pobox.comのメールサービス
私は、メールエリアスサービスとして、pobox.comを使用しています。年間35ドルのPobox Plusを利用しています。最初は20ドルのPobox Basicだったのですが、追加機能を使いたくて、アップグレードしました。
pobox.comのサービスの事は、次の記事で知りました。めちゃくちゃ古い記事です。もう20年近く前ですね。
- スタパトロニクス : 電話野郎と化した俺 (1998年7月6日)
- スタパトロニクス : 話題の10円メール端末ゲット (1998年7月13日)
具体的には、{好きな名前}@pobox.comで受けたメールを、他のメールアドレスに転送してくれるサービスです。転送先は、例えば、Gmailとか。携帯メールアドレスも指定できます。私は、有効なメールアドレスを幾つか持っていますが、全てのメールをpobox.com経由でGmailに転送しています。Pobox.comには、迷惑メール振り分け機能があります。
メール転送サービスについて
何が嬉しいかというと、私の場合だと、次の通りです。
- インターネットプロバイダを変えて受信アドレスが変わってしまっても、pobox.comから先の転送先を新しい受信アドレスに変更すればpobox.comのアドレスで継続して受信できる。
- 一つのpobox.comアドレスから、複数の宛先へ転送できる。
- Gmailなどのフリーメールでは受け付けられないサービスでも、pobox.comのアドレスなら受け付けられる。
- サポートが丁寧で迅速
1.については、最初私は転送先をプロバイダのメールサーバにしていました。Gmailを利用しだしてからは、転送先をGmailに切り替えました。ですが、pobox.com宛のメールアドレスには変更がないので、他の人への通知が不要です。
2.については、PC用と携帯用の両方に転送するために必要でした。今は、家族宛のメールアドレスに来たメールを、全員に転送するために使っています。
3.の様に、たまにGmailやYahoo!メールでは受けられないサービスがあるのですよ。こういう場合でも、pobox.comのアドレスは弾かれません。
4.のサポートを受けるためには、英語でメールをやり取りしなければなりません。こちらのつたない英語でも、ちゃんと理解してくれて、すぐに返事をくれます。設定変更内容を具体的に「こうしたい」とリクエストすると、pobox.com側で設定を変更してくれた事もありました。
迷惑メール振り分け機能について
利用を開始した当時から、SPAMメール(迷惑メール)防止機能があったのですが、ある時期からその機能が強化されました。
- ニュース – 米MicrosoftとPobox.com社Wong氏の統合スパム対策仕様「Sender ID」,IETFに提出:ITpro
- Sender IDはスパム対策の切り札となるか!?
- 米Microsoft、Caller IDとSPFを統合したスパムメール対策技術開発へ
このおかげで、ほぼ全ての迷惑メールが、こちらへ届く前に遮断されます。ただ、完全ではありません。
いろいろなご意見があるようです。pobox.comの迷惑メール判定には、Sender IDだけではなく、Spamhaus、Cloudmarkなども利用されています。
- The Spamhaus Project
- 自分のドメインがSpamhausのブロックリストに登録された場合の解除手順
- Home | Cloudmark
- スパム検知エンジン~Cloudmark Authority
なので、Spamhausに登録されてしまっているメーリングリストサービスを利用している会社・店からのメールが、迷惑メールとして扱われることがあります。もしくは、Cloundmark Authorityでの誤判定される事もあります。Pobox.comからは、定期的(私は1日に1回)にレポートが送られてくるので、その中に誤判定メールがないかをチェックする必要があります。この事だけに気をつければ、非常に優秀です。
Gmailにも、自動迷惑メール振り分け機能がありますが、こちらの振り分け機能の方が迷惑です。Gmailはかなり誤判定してくれます。
残念な点
とっても便利なサービスですが、英語でしかサービスを展開していないので、英語を読み書きできないと利用できません。20年近く前の、今よりも英語の出来なかった私でも大丈夫だったので、なんとかなるとは思います。(今でもそれほど英語は得意ではありませんが)
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