PowerMacにWordPressをインストールしました(1/3)

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エイプリルフール企画「移転します」って記事を書く前から計画していた事…。それは、PowerMac G4/MDD(Mac OS X 10.5.8)にWordPressをインストールする事です。

この記事の本筋は、次の記事を参考にしています。ありがとうございます。

この記事に、独自の補足を加えた物が、私の記事になります。ターミナル.appを使える知識がある事が前提です。

手順の概略は次の通りです。

  1. Xcodeのインストール(省略)
  2. MacPortsのインストール
  3. MySQLのインストール
  4. PHPの設定
  5. Apacheの設定
  6. WordPress用のデータベースの作成(MySQLの操作)
  7. WordPressのインストール

(1)のXcodeは既に入れてあるので、説明は省略します。

(2)のMacPortsは、次の所からダウンロードしてきます。

私は、MacPorts-1.7.1-10.5-Leopard.dmgを使いました。pkg形式のインストールです。

MacPortsへのパスを通しておきます。.bash_profileに、次の設定をすればOKです。

export PATH=/opt/local/bin:/opt/local/sbin/:$PATH
export MANPATH=/opt/local/man:$MANPATH

tcshを使っている人は、次の設定を、.tcshrcに書いておきます。

set path=(/opt/local/bin /opt/local/sbin $path)
setenv MANPATH /opt/local/man:$MANPATH

この辺りは、適宜対応して下さい。

その後で、MacPorts自身のアップデートが必要です。これも、元記事にある通りの方法でOKです。

$ sudo port -d selfupdate
$ sudo port -d sync

(3)次は、MySQLのインストールです。参考にしたのは、次のページです。ありがとうございます。

$ sudo port install mysql5
$ sudo port install mysql5-server

これには、結構時間がかかります。

次に、MySQLの設定ファイルを準備します。/opt/local/share/mysql5/mysql/my-small.cnfを、/opt/local/etc/mysql5/my.cnfにコピーします。

$ cd /opt/local/etc/mysql
$ sudo cp /opt/local/share/mysql5/mysql/my-small.cnf my.cnf

そして、my.cnfの中を書き換えます。

$ vi my.cnf

次の設定を追加します。データベースの文字コードをUTF-8に設定します。

[client]
default-character-set=utf8
[mysqld]
default-character-set=utf8
skip-character-set-client-handshake

これらの設定には、次のページを参考にしました。ありがとうございます。

本当はmy-small.cnfじゃなくて、メモリをもっと使う設定を使っても良かったのですが、bucato weblog» Blog Archive » macportsでMySQLをインストールで、my-small.cnfを使っていたのでそうしました。

いよいよ、MySQLの起動です。初期設定から自動起動までの設定を一気に…。

$ sudo -u mysql mysql_install_db5
$ sudo /opt/local/share/mysql5/mysql/mysql.server start
$ /opt/local/lib/mysql5/bin/mysqladmin -u root password 'MySQL用のパスワードを平文で'
$ sudo launchctl load -w /Library/LaunchDaemons/org.macports.mysql5.plist

MySQLのrootのパスワードの設定は、MySQLの中からも出来るようです。

データベースの作成は、「6.WordPress用のデータベースの作成(MySQLの操作)」でします。

(4)次に、PHPの設定をします。MacPortsでインストールしたMySQLのソケットと、Mac OS X LeopardのPHPのソケットの初期値が違っているので合わせます。

$ cd /etc
$ sudo cp php.ini.default php.ini
$ sudo vi php.ini

php.iniのmysql.default_socketに、my.cnfに書かれている/opt/local/var/run/mysql5/mysqld.sockを設定します。

mysql.default_socket = /opt/local/var/run/mysql5/mysqld.sock

php.iniのパーミッションが666(書き込み禁止)になっているので、終了する時は、":wq!"としなければなりません。それか、書き直す前にパーミッションを変更しておいてください(sudo chmod 644 php.ini)。

Mac OS X LeopardのPHPのデフォルトの設定を使いたいと言う人の為には、その方法を「PowerMacにWordPressをインストールしました(3/3)」で説明します。

次回に、続きます。

【関連記事】

  1. PowerMacにWordPressをインストールしました(1/3)
  2. PowerMacにWordPressをインストールしました(2/3)
  3. PowerMacにWordPressをインストールしました(3/3)

Posted by お市のかた