映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を観てきました[追記あり]

アニメ・コミック,映画・テレビ・ラジオ

現在公開中の映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を観てきました。賛否両論あると思いますが、私は映画として面白かったと思います。リアルタイムにヤマトを見ていた人、全くヤマトを知らない人でも楽しめると思います。

現在公開中の映画ですので、基本的にネタバレしない方針です。上記公式サイト+α程度の内容には触れています。いっさい、情報を知りたくないと言う方は、この先、ご遠慮ください。

キャストとか役の内容を見て、あるいは、漏れ聞こえてくる内容を聞いて、「こんなの、ヤマトじゃ無いよー」と思っていました。映画を観る前までは…。だって、森雪(黒木メイサさん)がパイロットですよ。佐渡先生が高島礼子さんですよ。何で、ファーストに空間騎兵隊の斉藤が出てくるの? それに、古代進が木村拓哉さん(以降、キムタク)っぽい演技らしいし…。

そんな事を乗り越え、映画は良くできていました。ヤマトの基本概念を踏襲しつつ、大胆な設定変更で、新しいヤマトを作り出していました。

基本設定は、原作の「宇宙戦艦ヤマト」と同じく、地球がガミラスに攻撃されて放射能汚染され、ヤマトで、イスカンダルに放射能除去装置を取りに行くと言う内容です。

脚本は、再構成され、非常にわかりやすくまとめられていました。ストーリー内に、いろいろ伏線が張ってあって、観ていて納得します。いわゆる「フラグ付き」もあるのですが、「ストーリーを引き立てるためには、そんなの別に良いじゃない」と思いました。

  • 古代進も、最初確かに「キムタクっぽい」所はあるのですが、それも許せます。むしろ、良かったのでは? と思います。
  • 映画の最初に入るナレーションが良かったです。聞きなれた「無限に拡がる大宇宙。…」を聞いて、ゾクゾクっと来ました。
  • 他にも、ヤマトの名台詞がそのまま使われている箇所もあって、「おぉ!」っとなりました。
  • 上記公式サイトに情報が載っていないので、記載を控えますが、声優陣もすごかったです。これも、嬉しい。
  • 舞台設定(美術)、VFX、衣装も良かったです。ヤマトの感じを壊さず、現実的な未来の戦艦って感じが良くでています。特徴的な、ヤマト乗組員の衣装も、洗練されてデザインされていました。
  • 波動砲の発射プロセス、かっこいい! アニメ版を踏襲しつつ、実写版として、実現されています。

観ていて、感動してグッと来る所もありました。艦長代理の苦悩とか。

結末は、「あぁ、やっぱり、そうなるか…」って感じです。ここは、興ざめでしたけれど、まぁ、仕方ないかな。

もう一度観てみたいと思う映画でした。やはり、一回観ただけでは、細かい所はわかりませんので。

小説化されています。

[amazonjs asin="4094085483" locale="JP"]

(追記 2010-12-19 01:38)

お願いだから、続編は、作らないで!!

Posted by お市のかた