浮世絵展を見てきました

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仙台市博物館で、7月17日〜9月6日で開催されている浮世絵展「ご覧あれ浮世絵の華」を見てきました。

浮世絵展

恥ずかしながら、この展覧会を見るまで、浮世絵がどうやって作られているか知りませんでした。浮世絵は、版画なのですね(←これくらい、基本的なことをわかっていない)。

版元が、絵を描く「絵師」と、版画を彫る「彫師」、版画を刷る「摺師」に依頼して、一つの作品ができます。後期の作品を見ると、これが本当に版画なのかと、疑うくらいの出来です。

一部の作品の版画の原盤が展示されていました。彫り方が、めちゃくちゃ上手いです。窪んだ所は平面ではなく、カーブをもたせています。浮世絵上で色がつかない所は、段差を防ぐためにわざと彫らずに残っているのですが、摺師がちゃんとわかっていてインクをつけません。

浮世絵は、多色刷りです。何枚かの版画を組み合わせて使います。その時、ズレが出ないように合わせる技術とか、どうやっているのでしょうか?

この浮世絵展は、実業家の平木信二さんのコレクションのうちから165点を集めたものになります。平木コレクションは、初期の浮世絵から後期の浮世絵まで、作家にこだわらず、浮世絵の歴史がわかるように集めたコレクションで、大変貴重なものなのだそうです。おかげで、大変勉強になりました。

浮世絵は、日本の大切な文化財だと思いました。本当にすごいです。これが、今から200年も前の作品だとは思えません。

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Posted by お市のかた