家族新聞用ワープロ[追記あり]
時々、このブログで家族新聞について書いています。身の回りに起きた出来事を記事にして、親戚など、ごく内輪に配っています。A4横置き、縦書きの3段組、両面印刷で2ページです。この体裁に落ち着くまで、かなりかかりました。
最初、ワープロ専用機で作りました。A4横置き一枚、横書きの4段組でした。2号ほど発行しました。
その後、Macのワープロソフトで作るようになりました。FlashWriterと言うソフトです。体裁は同じです。
3号ほど発行して、WordPerfectに移りました。FlashWriterでは、絵の挿入が不便なのと、ルビが打てないのが理由です。しかし、WordPerfectも長くは続きませんでした。たしか、あまり安定して動かなかったと記憶しています。動作も重かったです。5号発行しておしまいです。
次は、クラリスワークス(ClarisWorks)に移りました。13号続きました。絵の挿入、作成が便利になりました。他、いろいろ使いやすかったです。ただ、ルビが扱えませんでした。
次に、エルゴソフトのEGWORDに移りました。理由は、やはりルビを使いたかった事、それとATOKとことえりに辟易していて、EGBRIGEによる漢字変換を使いたかったからだと思います。EGWORDでは、3号発行しました。
次に、Microsoft Wordに移りました。Mac OS Xに切り替えた時、ワープロソフトも切り替えました。Wordにしたのは、標準的なソフトだからです。1号発行したあと、体裁を大きく変えました。今の体裁、A4横置き、縦書きの3段組、両面印刷で2ページです。その後、9号発行しました。Wordでは、図の挿入に大きな不満がありました。と言うか、Wordの図の挿入は使い物になりませんでした。ページ内に図を固定しようとしても、ちょっときつめのレイアウトになると、図が変な所へ飛んでしまいます。もちろん、図をページの中に固定する設定にはしています。Wordのバグではないかと思います。
そして、エルゴソフトのegword Universal(2)に乗り換えました。egword Universalは、綺麗な組版が出来るとの触れ込みだったからです。乗り換えて、正解でした。Wordで作っていた時は、ルビの入った行とそうでない行とで、行間が汚く崩れていました。egword Universalでは、ルビの有無に関わらず、綺麗に行が揃います。レイアウトグリッドと言う機能が素晴らしく良くできていて、隣の段に移っても、ぴたっと行が揃います。
それと、図の挿入が簡単で、綺麗にできるようになりました。図を挿入する時、ページ内の基準に合わせて、図が吸い付きます。それが非常に便利です。
今のところ、13号発行しています。クラリスワークス(ClarisWorks)に並びました。
egword Universal 2を、非常に気に入っています。ですが、とんでもない悲劇がやってきたのでした。なんと、egword/egbridge Univesal 2が販売停止!!になってしまったのです。これは痛かった…。
販売停止になったからと言って、egword Universal 2がすぐに使えなくなる訳ではありません。現に、Mac OS X 10.4.11 Tigerで使えていますし、Mac OS X 10.5.2 Leopardでも使えています。でも、将来の事を考えると暗くなります…。
(egbridge Universal 2は、Mac OS X 10.5.2 Leopardでの動作が変です。多分、Leopardのキーボードドライバのバグだと思います。AppleキーボードとUSB JISキーボードを同時につなぐとと言う記事をご参照下さい。)
暗い気持ちになっていた中、明るいニュースが出てきました。エルゴソフトでegword Universalを開発していた人二名がスピンアウトして、新しく会社を起こしたのです。物書堂(ものかきどう)と言う会社です。会社が出来て二ヶ月ほどしたところで、その会社の作るソフトの形が見えてきました。物書堂が作るもの | 物書堂と言う記事です。この記事によると、今はテキストエディタを作っているとの事です。見た目が綺麗で、動作が軽いとの事です。多量の文章を綺麗な状態で入力したい人には良いかも知れません。
私は、家族新聞の原稿を書く時に、egword Universalの原稿用紙モードを使って書いています。文字数がサッとわかって、家族新聞にした時に、どの程度のスペースを使うか簡単にわかるからです。動作も軽いです。記事一つの原稿は、原稿用紙1〜3枚程度なので、長文に対応している必要はありません(egword Univesalの原稿用紙モードが、長文に対応していないと言う訳ではありません)。
物書堂で開発中のテキストエディタは、どういう仕上がりになるのでしょうか? 今のところ、私は必要性を感じていません。原稿用紙モード、あるいは視覚的に文字数が把握できるような画面があったら、買うかな? でも、egword Universalが動いている間は、私は買わないと思います。
物書堂からでるワープロソフトは、どのようなものになるのでしょうか? 家族新聞のためのワープロとして、私の期待する機能は、次の通りです。
- 縦書き、段組が出来る
- レイアウトグリッドが使える
- ルビを振れる
- 図を綺麗に挿入/配置出来る
- テキストスタイル(見出し、本文など)が使える
- 図形描画の機能として、テキスト枠、吹き出し描画が出来る
- 多彩な文字飾り(追記 2008-5-28 1:58)
Wordのファイルを読み込む機能はいりません。本物のWordを持っているので…。ただ、書き出しは欲しいと思います。やはり、将来が不安なので…。でも、一度新聞を発行したあとは、PDFにして取っておくだけなので、書き出しもいらないかも…。テキストフォーマットで書き出し出来れば十分のように思います。
すぐに発売されなくて構いません。ただ、Mac OS Xでegword Universal 2が動かなくなる前には間に合って欲しいです。価格は、2万までだったら許容範囲かな? でも、1万円前後を期待します。他のワープロからの乗り換え価格で1万円と言う形でも良いです。egowrd Universalのアップグレード価格も、この程度だった思います。
本格的なDTPソフトはいらない(高くて買えない、難しそうだ)けれど、Wordのレイアウトでは不満(操作性も不満)と言う私には、egword Univesal 2はぴったりのソフトです。その良さを継承した、素晴らしいワープロが発売される事を期待します。
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