Ubuntu 9.10のディスクをLeopardでNFSマウントする[追記・訂正あり]

2017年7月20日Mac,パソコン・インターネット

PowerMac G4にインストールしたUbuntu 9.10のディスクを、別のホストのMac OS X 10.5.8 LeopardでNFSマウント出来るように設定します。

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Ubuntu側の設定は、次のページの通りにやればほとんど出来ました。Ubuntu 7.10での説明になっていますが、Ubuntu 9.10でも、そのまま適用出来ました。ありがとうございます。

次の手順で、設定と確認をします。

$ sudo apt-get install portmap nfs-common nfs-kernel-server
$ rpcinfo -p
$ vi /etc/hosts.allow
$ vi /etc/hosts.deny
$ vi /etc/exports
$ sudo exportfs -r
$ showmount -e localhost

これで、Ubuntu側の設定は終了です。この設定をすると、再起動しても自動的にnfsdは動く様です。上ではrpcinfo -pで、nfsが動いているかどうかを確認しています。ps auxww | egrep nfsdで確認した方が安心できるかもしれません。

/etc/hosts.allowと/etc/hosts.denyでアクセス制限を設定します。同じネットワーク内のホストからのアクセスを許可します。

/etc/hosts.allowの中身です。

ALL:127.0.0.1
portmap:192.168.0.
lockd:192.168.0.
mountd:192.168.0.
statd:192.168.0.

/etc/hosts.denyの中身です。

portmap:ALL
lockd:ALL
mountd:ALL
rquotad:ALL
statd:ALL

/etc/exportsの中身です。

/home/username 192.168.0.0/24(rw,no_subtree_check)

これらのファイルの設定は、次の所を参考にすると良いと思います。ありがとうございます。

(訂正 2010-05-09 13:19 オプションをno_subtree_checkに変更しました。)

他のページに、NFSのいろいろな事が出ていますので、勉強になると思います。

これで、NFSマウントできるようになったはずです。Ubuntu自身でマウントできるか試してみます。

$ sudo mount -t nfs 192.168.0.XX:/home/username /mnt
$ df

UbuntuのIPアドレスが、192.168.0.XXだとしています。うまくマウントできたでしょうか?

いよいよ、Mac OS X側で、マウントしてみます。

$ mkdir /Users/username
$ sudo mount_nfs -P 192.168.0.XX:/home/username /Users/username
$ df

ここで、mount_nfsに-Pオプションをつけていますが、非常に重要です。このオプションをつけないと、マウントできません。私は、これを見つけるまでに、2時間くらいかかりました。

最初に情報を見つけたのは、次のブログです。ありがとうございます。NFSマウントする為に、ディレクトリユーティリティ.appを使っています。

次に見つけたのが、次のブログです。ありがとうございます。

mount_nfsではなく、mountを使う場合は、次の様にします。resvportオプションをつけるのが、非常に重要です。

 

$ sudo mount -t nfs -o rw,hard,intr,resvport  192.168.0.XX:/home/username /Users/username
$ df

次のコマンドで、/etc/fstabの設定をすると、起動時に、Ubuntuのディスクを/Users/usernameにマウント出来るようになります。

$ sudo vifs

/etc/exportsの中身です。resvportオプションをつけるのが、非常に重要です。

192.168.0.XX:/home/username /Users/username nfs rw,hard,intr,resvport 0 0

何が嬉しいかと言うと、Mac OS Xにusernameと言うアカウントを作っておくことによって、UbuntuのディスクをMac OS Xのホームディレクトリに出来るのです。その場合、Mac OS XのusernameのUIDを、Ubuntu側と合わせておく必要があります。

「システム環境設定」→「アカウント」で、アカウントの所を右クリックして「詳細オプション…」を開いて下さい。そして、ユーザIDを、UbuntuのusernameのUIDと合わせておきます。Ubuntu 9.10なら、最初のユーザのUIDは1000になっていると思います。

次の設定をすると、UbuntuのFirefoxの設定をMac OS Xで利用することができます。

$ cd
$ cd "Library/Application Support"
$ ln -s ../../.mozilla/firefox Firefox

ただし、UbuntuとMac OS XのFirefoxのバージョンを合わせておく必要があります。それと、Firefoxのプロファイルは、バックアップしておいてから使った方が良いです。

Ubuntuのホームディレクトリ内のディレクトリは、英語に変えておきましょう。

この上で、VideosはMoviesに名前を変えておきます。そして、MuviesからVideosにシンボリックリンクを作っておきます。

$ mv Videos Movies
$ ln -s Movies Videos

更に、Documents, Downloads, Library, Movies, Music, Pictures, Publicディレクトリの中に、.localizedと言う空のファイルを作っておくます。

$ cd
$ touch Documents/.localized
$ touch Downloads/.localized
$ touch Library/.localized
$ touch Movies/.localized
$ touch Music/.localized
$ touch Pictures/.localized
$ touch Public/.localized

こうしておくと、Ubuntuではディレクトリ名(フォルダ名)の実体は英語のままで、Mac OS X Leopardではフォルダ名の表示が日本語になります。

nfsマウントだと、ファイルのパーミッションも正しく設定出来るので、キーチェーンアクセスも正しく使えます。素晴らしい!!

(追記 2010-05-09 15:45)本文中、IPアドレスやディレクトリ名は、環境に合わせて変更して下さい。

Posted by お市のかた