が参考になります。

考えるべき対象となってくるのは、"Home Premium", "Professional", "Ultimate"でしょうか?

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メモリ容量(16GB)、プロセッサ数(1)は、MacBook Pro (Early 2011)で使う限り、Home Premiumで大丈夫そうです。気になるのは、サポート期間かな?

MacBook Pro (Early 2011)の最大メモリは、8GBなので、16GB制限に引っかかりません。

非公式情報によると、MacBook Pro (Early 2011)は、実は16GBまで使えるとか…。

でも、その場合でも、16GBまでのHome Premiumで大丈夫でしょう。

プロセッサ数は、1個ですが、これは物理的なプロセッサの数で、コア数やハイパースレッド数とは違うようです。

なので、4コア、8ハイパースレッドのi5/i7を使えます。

次は、サポート期間です。

"Home Premium"と"Ultimate"は2015年1月13日、"Professional"は2020年1月14日までです。

2015年なんて、すぐ先じゃないですか…。2020年まで、MacBook Pro (Early 2011)を使い続ける事はないでしょう。

でもなぁ、"Home Premium"/"Ultimate"のサポート期間が切れるころには、次のWindowsが出ていることでしょう。そちらにUpgradeした方が、良いのかもしれません。

Home Premiumに欠けている機能として、Windows XPモード、アクティブディレクトリ(Windowsドメイン)への参加、リモートデスクトップの操作される側でしょうか?

Windows XPモードが必要なる時ってどれくらいあるんでしょうね? それと、XPモードは結局仮想マシンなので、別途立ち上げ作業(時間)が必要になります。かなり、面倒かも。この際、Windows XPでしか動かないソフトを見限ると言う選択肢もあります。

それと、アクティブディレクトリですが、企業以外では必要無いと思います。

技術的興味としては、Ubuntuをサーバにしてアクティブディレクトリを試してみたいですが、もう一台別のPCを立ち上げておかなければならないというのは、節電に反します。

リモートデスクトップの操作される側が、Home Premiumに搭載されていないのって、どうなんでしょうね? この機能こそ、Home Premiumに必須だと思うのですが…。

例えば、遠く離れた親や友人のWindowsをリモートで操作してサポートしたいと言う事が発生すると思います。そう言う人たちって、メーカー製PCで、Windows 7 Home Premiumですよね? その場合、リモートのサポートを受けられないと言うことです。Microsoftのいやらしさを感じてしまいます。

2. Boot Camp? Parallels?

次は、Boot CampパーティションにインストールしたWindows 7をParallesで使えるかどうかですが、これは明確にNGになったようです。

調査していただき、ありがとうございます。核心部分を引用させていただきます。

Microsoftの回答

  • 例えbootcampパーティションでも別システム(MacOS)からの起動となるので別途ライセンスが必要。

Parallels DesktopやVMWare Fusionなどの仮想化ツールでbootcampパーティションを使いたい場合は別途ライセンス購入が必要 – zubolaの日記より

結局、Boot CampパーティションにインストールしたWindowsであっても、Parallelsから利用する場合は、別ライセンスが必要と言う事です。使用許諾に明記されているそうです。電話口でゴネても、ダメみたいです。

Windows 7のライセンスだけって、普通は手に入らないと思いますので、もう一本Windows 7を買うことになります。む~ん。

どうしてもWindows実機でなければ困ると言う人、例えば地デジチューナを使うとか、Blu Rayプレイヤーを使うという人は、Boot Campで使うことになるのだと思います。(参考 Mac Fan 2011年5月号)

Webページの作成をしていて、Mac OS X (Safari), Windows (Internet Explorer)の両方で見え方を確認しなければならない人は、Parallelsで使うことになると思います。

両方必要な人は、やはり、Windows 7を2本買わなければならないのか…。

3. 標準版? DSP版?

次の選択肢としては、標準版かDSP版かと言う事だと思います。WindowsをMacで使う場合のライセンスについて検索していたら、次のページに記載されている事を見つけました。

まとめていただきありがとうございます。

標準版は、何の縛りも無く、インストールできるWindows 7パッケージです。DSP版はパーツと一緒に使うこと前提のWindows 7パッケージです。

それと、DSP版は、Microsoftからのサポートを受けられないと言う、ハンディがあります。Windows Updateに関しては、大丈夫の様です。

次の、Microsoftの説明が、一番正確だと思います。

MacBook Proだったら、メモリかディスクドライブ(HDD/SSD)を購入する時に、DSP版のWindows 7を買って、そのメモリやディスクドライブと共に使い続けると言う事になります。

ディスクドライブ(HDD/SSD)は、壊れちゃったり容量を増やしたいと言う都合があるでしょうから、DSP版と一緒に使うのはちょっと危険かも。

メモリなら、取り外すことはありませんし、最大8GBで固定(公式スペック)ですし、まず故障しないので、大丈夫なんじゃないですかね?

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PCを頻繁に買い換えて、Windows 7もそれに合わせて移動するなら、パーツ縛りの無い標準版を選ぶしかないでしょう。

Microsoftのサポートはいらないし、じっくりそのPCを使い続けると言う場合なら、DSP版でも良いのではないでしょうか?

4. 32bit版? 64bit版?

標準版なら、ひとつのパッケージ内に、32bit版と64bit版が同梱されるので、迷う必要は無いと思います。DSP版だと、購入するときに32bit版か64bit版を選ばなければなりません。

32bit版だと、メモリが3GBまでしか認識されません。8GB搭載しているMacBook Proだと、メモリを無駄に捨てていることになります。

そうなると、64bit版を選ぶしかないですよね?

持っているソフトが、Windows 7の64bit版で動くかどうかが問題になってきます。次のwikiが、よくまとまっていると思います。まとめていただいた方々、ありがとうございます。

それと、Windows 7には、WOW64と言う機能が搭載されていて、32bitアプリケーションを動かすことができます。

WOW64を使っても、デバイスドライバ類は動かないみたいです。64bit版のデバイスドライバが無いと動かない装置を使う場合は、注意が必要です。

MacBook Pro (Early 2011)に内蔵されている装置は、Boot Campドライバで、64bit版がサポートされていますので、問題ありません。

64bit版で動かないソフトは、使うのをあきらめるという選択肢もあると思います。

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Posted by お市のかた