ケロロ軍曹〜久しぶりに面白かった

アニメ・コミック

ケロロ軍曹と言うアニメを毎週見ています。最近、面白い話が無くて、ちょっと興味が薄れていたのですが、久々に面白い話を見る事が出来ました。

ケロロ軍曹は、ガマ星雲第58番惑星(ケロン星)から地球(アニメではペコポン、原作ではポコペンと呼ばれています)にやってきた、宇宙侵攻軍の特殊先行工作部隊隊長です。ケロロ軍曹を含めて、5人で小隊を組んでいます。ケロロ小隊と呼ばれます。ケロロ小隊は地球侵略を目的としていますが、侵略は遅々として進みません。そんな状況をつづったギャグマンガです。

ケロン人の外見は、カエルに似ています。 ケロロ小隊は、ちょっと前のマクドナルドのハッピーセットの景品にもなっていました。

ケロロ軍曹のアニメは、吉崎 観音(よしざき みね)さんの原作を元にしています。アニメ放送は2004年から始まっており、今年でもう4年目になります。そのため、原作は新作以外、放送分でほぼ使いきられており、最近ではアニメスタッフによるオリジナル脚本が主になっています。

今回見た話は、「ドロロ過去からの刺客(しかく)であります」と言うタイトルでした。ケロロ小隊の中では普段影の薄い、ドロロ兵長がメインの話です。今回の話が、原作にある話なのかどうかはわかりませんが、良かったです。最初は、例によって地球侵略会議の話から始まって、「またつまらない話なのかな〜」と思っていました。それが、中盤でおおいに盛り上がり、感動がありました。

ケロン軍(ケロン星の軍隊)から脱走したジララ大尉が地球にやってきて、元部下のドロロ兵長と戦って敗れると言う話です。

ジララ大尉もドロロ兵長も、かつてケロン軍のアサシン(暗殺)部隊に属していました。ドロロ兵長は地球の美しさに触れ、そして地球の忍者の娘、東谷 小雪(あずまや こゆき)の優しさに触れ、人(ケロン人)としての心を取り戻し、アサシンを抜けます(ケロロ小隊には属しています)。ジララ大尉はアサシンに嫌気がさして脱走したようです(詳しくは語られませんでした)。

ジララ大尉は、自分の脱走を成功させるため、ケロロ小隊の関係者を次々に始末して行きます。その企(たくら)みに気付いたドロロ兵長は、ジララ大尉を止めるために戦います。ドロロ兵長を助けるために付いてきた東谷小雪は、ジララ大尉の操り術にはまってしまい、本来仲間であるはずのドロロ兵長と一戦交える事になります。その結果、東谷小雪がドロロ兵長にをとどめを刺したかに見えましたが、操られる前に東谷小雪がドロロ兵長に渡していた木彫りの身代わり人形に命を救われます。話の中では、東谷小雪がジララ大尉に操られながらも、心の奥深くでドロロ兵長をかばっていたと説明されていました。

この部分で、私は、ぐらっと来ました。

ケロロ軍曹の話は、いつもおちゃらけていて、しかもひねりがなくて、魅力を感じなくなっていたのですが、今回の話は良かったです。ギャグマンガがベースでも、話の作り方で感動を与えられるのですね。

脚本は山口宏さん、絵コンテは井内秀治さん、演出は玉田博さんでした。

Posted by お市のかた