THE米朝「地獄八景亡者戯」を聞きました
先週、大阪松竹座で「地獄八景亡者戯」を見てきました。
- 「地獄八景亡者戯」初日を観てきました : プラスα空間 (2016年2月6日)
予習なしの初見だったので、なんだか話がよくわかりませんでした。そのせいなのか、笑いの世界に入って行けませんでした。
私は、後2回ほど「地獄八景亡者戯」を観る予定です。しっかり楽しむために、桂米朝さんのオリジナルの落語を聞きました。平成2年4月22日「京都府立文化芸術会館」にて収録された物です。
[amazonjs asin="B000TLYFEW" locale="JP"]めっちゃ面白い…。本当に、話芸ですね。登場人物がクルクルと変わりながら、サゲまで。一つの話なのに、60分以上あります。面白くて、すでに3回聞いてしまいました。
付いてくる冊子に、「地獄八景亡者戯」をテキスト起こしした物があります。聞き取りにくい細かいところは、この冊子で確認できます。
お芝居版の「地獄八景亡者戯」が、その面白さを引き出せているかどうかですが、微妙な感じです。お芝居では、「地獄八景亡者戯」の世界を再現するよりも、おそらく、桂米朝さんにゆかりのある方を活かした作品にする方向性の方が強かったのでは? と思います。
今回、「地獄八景亡者戯」のCDを聞いて楽しめたのは、あらかじめお芝居で概要がわかっていたからかも知れません。
お芝居の方は、「地獄八景亡者戯」からエッセンスを抜き出し、新たな要素を加えて再構成された物になっています。オリジナルの「地獄八景亡者戯」は、主人公がクルクルと入れ替わります。お芝居では、桂ざこばさんを主人公として、話の筋が通るようになっています。いろいろ制約がある中で、頑張っていると思います。
ちなみに、三倉茉奈さんが演じる芸者の小糸さんは、CDの中には出てきませんでした。
これで、「地獄八景亡者戯」の予習・復習が済んだので、次にお芝居を観る時は、もっと楽しめるかな?
お芝居の方は、明日中日です。みなさん、頑張ってください。
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