Ubuntu 9.10のディスクをLeopardでNFSマウントする[追記・訂正あり]
PowerMac G4にインストールしたUbuntu 9.10のディスクを、別のホストのMac OS X 10.5.8 LeopardでNFSマウント出来るように設定します。
[amazonjs asin="4873110785" locale="JP"]Ubuntu側の設定は、次のページの通りにやればほとんど出来ました。Ubuntu 7.10での説明になっていますが、Ubuntu 9.10でも、そのまま適用出来ました。ありがとうございます。
次の手順で、設定と確認をします。
$ sudo apt-get install portmap nfs-common nfs-kernel-server $ rpcinfo -p $ vi /etc/hosts.allow $ vi /etc/hosts.deny $ vi /etc/exports $ sudo exportfs -r $ showmount -e localhost
これで、Ubuntu側の設定は終了です。この設定をすると、再起動しても自動的にnfsdは動く様です。上ではrpcinfo -pで、nfsが動いているかどうかを確認しています。ps auxww | egrep nfsdで確認した方が安心できるかもしれません。
/etc/hosts.allowと/etc/hosts.denyでアクセス制限を設定します。同じネットワーク内のホストからのアクセスを許可します。
/etc/hosts.allowの中身です。
ALL:127.0.0.1 portmap:192.168.0. lockd:192.168.0. mountd:192.168.0. statd:192.168.0.
/etc/hosts.denyの中身です。
portmap:ALL lockd:ALL mountd:ALL rquotad:ALL statd:ALL
/etc/exportsの中身です。
/home/username 192.168.0.0/24(rw,no_subtree_check)
これらのファイルの設定は、次の所を参考にすると良いと思います。ありがとうございます。
(訂正 2010-05-09 13:19 オプションをno_subtree_checkに変更しました。)
他のページに、NFSのいろいろな事が出ていますので、勉強になると思います。
これで、NFSマウントできるようになったはずです。Ubuntu自身でマウントできるか試してみます。
$ sudo mount -t nfs 192.168.0.XX:/home/username /mnt $ df
UbuntuのIPアドレスが、192.168.0.XXだとしています。うまくマウントできたでしょうか?
いよいよ、Mac OS X側で、マウントしてみます。
$ mkdir /Users/username $ sudo mount_nfs -P 192.168.0.XX:/home/username /Users/username $ df
ここで、mount_nfsに-Pオプションをつけていますが、非常に重要です。このオプションをつけないと、マウントできません。私は、これを見つけるまでに、2時間くらいかかりました。
最初に情報を見つけたのは、次のブログです。ありがとうございます。NFSマウントする為に、ディレクトリユーティリティ.appを使っています。
次に見つけたのが、次のブログです。ありがとうございます。
mount_nfsではなく、mountを使う場合は、次の様にします。resvportオプションをつけるのが、非常に重要です。
$ sudo mount -t nfs -o rw,hard,intr,resvport 192.168.0.XX:/home/username /Users/username $ df
次のコマンドで、/etc/fstabの設定をすると、起動時に、Ubuntuのディスクを/Users/usernameにマウント出来るようになります。
$ sudo vifs
/etc/exportsの中身です。resvportオプションをつけるのが、非常に重要です。
192.168.0.XX:/home/username /Users/username nfs rw,hard,intr,resvport 0 0
何が嬉しいかと言うと、Mac OS Xにusernameと言うアカウントを作っておくことによって、UbuntuのディスクをMac OS Xのホームディレクトリに出来るのです。その場合、Mac OS XのusernameのUIDを、Ubuntu側と合わせておく必要があります。
「システム環境設定」→「アカウント」で、アカウントの所を右クリックして「詳細オプション…」を開いて下さい。そして、ユーザIDを、UbuntuのusernameのUIDと合わせておきます。Ubuntu 9.10なら、最初のユーザのUIDは1000になっていると思います。
次の設定をすると、UbuntuのFirefoxの設定をMac OS Xで利用することができます。
$ cd $ cd "Library/Application Support" $ ln -s ../../.mozilla/firefox Firefox
ただし、UbuntuとMac OS XのFirefoxのバージョンを合わせておく必要があります。それと、Firefoxのプロファイルは、バックアップしておいてから使った方が良いです。
Ubuntuのホームディレクトリ内のディレクトリは、英語に変えておきましょう。
この上で、VideosはMoviesに名前を変えておきます。そして、MuviesからVideosにシンボリックリンクを作っておきます。
$ mv Videos Movies $ ln -s Movies Videos
更に、Documents, Downloads, Library, Movies, Music, Pictures, Publicディレクトリの中に、.localizedと言う空のファイルを作っておくます。
$ cd $ touch Documents/.localized $ touch Downloads/.localized $ touch Library/.localized $ touch Movies/.localized $ touch Music/.localized $ touch Pictures/.localized $ touch Public/.localized
こうしておくと、Ubuntuではディレクトリ名(フォルダ名)の実体は英語のままで、Mac OS X Leopardではフォルダ名の表示が日本語になります。
nfsマウントだと、ファイルのパーミッションも正しく設定出来るので、キーチェーンアクセスも正しく使えます。素晴らしい!!
(追記 2010-05-09 15:45)本文中、IPアドレスやディレクトリ名は、環境に合わせて変更して下さい。
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